○北側
委員 北側一雄でございます。
両
参考人におかれましては、大変お忙しい中大蔵
委員会に御
出席をいただきまして、ありがとうございました。
両
参考人も御存じかと思いますが、今この大蔵
委員会ではどういう法案を審議しておるかといいますと、外為法なのですよ。外為法の改正の審議をしておりまして、恐らくまた近々日銀法の、これはもう全面改正でございます。これがこの大蔵
委員会で審議をなされます。橋本総理が打ち上げられました
東京ビッグバン、
金融制度改革、これに関連する制度改革の法案を今審議しておるわけでございます。恐らくこの秋の臨時国会、来年の
通常国会と、我が大蔵
委員会はこの
金融ビッグバンに向けてのさまざまな制度改革、規制緩和も含めた、また税制の面も含めた改革をしていくための法案審議、制度改革の審議を今やっておるわけでございます。
金融制度改革を進めまして、
市場の効率性とか利便性というものを高めていって、この
日本の東京
市場というのを活性化しよう、グローバルスタンダードに適合した、ロンドンやニューヨークにも負けない、そういう
市場にしていこうということで今制度改革の審議をしておるわけでございますが、そういう中で今回の
事件があったわけでございます。
幾ら制度改革を進めたとしても、やはり
証券業界の持っている、今回の
事件にあらわれるような体質が残っているならば、私は、幾ら制度改革をやっても
投資家はこの東京
市場にはやってこないと思います。東京
市場に対する信頼があって初めて、公正な
市場であるという信頼があって初めて
投資家が投資をしてくるわけでございまして、私は、この際徹底して事実の解明をしないといけない、事実を明らかにする必要がある、今後の
再発防止のためにも事実をしっかりと究明する必要があるというふうに思うのです。
再発防止をするためには、あいまいにしてはいけない。
私は、当
委員会できよう両
参考人に来ていただいておりますのも、特に
酒巻参考人に来ていただいておりますのも、事実の解明をしっかり進めていって、今後の
再発防止、もう二度と、今度このようなことがあったら
日本の
証券市場はもうだめです、もしかしたらもうだめかもしれない、そのことは
酒巻前
社長、
参考人が一番よくわかっていらっしゃるはずです、その中で長年おられたわけでございますから。そういう
意味で私は、ここは徹底してうみを出していただきたい、事実を徹底して明らかにしてもらいたい、そう思うわけでございます。
社内検査を今回の件でなされておると聞いております。いつからどのような
体制で、この
社内調査、
社内検査を今回の件でやっておられるのか、御答弁をお願いいたします。