○深田
委員 社民党の深田肇でございます。短い時間でございますので、いま少しの間、よろしくお願いいたしたいと思います。
けさから、先輩
議員の皆様方と
大臣との応答を注意深く拝聴いたしました。したがいまして、そのことをしっかり踏まえながら、同じことをなるべく御
質問することなく、違った角度で、
国民の側が疑問に思っていることなどについて少し
お話をしておきたいというふうに思います。もちろん、前提条件は、この
法案は賛成でございますので、その点は申し上げたことをしっかり踏まえながら、ひとつ
お話をしていきたいと思います。
国民が大変注目いたしました橋本
行革といいますか、
行政改革は、大変スタートがよかったと思いましたら、瞬間に、担当
大臣の任命につきましてといいますか、選任についてがたがたっと来まして、不信が少し起きたというふうにお互いに思っております。
スタート段階でつまずきましたけれ
ども、その後新しく
大臣に
小里長官が就任されましたので、今や新しい期待感として、その動向に深い関心が集まっていると思いますので、何としても
国民の納得できる
行政改革ができ上がりますように、お互いに頑張ってまいりたいと思っている次第でございます。その
意味から
考えましたら、けさほどからの
大臣の御
答弁を伺っておりますと大変積極的で、しかも詳細にわたっての
お話をいただいているわけでございますから、心から敬意を表しながら、これからもひとつよろしく頑張ってくださいとお願いをいたす次第でございます。
そういったことを申し上げた上で、ちょっと角度を変えて、こんな
質問をしてみたいと思います。
行政改革会議の中間
報告が打ち出されてから、いろいろな動きがあるように思います。例えば
一つ二つ例を挙げますけれ
ども、私
どものようなところにも最近は各
省庁の面々の方々がどんどんとお訪ねいただきまして、
中央の
行政改革の中間
報告について、これではなかなか納得できないんですよと
省庁がおっしゃる。
今日までの各
省庁の流れや実績に比べてみて、ちょっと不都合であってみたり非現実的なものというのがあるようであって、このままの
内容で決まりますと大変混乱を生じかねないと思ったりしますけれ
どもねと、こういうような
お話が、対案をお持ちの方もいらっしゃいますけれ
ども、どの
省庁と申しません、もうほとんどの
省庁と言っていいと思いますけれ
ども、私
どものところにわざわざお越しいただいて御
説明いただく。御
説明いただいているように見えますけれ
ども、あえて言えば、これは
省庁からの要請活動かなと思ってみたりするほどのものが目立っているわけでございます。
私はその際、各
省庁の皆様方に対して、
行政改革会議のメンバーの方々と事前にいろいろな打ち合わせをしたり、いろいろ協議をされているのではないんですかというようなことを率直に
伺いますと、これに対してもまた決まった御
答弁があります。一度、三十分ぐらいヒアリングを求められただけで、そのときに申し上げたので終わっております、こういうようにおっしゃるのですね。そこだけを聞きますと、
省庁によっては中間
報告の方がいいじゃないのというような問題もありますし、
省庁の
説明を聞いて、指摘の中で、なるほどな、そういう点ではいろいろ問題があるねというふうにうなずくこともあります。
こういう
現状について、
大臣はもうしっかりと御承知の上でございましょうけれ
ども、どうも、現在の
省庁と今度のいわゆる
行革会議といいますか、今も
大臣は諮問機関というような
お話をされましたが、その方々との間に、どの程度の意思疎通といいますか、
認識についての意見交換だとかいうものができているのだろうかとちょっと不安に思うこともあります。
その
意味合いで、まずはひとつ、何としても存在する
省庁をより
国民のためによくしようということでやるわけでございますから、御承知の上と思いますけれ
ども、まず
大臣の方から御意見を例えればありがたいと思います。