○浜田(靖)
委員 そういういろいろな御事情はよくわかるのですが、ただ、この決算
委員会の方がこれからバージョンアップするということで、いろいろと議会制度協議会等で決算
行政監視
委員会に改組しようという
お話もあるわけでありますし、その意味では、確かに予算面ですとかいろいろな問題があるかもしれませんけれども、会計検査院としても、やはりそれはそれとして
対応していかなければいかぬ話だと思うのですな。
ここに
一つ新聞記事もあるのですが、会計検査院の皆さん方が
調査に行ってラブホテルに泊まってとか、そういうように予算が足りなくて、果たしてこんなことで
調査ができるのかというような新聞記事もあるのですね。これはちょっとそういう面から、本来会計検査院の皆さん方が一生懸命になって
努力して
調査しているにもかかわらず、そういったことを新聞に書かれることによって、こんなんじゃ満足な
調査はできないのじゃないかというような誤解をされる可能性があるわけですよね。
ですから、ある意味からいけば、本当に強化充実を図っていくということになれば、予算も人員もふやさなければいかぬ話になってしまうと思うわけでありますので、その意味では、院長、大変謙虚な御意見で結構なんですが、せっかくの機会ですから、もっと思い切って
お話ししていただいてもいいのかなと私は思うわけであります。
そこでもう
一つ。先ほど申しましたように、これから決算
行政監視
委員会に改組して
行政監視機能の強化をするという協議がなされておるわけでありますが、その中で、各議院または各議院の
委員会は、その審査または
調査のため必要と認める
ときは、会計検査院に対して、特定の事項について会計検査をし、その会計検査の結果を報告するように求めることなどが検討されておると聞いておるのです。
そこで、仮にこのようなことが実際に行われるようになった場合、政策や事業の評価を求める検査が国会から要請されることも
考えられると思うのですが、会計検査院として、これに対しての抱負、抱負と言ってはおかしいな、決意ですかな、こうするぞというようなものがあればお聞かせ願いたいと思います。
時間の方もちょっと押し迫ってまいりましたので、あわせて、今の決意とともに、
国民の皆さん方に要するにそういった
期待がある、
期待に対してどうやってこたえていくのか、その決意もお
伺いしたいと思います。そして、それをやるには、当然のごとくいろいろな条件を出していただかないと、私どもとしても
対応しかねるというようなこともあると思うのですよ。ですから、その思いも込めて、国会に対しての御要望があれば、ぜひこの機会に院長の方からお聞かせ願いたい。
というのは、この間の、前回のこの決算
委員会のときに、院長が
お答えの中で大変、検査院の立場からすればその
お答えでいいのかもしれぬけれども、我々側から見ると少々下がった形での答弁のように聞こえることがあるのですね。だから、やはり検査院として、我々は与えられた中でしつかりやっているんだ、だからこの件に関してはここまでできます、やりましたということをやはり言っていただきたい。
それから、もしもやるのであるならば、やはり条件を出して、これだけの条件を満たしてくれなければ我々はできかねますというような決意というか自分のお
考えを前面に出していかないと、どうしてもこういった新聞報道のように、足りない部分でマイナスイメージにとられていくというのでは、会計検査院の立場を高めるという気持ちが我々にはあるわけでありますので、その意味では自信を持って
お答え願えればなと思います。
ぜひともその点も含めて
お答えを願えればと思いますので、よろしく
お願いいたします。