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古川太三郎君 こういった
規制というのは、広い意味にとって自由を拘束したりあるいは取引をゆがめたりするような
危険性もございます。しかし、そうかといって、こういう危険なものを扱う場合には確かに
規制も必要だと、このように思うんです。本当にもう要らないものであれば、しかも定型的なものであれば、これはもう
検査ではなくて私は外してしまってもいいと思うんですけれ
ども。
というのは、こういう第三者機関での
検査をされるのはこの
ガスだけじゃございません。建築なんかでももう幾つものそういうどこから
検査に来るのかわからないようなのがたくさんあるわけなんですね。そういった人たちは、今までそういう
業務に携わってきた人たちのまるで退職後の内職みたいな形で、まず名目だけを
検査、するのかしないのかわかりませんけれ
ども、名前だけをかしていてそのままになっているとかいうようななおざりの
ケースも間々見ております。それで、業者の人も非常に迷惑をしている部分もたくさんあるわけなんです。
しかし、これは
ガスですから非常に危険なものですから私はそういう意味では必要かと思うんですけれ
ども、安易にもう要らないものまでも残しておいて、そして第三者機関に定型的なものを
検査させる、これで行政は済んだんだ、責任から逃れられるんだというようなものであってはならないと、こう思いますので、その点だけはよく注意して今後の方針を考えていただきたいと、こう思います。
そういう意味で、大臣に、
保安対策の充実と強化についての決意をお聞きしたいと思います。