○沓脱
タケ子君 細かい点はもうお聞きをするつもりはないんですが、
先ほどおっしゃった生児一年ということですね。それから
ノーワーク・ノーペイだと、それで
両親いずれかだという御
意見のようなんですが、私気になりますのは、働く
婦人というか
日本の女性
たちが
育児休業を
制度として
確立をしていきたい、あるいは
仕事と
育児を両方ともちゃんとやっていけるという環境整備の要求の中では、
一つは確かに一年、せめて一年ということです、
両親いずれかがとれるように。もう
一つは
ノーワーク・ノーペイでは休めないんです。だから、一定の所得
保障というものをぜひ
保障してほしいというのが基本的な願いなんです。
世界的な潮流から見ましても、既によく御案内のように、いろいろな水準ではありますけれ
ども、
ノーワーク・ノーペイで全く無給だというようなことでは、こんなのとれ言うてもなかなかとれないですよ。一家の一人の
収入で生計が立ちにくいという今日の社会情勢の中で、生活上の要求もあって共働きをする、あるいは女性の社会的進出というのは、女性自身の自覚的な向上の中でやられているという両側面がありますから、その辺については
ノーワーク・ノーペイと簡単におっしゃったですけれ
ども、これはひとつぜひ
考えてもらいたいと思う。限られた
職業の方々に
適用されている現行法だって社会
保障、社会保険に対する
部分については少なくとも
保障されているわけです。そういう点も度外視して
ノーワーク・ノーペイだなんてなことを言われたら、これは大変なことになるなというので、ぜひこの点についてはお
考えをいただきたいということです。
それから、全然触れられていない点は職場復帰の問題です。原職復帰ということが
保障されるかどうかというのは、今日の社会で女性が働き続けられるかどうかという点で非常に大事な点になってきているわけですが、この点はお触れになっていないんですが、それはどうなんでしょう。