○河村(た)
委員 ということは、初めから
放送ということで限って交渉されたということなんで、それは非常に紳士的ということになると思いますけれ
ども、ある
意味じゃそれは残念なことでございまして、どうせやるんだったら、ディジタルですから、やはり大いに、よその通産の領域まで食ってまうというぐらいな迫力でやっていかれた方が、最後は調整するのですから、それは優秀な
大出大臣にお任せしていけば、そこの最後はネゴがきくと思うので、そういうふうになるべきだろうとは思うのです。
そこで
大臣にお伺いしたいのは、こういうような話は、
ソフトといいますか、そちらの
基本ソフトの
分野ですとか三次元処理のもの、そういうところではおくれているよという話で、何とかせないかぬという話はあまたありまして、しかしそうでもないという話もあるんですが、やはりかなり
基本ソフトとか三次元処理、それにまつわる例えば商取引やなんかの設計図から全部マニュアルなんかまでのそういうものを一体的に電子取引で処理する、そういうものはおくれておると思うのです。
そういうようなことを考えますと、どうもこれは
大臣の政治家の判断として、やはり
郵政省、通産省それから文部省、これは文化庁ですか、そういうことよりも、
アメリカはそこのところを別につくりまして、タスクフォースを、戦略機関をつくりまして、例えば
郵政省でもいわゆるテレコム三局、それから通産の機情局ですか機械
情報産業局、それからもう一丁ついでに、ついでにというと怒られますけれ
ども文部省までいって、そういう三つで新しい本部を完全に別につくる。官邸でやっておるのもいいですけれ
ども、そういうようなところを大いにそこまで踏み込む視点をとられないと、どうも何か総合的な戦略ということではせっかくこういうことを考える、僕は
郵政省立派だと思いますよ、まだ正直言ってこれがどれくらい使えるかどうかわからぬですしね。はっきり言って、かなり大きい高価なサーバーも要ると思いますし、先ほ
ども話も出ておりましたけれ
ども、
家庭のテレビの横に
情報冷蔵庫みたいのをつくる、セットトップボックスをつくるということになると思いますが、これもまた数十万、物すごいかかるだろうという状況の中で、とにかく第一歩切り込もうという勇気は非常に買うのですけれ
ども、せっかくやるんだったら、もう
一つ郵政省としては我が身を削りながら、今のテレコム三局、機情局それから文化庁、そういうようなところで新しい
情報産業の戦略を組んでいこうかというところを、ひとつ非常に勇気のあるといいますか聡明な
大臣のことでございますから、どうですか、そういう発想は。