運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1995-06-16 第132回国会 参議院 本会議 第30号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成七年六月十六日(金曜日)    午前十時三分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第三十号   平成七年六月十六日    午前十時開議  第一 鉄道共済年金の長期的安定及び給付と負   損の公平に関する請願(五件)  第二 元陸海軍従軍看護婦に対する処遇に関す   る請願(二十九件)  第三 山西省残留犠牲者救済措置に関する請   願(五件)  第四 法務局、更生保護官署入国管理官署の   大幅増員に関する請願(二十四件)  第五 私学助成制度充実強化に関する請願  第六 いじめ問題解決のための施策充実に関   する請願(四件)  第七 豊かな私学教育実現のための私学助成   に関する請願(二十三件)  第八 障害者雇用率引上げ雇用完全実施、   職域拡大及び指導の強化に関する請願(六件   )  第九 北方領土返還促進に関する請願  第一〇 身体障害者への携帯電話の貸与に関す   る請願(六件)  第一一 介助用ホイスト水平トランスファの   支給基準緩和に関する請願(六件)  第一二 重度障害者ケアハウス設置に関す   る請願(六件)  第一三 重度頸(けい)髄損傷者に対する人工   呼吸器支給に関する請願(六件)  第一四 医療制度対策と改善に関する請願   (六件)  第一五 在宅障害者介助体制確立に関する請   願(六件)  第一六 カイロプラクティック・整体術等、あ   ん摩マッサージ指圧類似行為規制・取締り   の徹底に関する請願(二件)  第一七 建設国保組合の制度安定と国庫補助増   額に関する請願(三件)  第一八 重度心身障害者寝たきり老人とその   介護者が同居可能な社会福祉施設設置に関   する請願(四件)  第一九 腎(じん)疾患総合対策早期確立に   関する請願(七十二件)  第二〇 軟骨異栄養症の患者の医療向上に関す   る請願  第二一 小規模作業所等成人期障害者対策に関   する請願(百九十九件)  第二二 男性介護人に関する請願(四件)  第二三 重度心身障害者とその両親又はその介   護者及び寝たきり老人とその介護者同居入   所可能な社会福祉施設実現化に関する請願   (四件)  第二四 骨髄移植医療体制拡充整備に関す   る請願(二十六件)  第二五 総合的難病対策早期確立に関する請   願(四十六件)  第二六 骨粗しょう症予防のための健診体制の   充実に関する請願(十一件)  第二七 地震に対する総合的な防災対策確立   に関する請願  第二八 一般国道への障害者用公衆トイレの設   置に関する請願(六件)  第二九 建設省職員増員に関する請願(十九   件)  第三〇 建設省の定員の大幅増員に関する請願   (百七件)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、国家公務員等任命に関する件  一、国際問題に関する調査報告  一、国民生活に関する調査報告  一、産業資源エネルギーに関する調査報告  一、日程第一より第三〇まで  一、委員会審査及び調査閉会中も継続する   の件  一、常任委員長辞任の件  一、常任委員長選挙  一、法制局長辞任に関する件  一、法制局長任命に関する件      ——————————
  2. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) これより会議を開きます。  この際、国家公務員等任命に関する件についてお諮りいたします。  内閣から、地方分権推進委員会委員桑原敬一君、長洲一二君、西尾勝君、樋口恵子君、堀江湛君、諸井虔君及び山本壮一郎君を任命することについて、本院の同意を求めてまいりました。  まず、桑原敬一君、長洲一二君、堀江湛君、諸井虔君及び山本壮一郎君の任命について採決をいたします。  内閣申し出のとおり、これに同意することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  3. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 過半数と認めます。  よって、これに同意することに決しました。  次に、西尾勝君及び樋口恵子君の任命について採決をいたします。  内閣申し出のとおり、これに同意することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  4. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 過半数と認めます。  よって、これに同意することに決しました。      ——————————
  5. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、国際問題に関する調査会長から、国際問題に関する調査報告を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。国際問題に関する調査会長沢田一精君。     —————————————    〔調査報告書本号末尾掲載〕     —————————————    〔沢田一精登壇拍手
  7. 沢田一精

    沢田一精君 国際問題に関する調査会における調査経過と結果につきまして御報告を申し上げます。  本調査会は、国際問題に関して長期的かつ総合的な調査を行うため、平成四年八月七日に設置され、以来調査を進めてまいりました。  このたび、三年間にわたる調査活動テーマとして設定いたしました「二十一世紀に向けた日本の責務−アジア太平洋地域の平和と繁栄に向けて—」のもと、九の課題と十八の提言から成る最終報告書を取りまとめ、去る六月八日、これを議長に提出いたしました。  その主な内容は次のとおりであります。  第一に、「アジア太平洋地域における平和の構築を目指して」と題して、平和を構築するためには各般の分野における対話と協力の仕組みが強固になることが大切であるとの立場から、「平和の構築に向けた地域協力拡充信頼醸成措置具体化推進」及び「安定した国造りに向けた多国間プロジェクトの展開」という二つの課題を掲げ、これらにつきまして、アジア太平洋諸国との間で、海上保安分野協力強化するとともに、防災協力災害時の相互支援体制確立に努力すること、カンボジア等における地雷除去等安全確保復興支援のための協力強化することなどを提言いたしました。  第二に、「国際文化交流の多元的かつ多面的な推進を図るために」と題して、国際文化交流のさらなる進展のため、さまざまな主体により幅広い活動推進される必要があるとの視点から、「国際文化交流実施体制拡充」、「多角的な国際交流基盤強化」及び「国際文化協力拡充」という三つ課題を掲げ、これらにつきまして、国際交流基金について予算、人員の増強を計画的に推進するとともに、事業内容充実多様化に努めること、地方自治体民間団体の主体性を尊重し、国と地方の協調、連携を重視して、地方民間国際交流活動支援に努めること、民間における文化遺産保存修復活動に対する支援強化することなどを提言いたしました。  第三に、「国民理解支持参加を得た経済協力を進めるために」と題して、アジア太平洋地域における我が国経済協力、特に政府開発援助の果たした役割を踏まえ、今後とも国民理解支持参加を得た経済協力推進することが重要であり、また本調査会における調査及び委員間の意見交換を踏まえ、ODAあり方及び経済協力に関する基本法立法化について引き続き検討が深められるべきであるとの認識を示したのであります。  さらに、「援助多様化への積極的対応」、「国民参加型援助充実」、「援助実施体制拡充」及び「国会ODAに対する関与強化援助評価活動充実」という四つ課題を掲げ、これらにつきまして、ODAによる地球規模問題への支援をより一層拡充すること、開発途上国人材養成のため人づくり援助強化すること、民間援助団体に対する支援を段階的に拡充するとともに、地方自治体による国際協力との連携を一層強化支援拡充すること、援助実施要員の計画的な拡充を図るとともに、援助関係省庁実施機関連携強化すること、国会ODAに対する関与強化する視点から、ODAあり方について恒常的な調査審議が進められるべきこと、「援助事後評価中期計画」を策定し事後評価推進することなどを提言いたしました。  以上が本報告書の主な内容であります。  政府並びに関係各方面におかれましては、本報告書を十分御検討の上、今後の施策に反映されますよう要望するものであります。  ここに、本調査会活動を終えるに当たりまして、参考人皆様方を初め関係各位に心から感謝申し上げまして、私の御報告を終わります。(拍手)      ——————————
  8. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、国民生活に関する調査会長から、国民生活に関する調査報告を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。国民生活に関する調査会長鈴木省吾君。     —————————————    〔調査報告書本号末尾掲載〕     —————————————    〔鈴木省吾登壇拍手
  10. 鈴木省吾

    鈴木省吾君 国民生活に関する調査会における調査経過と結果を御報告申し上げます。  我が国におきましては、世界に例を見ない急速な高齢化が進展する中で、来るべき本格的高齢社会にいかに対処するかが重要な課題となっております。このため、本調査会は、今期調査テーマを「本格的高齢社会への対応」とし、これまで三年間にわたり鋭意調査を続けてまいりました。最終年に当たる本年におきましては、調査会設置趣旨を踏まえ、これまでの調査の結果に基づく立法措置を視野に入れ議論を進めてまいりました。その結果、各会派の合意を得て、高齢社会対策基本法案国民生活に関する調査会として提出したところであります。  今般、これまでの調査経過と結果についての報告書がまとまり、これを議長に提出いたしました。  以下、その概要について申し上げます。  まず、高齢社会対策基本法案を提出するに至るまでの調査概要についてであります。  初年度におきましては、高齢社会の現状と課題を概観し、「高齢社会における施策総合的推進を図るための基本的な法律の制定」など十項目政策提言を含む中間報告をまとめ、平成五年八月、議長に提出いたしました。二年度目におきましては、家族・医療生活保障三つ分野について高齢者福祉視点から施策を検証し、「個々の高齢者のニーズに対応した介護システム構築」など十四項目政策提言を含む中間報告をまとめ、平成六年六月、議長に提出いたしました。  三年度目となる本年におきましては、まず、二年度目の調査報告提言部分を中心にフォローアップを行いました。また、参考人からの意見聴取委員間での意見交換などにより、高齢社会対応するための施策あり方等についての検討を重ね、高齢社会対策基本法案を取りまとめ、提出いたしました。  次に、高齢社会対策基本法趣旨施策基本的方向についてであります。  まず、社会のあるべき姿について申し上げます。  長寿を喜び合える社会は、すべての国民がひとしくかけがえのない個人として互いに尊重し合い、その生涯をみずからの選択に基づいて生き生きとして安心して暮らせる社会であります。このような社会実現するため、高齢社会対策基本法は、高齢社会対策基本理念として「公正で活力ある社会」、「自立と連帯の精神に立脚した社会」、「豊かな社会」を構築すべきことを明らかにしております。  次に、高齢社会対策基本となるべき事項について申し上げます。  本報告書におきましては、就業及び所得、健康及び福祉学習及び社会参加生活環境四つ分野について、施策を実施する上での基本的な考え方を明らかにしております。  就業所得に関しましては、高齢者雇用機会確保労働時間短縮、公的年金制度安定等が必要であること、また、健康・福祉に関しましては、保健・医療福祉サービス総合化健康づくり医療供給体制整備介護環境整備福祉等に関する教育充実などが必要であることを明らかにしております。また、学習社会参加に関しましては、生涯学習機会確保地域における社会参加促進等が必要であること、生活環境に関しましては、福祉町づくり高齢者に適した住宅整備高齢者に対する防災防犯体制整備等が必要であることを明らかにしております。  次に、高齢社会対策を総合的に推進するためには、関係行政機関相互調整等を行う特別な機関としての高齢社会対策会議設置することが必要であるとしております。  以上が報告書概要であります。  最後に、高齢社会対策基本法が成立し、雇用年金医療福祉教育社会参加生活環境等に係る社会システム高齢社会にふさわしいものとなり、国民だれもが長寿を喜び合える社会実現されることを期待して報告といたします。(拍手)      ——————————
  11. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、産業資源エネルギーに関する調査会長から、産業資源エネルギーに関する調査報告を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 原文兵衛

  13. 三重野栄子

    三重野栄子君 産業資源エネルギーに関する調査会における調査経過と結果について、その概要を御報告申し上げます。  本調査会は、産業資源エネルギー問題に関する調査を行うため、第百二十四回国会設置され、以来三年間にわたり、参考人からの意見聴取地方公聴会の開催、委員間の自由討議等を重ね、その調査結果を最終報告書として取りまとめ、去る八日、議長に提出いたしました。なお、この間、平成五年六月及び同六年六月には、それぞれ中間報告議長に提出しております。  以下、調査概要について申し上げます。  近年における我が国産業資源エネルギーをめぐる情勢は、国際化等に伴う産業構造変化への対応、継続する円高進行産業空洞化の懸念、内需主導型経済と新産業の創出・育成エネルギー利用効率化対策、地球環境問題と新エネルギー供給体制等課題に直面しております。  こうした中で、本調査会は、「二十一世紀に向けての産業資源エネルギー政策課題」を調査テーマに設定し、初年度は「労働力問題」と「省エネルギー対策」を、第二年度は「企業行動あり方」と「エネルギー供給体制」を、第三年度は「産業構造変化雇用問題」と「新エネルギー開発」等に焦点を当て、調査を行ってまいりました。  これらの中から主要な項目について申し上げますと、まず、産業問題では、低成長下産業構造において持続可能な経済発展完全雇用を維持するため、計画的な公共投資拡大による内需主導型経済実現が重要であること、産業空洞化対応するため、円高対策規制緩和等推進し、新産業育成に努めるとともに、産業構造高齢化社会環境調和型社会に適応するよう転換していくこと、失業者増大等の深刻な雇用問題に対処して、女性雇用機会拡大高齢者雇用促進を図るとともに、新産業等への労働力移動が円滑に行われるよう職業訓練等雇用保護施策充実すること、企業社会貢献活動推進するため、企業寄附金に対する税制の見直し、従業員ボランティア参加の際の体制整備、国及び地方公共団体による情報提供等システム確立すること等が指摘されました。  次に、資源エネルギー問題では、エネルギー需要の伸びに対応した適切な供給体制整備実現し、また、地球環境問題に配慮したエネルギー効率的利用太陽光発電等エネルギー開発に努めること、国及び地方公共団体は、公共施設都市整備において、新エネルギーシステム導入に努め、住宅等事業においても助成措置等を講じてこの推進を図り、そのための執行体制整備するとともに、国民省エネルギー意識育成に努めること、原子力発電施設核燃料処理施設廃棄物処理施設等は、安全性確立が絶対的条件であり、地震災害等を含む安全指針を常時点検し、事故、トラブル等の際の危機管理対策強化すること等が指摘されました。  また、調査の過程において、経済構造的変化への適応の円滑化に関する施策企業社会貢献活動推進施策、新エネルギーシステム導入促進に関する施策について立法化検討が提唱され、その中で、特に新エネルギー施策については、法制局を経て、新エネルギーシステム導入促進に関する法律案大綱(素案)に整理するとともに、関係省庁からの意見を聴取しましたが、引き続き検討を深め、成果を得るよう努力することといたしました。  本調査会は、こうした調査を踏まえ、政策的対応を求めるものとして十二項目にわたる提言を取りまとめました。  産業問題では、持続的内需主導型経済実現国民生活に密着した公共投資拡充規制緩和等による内外価格差是正に向けての総合的施策推進産業構造変化に伴う新産業育成並びに中小企業対策労働力移動円滑化のための労働者保護対策物流分野におけるモーダルシフト推進のためのインフラ整備等であり、資源エネルギー問題では、省エネルギー対策推進国民意識の啓蒙、公共施設都市整備及び住宅建設等への新エネルギーシステム導入促進エネルギー資源リサイクルに向けた廃棄物発電推進原子力発電における安全及び危機管理対策推進等でありますが、これらは早急に国政に反映されるよう期待するものであります。  なお、本調査会調査テーマは、変化する経済社会の中にあって、ますます広範な対応が要請されています。三年間の論議、立法化検討提言等が今後に生かされ、さらに充実した成果が集約されますことを切望する次第であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手)      ——————————
  14. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 内閣委員長外委員長から報告書が提出されました日程第一ないし第三〇の請願を一括して議題といたします。     —————————————    〔審査報告書本号末尾掲載〕     —————————————
  15. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) これらの請願は、各委員長報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、これらの請願は各委員会決定のとおり採択することに決しました。      ——————————
  17. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、委員会審査及び調査閉会中も継続するの件についてお諮りいたします。
  18. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 本件は各委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、本件は各委員長要求のとおり決しました。      ——————————
  20. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、お諮りいたします。  決算委員長前畑幸子君から委員長辞任いたしたいとの申し出がございました。  これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、許可することに決しました。      ——————————
  22. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、欠員となりました決算委員長選挙を行います。  つきましては、決算委員長選挙は、その手続を省略し、議長において指名することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、議長は、決算委員長今井澄君を指名いたします。    〔拍手〕      ——————————
  24. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、お諮りいたします。  本院法制局長中島一郎君から法制局長辞任いたしたいとの申し出がございました。  同君の辞任を承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、承認することに決しました。      ——————————
  26. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) つきましては、この際、法制局長任命に関する件についてお諮りいたします。  法制局長田島信威君を任命いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) 御異議ないと認めます。  よって、本件は承認されました。      ——————————
  28. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) この際、一言あいさつを申し上げます。  今期国会は、明後十八日をもって百五十日の会期を終了いたしますが、この間、議員各位におかれましては、会期当初より阪神・淡路大震災、円高問題、サリン事件等を初め、幾多の重要問題の審議に精力的にお取り組みいただきました。皆様の御熱意と御協力に心から感謝と御礼を申し上げます。  さて、本年は、本院議員改選期に当たり、皆様のうち半数の方々は来る七月二十二日をもって任期を終了されるわけでありますが、皆様が、多年、名誉ある本院議員として国政審議尽力され、数々の御功績を残されましたことに対し、心から敬意を表するものであります。  とりわけ、今回の改選を機に勇退される皆様には、まことに惜別の情やみがたく、お名残尽きないものがあります。どうぞ、くれぐれも御自愛の上、今後とも我が国議会政治発展のために御支援賜りますようお願い申し上げます。  また、来るべき選挙に重ねて立候補される方々におかれましては、御健闘の上ぜひとも御当選されますよう、心からお祈り申し上げます。  私もまた、今期改選を機に引退いたしますが、平成四年八月の議長就任以来、三年にわたり、激動する政局の中にあって無事その職員を果たすことができましたことは、皆様の御厚情と御協力のたまものと衷心より御礼を申し上げます。  また、この間、赤桐議長におかれましては、その高い御見識と円満なる御人格をもって、議院の公正な運営権威高揚のため格別の御尽力をいただきました。ここに、改めて厚く御礼申し上げます。  国事ますます多端な折から、本院に対する国民期待はますます大きくなっております。多年にわたる参議院改革も徐々にその実を結びつつありますが、参議院が本来の役割を遺憾なく発揮し、その存在意義をますます高めていくためには、不断の努力と絶えざる創意工夫が必要であります。皆様の変わらぬ御熱意と御尽力によりまして、参議院がより一層「参議院らしい参議院」として、この国民期待にこたえられますよう、心からお願いを申し上げます。  簡単ではございますが、私のごあいさつとさせていただきます。  皆さん、本当にありがとうございました。    〔拍手〕  小川仁一君から発言を求められております。発言を許します。小川仁一君。    〔小川仁一登壇拍手
  29. 小川仁一

    小川仁一君 甚だ僣越でございますが、年長のゆえをもって、来る七月二十二日に任期を満了する議員を代表し、一言あいさつを申し上げます。  ただいまは議長から御丁重なごあいさつをいただき、まことにありがとうございました。  私どもは、今日まで、本院議員として国政に参画し、微力ながらその使命達成のために努めてまいりました。この間、議長、副議長を初め、同僚議員各位から賜りました御厚情と御支援に対しまして、ここに謹んでお礼を申し上げる次第でございます。  このたびの改選を機に引退される原議長には、特にお礼を申し上げたいと存じます。  原議長は、平成四年八月に議長に御就任以来、その円満なお人柄と高い見識により中立公正な運営を行われ、その重責を全うされました。本院の改革についても熱意を注がれ、参議院改革協議会での御討議と各会派の御協力により、貴族院秘密会議事速記録の公開など、本院の独自性の発揮と権威高揚に多大の成果を上げられました。  任期満了議員のうち引き続き選挙に臨まれる皆様は、こぞって当選されるよう、心からお祈りいたします。  また、私どものうち退任する者は、今後は国民の一人として社会のためにお役に立つよう微力を尽くす所存でございます。今後とも皆様方の御指導をお願いいたします。  現下、我が国の情勢は内外極めて多事多端でございます。皆様方におかれましては、一層御自愛の上、本院の使命達成我が国発展のために御尽力くださいますよう、切にお願い申し上げます。  まことに簡単でございますが、これをもちましてお礼とお別れのごあいさつといたします。  長い間ありがとうございました。    〔拍手
  30. 原文兵衛

    議長原文兵衛君) これにて散会いたします。    午前十時三十六分散会      ——————————