○五島委員 もう少しきちっと答えてほしいですよね。老人のデイケア
サービスが
介護ではない——例えば老人がおいでになって、そして理学療法を含むさまざまな外来治療というのは、これは当然あるわけです。それとは別に、デイケア
サービスという形で設置されて、しかもその中には、昼食の提供といった食事の提供までデイケア
サービスの中に含まれているという
内容でございます。これが
医療であって
介護ではない、そのような理屈というのは、それはどう
考えたって成り立たないわけです。それがデイケアという名前がついており、そういうふうな形で現在運用されているという
実態から見れば、これは明らかに
介護である。そして、それを当然今回の五〇%の対象にすべきであるというふうに
考えるわけでございます。
時間がございませんので、次の問題をあわせて御質問しますが、
介護力強化
病院は、老人患者の特性から、急性期を過ぎた患者に対し、治療、療養、
介護の改善を目指してつくられた制度であるというふうに理解しています。今の
岡光さんのお話によりますと、そういう形でいいますと、重
介護というのは治療が要らぬ患者が入っているのかという話になってしまうわけです。しかし、現実問題としてはそうではなくて、つくられたときの経過からいえば、より
介護を強化するという側面でつくられた
介護力強化
病院制度であったといったふうに
考えています。しかし、現実には、特例許可老人
病院以外に、一般
病院やあるいは基準看護の承認を受けている
病院にも、長期療養ともいうべき比較的病状が安定している、そして
介護あるいは療養
生活の指導、監視が必要であるという患者の入院が多いことも事実でございます。
現在、基準看護の承認を受けていない一般
病院では、病棟単位で特例許可老人
病院の指定を受けて、
介護力強化病棟の指定を受けるということはできるわけですが、このことが十分に
医療関係者にも認識されてはおりません。私自身、このことについてつい先日まで十分理解できていなかったというふうな問題もございました。この点についてやはり各
医療機関に対して十分指導すべきではないか、またこの場合、当然
介護力強化病棟における
医療費は公費負担五〇%の対象になるということだと思いますが、その点は確認しておきたいと思います。
また、基準看護の承認を受けている
病院では、現在
病院全体の基準看護を外さないと、この制度にのせることができないということになっているわけでございますが、
介護力強化病棟の指定を受けるということを前提に、その病棟群単位で、あるいは病棟単位で基準看護を外して、そしてこの重
介護という形を採用させるというお
考えはないかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。