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国務大臣(
細川護煕君) 今手元に資料はございますが、正確を期するために改めてこれは出させていただいた方がよろしいかと思います。
実は、この機会にちょっと申し上げておきたいと思いますが、当
委員会での審査に先立つ衆議院の
予算委員会での審査におきましてもこの問題に関連していろいろとお尋ねがございました。古い話でもございますし、また資料も見当たりませんし、私自身と当時の担当職員の記憶だけを頼りに不十分なお
答えしかできなくて大変申しわけなく思っておりますが、衆議院の
予算委員会の理事会から、当方に資料がない場合には
相手方である東京佐川急便から私が指定された資料の提供を受けて、それを衆議院
予算委員会理事会に
提出をするようにという御
要請をいただいたところでございます。
そこで、先週、東京佐川急便に問い合わせをしましたところ、東京佐川急便事件に関して東京地検に任意
提出する前にコピーを作成したものの中に本件に関する資料のコピーが含まれているという回答をいただきました。したがって、それらの資料の写しの提供をお願いいたしましたが、そのとき言われましたことは、何か一つ出すと次々とあれも出せこれも出せということになりはしないか、また一人について出すとあの人のものも出せこの人のものも出せということになりはしないかということが懸念をされるということで断るということであったわけでございますが、しかし、私としてはまことに心外な疑いを受けている事態である、そういう事情を
説明いたしまして、非常な無理をお願いしてようやく今回限りということで資料の
提出の御了解をいただいて昨日渡していただいたところでございます。
私としては、こうした資料によっていろいろ疑問に思っておられることは完全に氷解する、こういうふうに思っておりますが、しかしながら何分にも衆議院の
予算委員会の理事会の御
要請によって提供を受けたものでございますから、信義上、衆議院の
予算委員会の理事会にお見せをする前に当
委員会にお示しをすることができないということ、またその内容についても先立って
お話しできないことはぜひひとつ御理解をいただきたいと思います。
現在、それらの資料をもとに当時の担当職員にできるだけ正確に経過を整理するように求めておりまして、整理ができましたらあわせて衆議院の
予算委員会理事会に
提出をさせていただきたいと思っております。これらの資料を衆議院
予算委員会理事会に
提出をさせていただいた後は、御
要請があればもちろん当
予算委員会理事会にも
提出をさせていただきたいと
考えております。
そういう次第でございますから、まことに恐縮でございますが、衆議院
予算委員会理事会への資料
提出が済むまでこの件に関する答弁は、少しまた記憶が違ったりしてま
たちぐはぐになってもぐあいが悪いもんですから、正確なことは改めて、多分明日には出せると思いますので、それまでひとつ御勘弁をいただきたいと、こう思います。