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赤羽委員 ありがとうございます。
まず、今の御
答弁どおり、もう世に、明らかに政治
責任はあったのだということを謝罪する形をはっきりしてから、この
法案の通過に
国民の理解を得るという姿勢が僕は大事だと思います。
次に、今回のJR等の問題で非常に問題になっております鉄道共済年金の厚生年金への統合に伴う移換金の負担について
質問をさせていただきたいと思います。
まず、このことにつきましては、要するに、まず国鉄改革のときに、六十三年一月の閣議
決定で、清算事業団の債務等については国において処理する、
平成八年の三月、この厚生年金の問題があったときにも、閣議
決定で、移換金の事業団の負担分も事業団の既存の債務等と同様の取り扱い、つまり、これも国において処理するというお話でございます。
今何が問題になっているかというと、JR側の主張は、あの負担区分を決めた、閣議
決定をし法律で決めたあのときの国において処理するは、国が処理するという理解がJRだし、当時の厚生
委員会の議事録を見ていましても、それはみんな国が処理するという
前提で
質疑がされているのですよ。
当時、菅大臣だったですね、
厚生大臣が。菅さんに直接聞けばよかったのですが、気がついたのがきのうの夜だったので、この場であれなのですが、菅さんの
答弁を聞いていても「今持たれている土地とか株とかでできるだけ負債を少なくする、その残ったものは結局は
国民の負担になっていくということを考えれば、」という
発言があるのですよ。菅さんも、国において処理するというのは、国が処理するということで理解をしていたのだろうなと、本人に聞いたわけじゃありません、時間がなくて確認できなかったのですが、そういうものであった。
大体、国において処理するという
日本語がありますか。私、ちょっと失礼ですけれども、私と友達が食事に行った、きょうの代金は私において処理するよと。友達にしてみれば、
赤羽が処理するんだなと。いざ金を払うときに、よし、おれが処理して、おまえがきょうはおごれなんて言ったら、こんなふざけた話じゃ友情
関係はそこで壊れます。
何でこんなわかりにくい
日本語を使うのか。僕はこういうことが、非常に官僚らしいと言うと官僚出身の同僚議員にも怒られますけれども、非常にあいまいな、国が処理するのか、国が
責任を持って負担者を決めるのかとどうでもとれるような、これは何か大蔵省の入れ知恵じゃないかなんていうふうに冗談を言った同僚議員もいますけれども、この国において処理するという話が、
平成八年度の段階で運輸省とJRの間で話し合いがなかったのですか。
当時の厚生
委員会の
質問を見ていますと、みんな聞いているのですよ。七千七百億円もの負担なんかできるのですかと、清算事業団は。こんな真っ赤っかで、何も、土地も売れない、株もまだだというような話の中で、無理でしょう、どうするのですかという話のときに、みんな、国において処理する、何でだれも
質問しないのかなというと、みんな国が処理すると思っているのですよ。
ところが、この段になって、国において処理するから一部をJRが負担しろなんという話は、私は到底理解もできないし、たった一年半前に今日の事態が来るということがわかっているならば、当時は国鉄清算事業団があるから七千七百億はそういう割り当てにするけれども、一年半後、二年後には、清算事業団がなくなるに当たっては一部JRが負担するんですよという話し合いがあるんだったら、JRの七社だって納得すると思いますよ。
ところが、
総理が七社の社長に会ったって納得しないというのは、その
平成八年度の段階で非常にあいまいとした、私は、国において処理するというのをずっと考えたのだけれども、よく理解できないような
日本語で閣議
決定がされているということにすべて問題があるのじゃないのですか。