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嶋崎分科員 おととしはそのど真ん中に僕はいたのだから。林野庁は泣いたのですよ、ゼロのときは。
皆さんがそれで我慢なさるのなら今回はしょうがないなと僕は言ったのです。泣いたのですよ。林野庁と話し合いの上で結論が出た話ではないのですよ。ことしだって二十名を十名減らしているではないですか。だから、おととし減らしたなら、ことしは二十
要求した、二十ふやさなければおかしいのですよ、あのときの理屈が成り立たないとすれば。
そこで、この間、二月二十二日、農林水産
委員会で農林大臣が、国有林野
事業についての同僚の質問に対して非常に重大な御回答をなさっておられます。議事録によりますと、今年度
予算で新たな利子補給等幾つかの
一般会計繰り入れ措置がございましたけれ
ども、この程度ではとてもこの赤字をしのぐということには至らない、やはり何らかのときに今や抜本的な対策を考え直さなければならないと、私も
委員と同様、御
指摘のように思っておりますと。
この
委員は何を言っているかというと、改善
計画についてビジョンの作成を改めてやり直して、手おくれにならないように
省庁を挙げて
努力をしていただきたい、その際、農水省しっかりしてくれ、こう言っているわけ。それで、農林大臣はそれにお答えになっている。
このことは、先ほど私が言ったことと密接不可分なのだ。
平成九年度のときには、林政審の森林資源の整備
計画並びに需給見通しの
方針がほぼ出てきます。森林整備五カ年
計画がことしで終わります。そうしますと、
平成九年度は財政をどうするか。新たな
計画を進めなければならないという一方のニーズに対して、財政をどう裏打ちするか。大変な時期に来ます。ことしになったら、財投から借りたお金は利息を払ったら投資的
経費はないですよ。ゼロですよ、今。
今やそんな事態に立ち至っている中ですから、新規採用の
要求というのは大変厳しいというふうに大蔵から見ればなるでしょう。それを受けて、
総務庁の側からいえば、他
省庁とのバランスを考えてみてそんなことはできぬな、こういうふうに、森林・林業の持っている意義なんかとは
関係なしに、まさに銭の計算でいくとそうなってしまうのですよ。
したがって、きょうは三十五分までですからもう時間がありませんが、ことしのこの八年度
予算については、法案の改正を三本当しています。森林の公有化問題とか、特に財政再建に関連して大蔵も御了承いただいて、造林については、利子について
一般会計から補給するとか累積についてそれを補てんするとかという新しい制度が動き出します。何も新しくはないのだ。本当は三年前に僕がつくったのですが、
予算をつけてなかったからことしから動き出したにすぎないのです。
だけれ
ども、動き出した。これは、造林がいいのならなぜ林道はだめなのですかという
議論が残ります。林道だって公益
事業です。ですから、そういう問題も含んで、まだまだ
一般会計論は必要なのだけれ
ども、しかし、農林大臣がこういう御発言になるぐらいに、この森林整備の五カ年
計画について今後
検討しなければならぬという
一般的な決意を述べておられますが、それだけに、
平成九年度
予算編成というのは、八年度の経験を踏まえて、非常に重要になります。
その認識を
総務庁の
皆さんに持っていただきたいというのが私のきょうの質問ですが、同時に、その際に、今の
日本の森林・林業の将来を考えて、国家公務員並びに国有林野
事業における特別会計の
一般職の採用に当たっては、林野庁の要請に基づいて最大限
総務庁は
努力していただきたい。
あと五分ありますから、これについて少しやりとりしましょう。まず行管
局長、どうですか。