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1994-06-15 第129回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
平成
六年六月十五日(水曜日) 午後零時三十分開会
委員
の
異動
—————————————
四月十九日
辞任
補欠選任
三石
久江
君
中尾
則幸
君 六月十五日
辞任
補欠選任
北澤
俊美
君
釘宮
磐君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
木宮
和彦
君 理 事
伊江
朝雄君
肥田美代子
君
池田
治君 委 員 板垣 正君 大浜
方栄
君 北 修二君 柳川
覺治
君 北村
哲男
君 庄司 中君
中尾
則幸
君 渕上 貞雄君
釘宮
磐君
武田邦太郎
君
風間
昶君 高桑 栄松君
喜屋武眞榮
君
国務大臣
外 務 大 臣
柿澤
弘治
君 国 務 大 臣 (
総務庁長官
)
石田幸四郎
君 国 務 大 臣 (
沖縄開発庁長
官)
佐藤
守良
君
政府委員
総務政務次官
石井
紘基
君
総務庁長官官房
審議官
兼
内閣審議官
上村 知昭君
沖縄開発政務次
官
星野
朋市君
沖縄開発庁総務
局長
渡辺 明君
沖縄開発庁振興
局長
瀧川
哲男
君
外務政務次官
平田
米男
君
外務省北米局長
時野谷 敦君
外務省欧亜局長
野村 一成君
外務省条約局長
丹波 實君
事務局側
第一
特別調査室
長 下田 和夫君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
沖縄
及び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
(
平成
六年度
沖縄
及び
北方
問題に関しての
施策
について) (
派遣委員
の
報告
)
—————————————
木宮和彦
1
○
委員長
(
木宮和彦
君) ただいまから
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会
を開会します。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る四月十九日、
三石久江
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
中尾則幸
君が選任されました。 また、本日、
北澤俊美
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
釘宮磐
君が選任されました。
—————————————
木宮和彦
2
○
委員長
(
木宮和彦
君)
沖縄
及び
北方
問題に関しての
対策樹立
に関する
調査
を議題とし、
平成
六年度
沖縄
及び
北方
問題に関しての
施策
について、
関係大臣
から
所信
を聴取いたします。 まず、
柿澤外務大臣
から
所信
を聴取いたします。
柿澤外務大臣
。
柿澤弘治
3
○
国務大臣
(
柿澤弘治
君) このたび
外務大臣
を拝命いたしました
柿澤
でございます。
木宮委員長
初め
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会委員
の
皆様
の御
指導
を
お願い
申し上げるとともに、あわせて
所信
の
一端
を申し述べたいと思います。 まず、
北方領土
問題について申し述べます。 第二次大戦が終了して後四十九年が経過しようとしている今日に至っても
北方領土
問題がなお未
解決
であることは、
日ロ両国
にとりまことに遺憾なことであります。私は、
北方領土
問題を
解決
し、
平和条約
を締結して
日ロ関係
の完全な
正常化
を達成するため最善の
努力
を払う
所存
であります。 昨年十月の
エリツィン大統領
の訪日により今後の
関係進展
のための新たな
基礎
が築かれ、その
成果
は
日ロ両国首脳
の署名した
東京宣言
に結実しております。その後も、
種々
のレベルを通じ
日ロ
間の
対話
と
交流
はその幅を広げております。このような中、三月の
羽田大臣
の
訪ロ
においては、
東京宣言
を
基礎
として領土問題を含め
両国関係
をさらに進めていく
決意
を改めて確認いたしました。
ロシア情勢
は、
内外とも
に引き続き困難で不透明な
状況
が続くものと予想されますが、
日ロ関係
の完全な
正常化
は
日ロ
二国間のみならず
アジア
・
太平洋
の平和と安定のために極めて重要であることは言うまでもありません。私としては、このために
日ロ
間の
政治対話
を一層
促進
し、
両国
にふさわしい
協力関係
の展望が開かれるよう
全力
を尽くす
所存
であります。 次に、
沖縄
に関する事項について申し述べます。
東西冷戦
は終了したものの、今日の
国際社会
は、北朝鮮の核
開発
問題に象徴されるような
大量破壊兵器
の拡散の懸念を初めとして、依然として
種々
の
不安定要因
を内包しています。 このような
国際情勢
の中にあって、
日米安保体制
は、
我が国
が安全を確保していくために必要な
抑止力
を提供するとともに、
国際社会
における広範な
日米
間の
協力関係
に安定した政治的な
基盤
を与えております。また、この
体制
は
アジア
・
太平洋地域
の
安定要因
となっている米国の
存在
を確保する上でも不可欠の手段となっております。
政府
としては、このような
意義
と
重要性
を有する
日米安保体制
を堅持し、その円滑な運用と
信頼性
の向上のためにできる限りの
努力
を払っていく
所存
であります。 他方、
沖縄
においては
米軍施設
、
区域
の密度が高く、その
整理統合
や
公共
の安全の確保について
沖縄県民
の
方々
から強い
要望
があります。
政府
としては、
安保条約
の
目的達成
と
地域住民
の
要望
との
調和
を図りつつ、
基地
の
整理統合
の
促進
を初めとして
沖縄
における諸問題の
解決
のため
格段
の
努力
を払っていく考えであります。 今日、
外交
と内政は
一体
であります。
国際社会
における
我が国
の立場と果たすべき
役割
について
国民
の御
理解
を得るためにも、本
委員会
での御議論は重要な
役割
を果たすものと確信しております。 私もその任務を全うすべく
全力
を尽くす
決意
でありますので、本
委員会
の
皆様
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう心から
お願い
を申し上げます。 どうもありがとうございました。
木宮和彦
4
○
委員長
(
木宮和彦
君) 以上で
柿澤外務大臣
の
所信表明
は終わりました。 どうぞ御退席いただいて結構でございます。 次に、
石田総務庁長官
から
所信
を聴取いたします。
石田総務庁長官
。
石田幸四郎
5
○
国務大臣
(
石田幸四郎
君) 今回の新
内閣発足
に伴い、引き続き
総務庁長官
を拝命し、
北方対策本部長
として、
国民的重要課題
である
北方領土
問題の
解決促進
に取り組むことになりました
石田幸四郎
でございます。
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会
の開催に当たり、
北方領土
問題につきまして
所信
の
一端
を申し述べたいと存じます。
我が国固有
の領土である
北方領土
は、戦後半世紀を迎えようとする今日もなお
ロシア
の不法な占拠のもとに置かれております。この
北方領土
問題を
国民
の総意に基づいて一日も早く
解決
することが重要であると強く認識しております。 昨年十月の
エリツィン
・
ロシア大統領来日
の結果、
北方領土
問題を歴史的、法的事実に立脚し、
両国
の間で
合意
の工作成された諸
文書
及び法と正義の原則を
基礎
として
解決
するという明確な
交渉基盤
が確立され、今後、領土問題を含む
日ロ関係
の完全な
正常化
を目指して
外交交渉
を続けていくことが確認されました。 しかしながら、現在、
ロシア
は改革に伴う多くの政治的、経済的諸問題に直面しており、そのために
北方領土返還実現
に向けての具体的な
進展
が見られない
状況
にあります。このことはまことに遺憾でありますが、その一日も早い
解決
に向けて、今後とも最大限の
努力
を払う必要があります。 私自身、昨年の十月、根室を訪れ、納沙布岬から
北方領土
を直接この目で見るとともに、元島民の
皆様
を初め
地元
の
方々
にお会いし、率直な御
意見
を承ってまいりました。そのときお伺いしました厳しい
実情
や
関係者
の切なる願いを深く心に刻み、一層の
努力
をする
決意
を新たにした次第でございます。
総務庁
といたしましては、厳しい
外交交渉
を支える
国民世論
の結集が不可欠であるとの認識に立ち、今後とも引き続き広報、啓発の
充実
、
返還要求運動
の
全国
的な
発展強化
などの
推進
に一層努めてまいる
所存
であります。 とりわけ、本年三年目を迎えた
北方
四島との
交流事業
につきましては、友好的な
関係
の中での直接
対話
を通じ、
相互理解
の増進が図られるなど、相当の
成果
が上がってきているところであります。特に、
北方
四島
在住ロシア人
が従来
我が国
や日本人に対して抱いていた誤解や不安が解消されつつあるということは、この
交流事業
の
意義
を端的に物語るものでありますので、この
事業
の
充実
に努めることといたしております。 また、元
居住者
に対する援護、
隣接地域
の
振興等
の諸
施策
につきましても、今後とも
推進
してまいる
所存
であります。
北方対策本部長
といたしまして、与えられた職責の重さを痛感し、
誠心誠意職務
の遂行に当たる
所存
でございますので、
委員長
を初め
委員
の
皆様方
の御
理解
と御
協力
、また御
指導
を
お願い
申し上げる次第でございます。よろしく
お願い
申し上げます。
木宮和彦
6
○
委員長
(
木宮和彦
君) 以上で
石田総務庁長官
の
所信表明
は終わりました。 どうぞ御退席いただいて結構でございます。 次に、
佐藤沖縄開発庁長官
から
所信
を聴取いたします。
佐藤沖縄開発庁長官
。
佐藤守良
7
○
国務大臣
(
佐藤守良
君) このたび
沖縄開発庁長官
を拝命いたしました
佐藤守良
でございます。
木宮委員長
を初め
委員
の
皆様
の御
指導
と御
鞭撻
を心から
お願い
申し上げます。 さて、
沖縄開発庁長官
として
所信
の
一端
を申し述べます。 多難な道を歩んできた
沖縄
が復帰して二十年余りが経過いたしましたが、この間、
沖縄
の
振興開発
のための諸
施策
が講じられ、
多額
の国費の投入と
県民
のたゆまざる
努力
により、
学校教育施設
を初め、
道路
、
空港
、
港湾等
の
交通通信施設
、
上下水道等
の
生活環境施設等
の
社会資本
の
整備
は大きく前進し、
本土
との
格差
は次第に縮小されるなど
沖縄
の
経済社会
は総体として着実に発展してまいりました。 しかしながら、
沖縄
は
本土
から遠く隔離され、
県土
が
離島
で構成されるという
不利性
を持ち、また広大な
米軍施設
、
区域
が
存在
するなど、
種々
の
要因
により
沖縄
の
経済社会
は今なお
生活
、
産業基盤
の面で
整備
を要するものが多く見られますとともに、
全国
との
所得格差
の
存在
、
産業振興
、雇用の問題など多くの
課題
を抱えております。 このため、
沖縄開発庁
といたしましては、今後、第三次
沖縄振興開発計画
に基づき、引き続き各面にわたる
本土
との
格差
を是正し、
自立的発展
の
基礎条件
を
整備
するとともに、
沖縄
の特性を積極的に生かした特色ある
地域
として
整備
を図り、平和で活力に満ち潤いのある
沖縄
の
実現
に向け、諸
施策
を
推進
することとしております。 また、第三次
沖縄振興開発計画
の三年度目に当たる
平成
六年度予算につきましては、総額二千九百八十二億円、その大半をなす
沖縄振興開発事業費
は、
公共事業関係費
を中心に前年度に対して四・二%増の二千七百七十億円を計上し、新しい時代に向け諸
施策
の積極的な展開に十分配慮したところであります。 私といたしましては、今後とも、
沖縄
県の
実情
、
沖縄県民
の意向を十分に踏まえながら、
県民
と
一体
となって
沖縄
の
振興開発
に積極的に取り組んでまいる
所存
でございます。
木宮委員長
初め
委員
の
皆様方
の一層の御
理解
と御
協力
を心から
お願い
申し上げまして、私の
所信
といたします。 ありがとうございました。どうぞよろしく
お願い
いたします。
木宮和彦
8
○
委員長
(
木宮和彦
君) 以上で
佐藤沖縄開発庁長官
の
所信表明
は終わりました。 どうぞ御退席いただいて結構でございます。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。
—————————————
木宮和彦
9
○
委員長
(
木宮和彦
君) 次に、
平田外務政務次官
、
石井総務政務次官
及び
星野沖縄開発政務次官
からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
平田外務政務次官
。
平田米男
10
○
政府委員
(
平田米男
君) このたび
外務政務次官
を拝命いたしました
平田米男
でございます。
柿澤外務大臣
を補佐いたしまして、微力ではありますが、
職務
を全うするため
全力
を傾ける
所存
であります。
北方領土
問題につきましては、
東京宣言
を
基礎
として四島の
返還
を
実現
して、
平和条約
を締結し、
日ロ関係
の完全な
正常化
を図るとの
基本方針
を貫き、さらに粘り強く
対ロ外交
を進めていく
所存
であります。 また、
沖縄
に関しましては、
日米安全保障条約
の
目的達成
のために緊要な
米軍
の
施設
、
区域
の
安定的使用
と
周辺住民
の
要望
との
調和
を図りつつ、
沖縄
の諸問題の
解決
のため
努力
していく
所存
であります。
木宮委員長
を初め本
特別委員会
の各
委員
の御
指導
、御
鞭撻
と御
協力
を
お願い
申し上げまして、就任のご
あいさつ
とさせていただきます。よろしく
お願い
いたします。
木宮和彦
11
○
委員長
(
木宮和彦
君) どうぞ御退席いただいて結構でございます。
石井総務政務次官
。
石井紘基
12
○
政府委員
(
石井紘基
君)
総務政務次官
を拝命いたしました
石井紘基
でございます。
北方領土
問題の
解決
は
国民的重要課題
でございます。私は
石田長官
のもとに
全力
を傾ける覚悟でございます。
委員長
を初めといたしまして、
委員
の
皆様方
の
格段
の御
指導
、御
鞭撻
を心から
お願い
申し上げまして、ご
あいさつ
とさせていただきます。 ありがとうございました。
木宮和彦
13
○
委員長
(
木宮和彦
君) どうぞ御退席いただいて結構でございます。 次に、
星野沖縄開発政務次官
。
星野朋市
14
○
政府委員
(
星野朋
市君) このたび
沖縄開発政務次官
を拝命いたしました
星野朋
市でございます。どうぞよろしく
お願い
をいたします。
佐藤沖縄開発庁長官
の御
指導
のもと、一生懸命
佐藤長官
を補佐して、
沖縄振興開発
のために
全力
を尽くす
所存
でございます。
木宮委員長
を初め諸
先生方
の一層の御
指導
、御
鞭撻
のはど、心から
お願い
を申し上げまして、ご
あいさつ
にかえさせていただきます。 ありがとうございました。
木宮和彦
15
○
委員長
(
木宮和彦
君) ありがとうございます。 お忙しかったらどうぞ御退席いただいて結構でございますが、この後
派遣委員
の
報告
もございますので、
沖縄政務次官
には聞いていただけたらと、このように思いますので、よろしく
お願い
します。
—————————————
木宮和彦
16
○
委員長
(
木宮和彦
君) 次に、先般当
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
肥田美代子
君。
肥田美代子
17
○
肥田美代子
君
沖縄
及び
北方
問題に関する
特別委員会派遣報告
。 先般、当
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、便宜私から御
報告
申し上げます。 今回の
委員派遣
は、
沖縄
県における
厚生年金
の
格差
問題及び
駐留軍用地
の
返還等
に係る
問題等
の
実情
を
調査
するため、二月二十八日から三月二日までの三日間にわたり、
木宮委員長
、
伊江理事
、
坪井理事
、
池田理事
、三石
委員
、
井上委員
、
風間委員
、
喜屋武委員
、それに私、
肥田
の九名が
沖縄
県に
派遣
されました。
沖縄
県が
本土
に復帰してから二十一年が経過いたしました。この間、
本土
との
格差
を是正し、
自立的発展
のための
基礎条件
を
整備
し、平和で豊かな
沖縄
県を
実現
するために、
沖縄
の
振興開発
が積極的に実施されてきました。しかし、長く
米軍施政権下
にあったこと等の
特殊事情
から
沖縄
はなお
解決
を要する多くの
課題
を抱えております。 今回の
調査
の
主要テーマ
の一つであります
沖縄
の
厚生年金
の
格差是正
問題は、
沖縄県民
の長年の悲願であり、これまで二度にわたり
特例措置
が講じられましたが、なお
年金
の
加入期間
が短いため、
年金額
が
本土
と比較して低い
状況
になっておりました。去る一月、
関係省庁検討会
は、
沖縄
県からの提案を踏まえ、過去に加入できなかった
期間
に相当する
期間分
について、将来に向けて特例的に加入することを認め、
次期年金制度改正
において対応すると約束いたしました。しかしながら、
格差是正
のための
保険料納付
は、その金額が
個人負担
でかつ
多額
であるため、
軽減措置
を図ることが
課題
となっております。 次に、
駐留軍用地
の
返還等
に係る問題でありますが、
沖縄
県には
県土面積
の一一%に相当する
駐留軍用地
が
存在
しております。こうした広大な
駐留軍施設
、
区域
については、
日米
両
政府
間で
返還合意
のあった
施設
、
区域
及び
地域
の
振興開発
上必要な
施設
、
区域
の
早期
かつ計画的な
返還
を求め、
駐留軍用地
の
整理縮小
を
促進
する。また、
駐留軍施設
、
区域
の
返還
に当たっては、適切かつ計画的な
返還
及び
返還跡地
の
有効利用
の
促進
を図るための新たな
制度
の
実現
に努めるとともに、
市町村等
の
駐留軍用地跡地
の
利用計画
の
早期策定
を
促進
することの
要望
があります。 したがいまして、当
委員会
として、
地元沖縄
県の
実情
を把握するとともに、
沖縄県民
の
皆様
並びに各界の
方々
の御
意見
、御
要望
をお伺いしたいということで、当
委員会
に所属するすべての会派からの御参加をいただき、今回の
派遣
を実施した次第であります。 以下、
調査
の概要について申し上げます。 まず第一日目は、
沖縄総合事務局
から、一人当たりの
県民所得
が
全国平均
の約四分の三であるなどの
県経済
の
概況
、
社会資本
の
整備
、
産業
の
振興
などについて
説明
を受けました。
那覇防衛施設局
からは、
在日米軍施設
の
整理統合
などについて
説明
を受けました。次いで、
沖縄県庁
において、
沖縄
県、
沖縄
県
市長会
及び
沖縄
県
商工会議所連合会
など県内の
経済関係
八
団体
から、それぞれ
概況説明
を聴取し、
意見
を取り交わすとともに、
厚生年金
の
格差是正
問題や
駐留軍用地
の
返還
問題などについて
要望
を伺うことができました。 第二日目は、昨年十一月に開通した
とよみ大橋
、国道三百二十九
号那覇東バイパス
の
建設状況
、
沖縄自由貿易地域
及び
那覇新都心開発整備事業
を視察しました。次いで、
航空自衛隊那覇基地
及び
陸上自衛隊那覇駐屯地
において、それぞれ
活動状況
を聴取し、視察を行いました。引き続き、
国営沖縄記念公園首里城地区
及び中城湾(
新港地区
)
整備事業
を視察した後、
名護市内
において、十二
市町村
から成る
北都市町村会
の各
代表者
の
皆様方
から
離島架橋建設
など、
北部地域
の
振興
について
要望
を伺いました。 第三日目は、名桜大学の
建設状況
及び
漢那ダム
を視察した後、三百
番台砲座近傍
にて
米軍キャンプ・ハンセン
の
概況
を
那覇防衛施設局
から聴取した後、
米軍キャンプ・ハンセン
に
ヴァイス大佐
を表敬訪問して
活動
の
概況説明
を聴取し、
意見
の交換を行いました。 今回の
委員派遣
における
要望
の主なものは、
沖縄
の
厚生年金格差
の問題、
駐留軍用地
の
返還等
に係る問題、
マラリア犠牲者
の遺族に対する
国家補償
、第三次
沖縄振興開発計画
の
推進
、
那覇空港自動車道等
の
道路整備
、
離島地域
の
振興
、第
一種那覇国際空港建設
、
自由貿易地域制度
の
充実
、
航空運賃
の低減、
水資源
の
開発
、
泡盛産業
の
保護育成
などについてでありました。
地元
からいただいた多岐にわたる
要望
、要請は、当
委員会
としても、今後の
審議等
を通じまして
課題解決
に鋭意
努力
を傾けていく必要があると痛感しております。 以上で
派遣報告
を終わりますが、今回の
委員派遣
に際しては、
関係
各機関、各
団体
並びに
地元
の
皆様方
の御
協力
によりまして実りのある有
意義
な
派遣
を行うことができました。この場をかりまして厚くお礼を申し上げます。 なお、
調査
の詳細につきましては、
委員長
のもとに
文書
による
報告書
を提出いたしましたので、これを本日の
会議録
に掲載されるようお取り計らい願います。
木宮和彦
18
○
委員長
(
木宮和彦
君) ただいまの
報告
につきまして、別途、詳細にわたる
報告書
が提出されておりますので、これを本日の
会議録
の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
木宮和彦
19
○
委員長
(
木宮和彦
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時五十三分散会
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