○竹内(勝)
委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
そこで、次の問題に移らせてもらいます。
これはどうしても
道路の
状況あるいはそれに関連した橋、鉄橋、あるいは
道路にいつもついておる電柱だとか電話柱、そういったものに関連したものでどうしても
交通安全上の問題がいろいろとあるわけでございまして、私は、過去この衆議院におきまして逓信
委員会その他で取り上げてまいりました有線音楽放送、正式な名前は有線ラジオ放送業務の運用の規正に関する
法律でございますが、これに関連して、不法に線を張っておって、中には
事故も起きたのもあります、あるいはトラックが引っかけたとかという、
交通安全上から見てもいろいろなものがございます。それから、この業界の中で届け出、許認可を受けずに不法に線を張りめぐらしてどんどん大きく全国シェアに発展していった全国の有線音楽放送の
実態をこれから取り上げさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
そこで、
委員長、ちょっとお願いしたいのですが、まず、この線がどういうように不法にひどい
状況で張りめぐらしてあるかというのを、写真がありますので、ちょっと両
大臣に見ていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
そこでまず申し上げますが、今写真をお見せしたのは、最近、私のある友人でございますが、こういうように線を張りめぐらして、そうして音楽放送あるいはそのほかの放送を、今までは——最近は違います。ちょっとその経過はまたこれから申し上げますが、今までは、
昭和三十六年その不法な業者はスタートしたわけですが、
昭和四十年代というものはもう大変なその不法だけで、そうしてどんどん膨れ上がっていく。もちろん正常な業者がそこでずっと頑張ってまいりました。だから、最初正常な業者は約三百社ございました。ところが、その
昭和三十六年にある不法な業者がこの有線音楽放送というものを、許認可を得ずに夜中にそういう線を勝手に張って、そうしてずっと約二十年間、そういったものを不法にもどんどんシェアを拡大させていった。それはそうです。不法でございますから、全然
道路占用料を払う必要ない、電柱使用料を払う必要ない、電話柱使用料を払う必要ない、何も払う必要ない。片や正常な業者はずっとまじめに払っておる。そして正常な業者は、どちらかというともる中小の零細のそういった業者が多いわけでございます。そういったところがまじめに頑張っておる。ところが、そういう不法な業者にどんどんシェアを奪われて、今何と三百社以上あったものが全部廃業、そういう形に追い込まれて、今二十数社しかございません、生き残っておるのは。
大臣、こういう問題は初めて聞いたかと思います。私これから論議を交わしていきますけれども、よく聞いておいていただいて、ぜひ政府として——この判断というものを誤るとこれは法治国家である
日本で正直者がばかを見るということで、私は逓信
委員会におきましてこの問題何回か取り上げて、
昭和五十八年には法改正、これは超党派で議員立法で法改正も行いました。それにも限りがございまして、結局経過として不法なものが今まさに正常なものに追認をされようとしている、あるいはされたものもあるわけです。そういうものがまかり通って、そして正常なものが結局太刀打ちできないで、中には夜逃げしていくのもあります。こういった問題をどうしてもここで解決していかなければならない。
これはどうしても
建設省が非常に、もちろん郵政省も許認可の管轄のものでございますけれども、
道路占用料等を
考えていきますと、
道路占用許可というものを握っておる
建設省、非常に重要なものでございますので、まずひとつ今までのこの正常化へ向けての経過、郵政省それから
建設省、警察庁、電事連、そのほか幾つものもので協議会を何回か全国におきまして開いてきております、それから各地方におきましても開いてきておりますね。そういった経過を概略簡潔に御説明いただきたいと思います。