○田村公平君 おたくの前の室長の酒井孝さんという方がおられたときに、私
どもの高知県で二名ほど死にましたね。つい最近は高知県の北川村というところで、七十歳の元村議さんが北川村の幹線道路運転中に上から石が落ちてきて直撃弾で死亡したけれ
ども、ほとんどニュースになりません。きのうは鹿児島の方で地震があったので、三十トンの石が落ちてきたというのはちょっと写真入りで出ましたけれ
ども。人間の数が多く死んだからえらいとか一人だからよくないとかいう
意味ではありません。十人単位でありますと大きなニュースになりますが、東京あたりでもし三十トンぐらいの石が落ちてきて人が死んだりしたらこれは恐らく責任問題まで発展するのでしょうけれ
ども、地方都市のニュースは都会では大体取り上げられない。
そういう中で、霞が関の論理が働いて施策が行われているような気もしておりますものですから、人が死んでからじゃなくして、関係各機関と、関係各機関というのは特に
警察であります、駐在さんとかそういうところと連絡をとり、それからもう
一つは、いわゆるワイヤを張って、石が落ちてくればワイヤが切れますから、そうすると信号が発せられるような防災設備もいっぱいあるはずです。どうかそういうことを、これからも道路防災
対策室としては、ただ単に建設省の一課内室という
考え方でなくして、
警察とも連絡をとりながらやっていただきたいと思います。
そこで、時間の関係で三番目の質問に移らせていただきます。
この資料によれば昨年は一万人を切ったということでありますけれ
ども、毎年一万人近い死者が出ている。その
発生率じゃなくして件数では、一番がいわゆる
一般国道、つまり一番から九十九番、昔で言うところの一級国道、そして三けた国道であります。次が市町村道、それから主要地方道、それからいわゆる
一般地方道、それから高規格道というんですか自動車専用道路、それから俗に言う高速道路ということになっております。
そこで、国
道課長に
お尋ねをしたいと思っておりますけれ
ども、
一般国道、例えばわかりやすくいいますと五十五、五十六号線、あるいは三十二、三十三号線、これは大変格式のある古い国道です、昔で言う一級国道です。自歩道すらない道路なんです。そういうところで、例えば家族連れで運転しておってトイレに行きたい、トイレもないんです。あるいは眠気を催してこのまま行ったら居眠り運転になる、一時的に道路わきに寄せるといっても自歩道すらない一番から九十九番の国道であります。
そういうことで、たしか
平成三年十月に一カ月間、高速道路等は御案内のとおり二十キロないし二十五キロ置きにサービスエリア、パーキングエリアがあって
情報が得られますけれ
ども、普通の道路にはないものですから、道の駅というのをたしかモデル事業でおやりになって、全国展開をしておるように承知をしております。
そういう道の駅のハード面はよろしいんですが、ソフト面で、いわゆるITSをにらんだ、単なるカーナビとかVICS
情報だけじゃなくして、きめ細かいソフトウエアの集積場としての道の駅、どのように取り組んでおられるか、
お尋ねをしたいと思います。