○依田政府
委員 安全保障
会議の開催等に関する問題でございますので、事務局を預かっております安全
保障室長の方から答弁させていただきます。
平成三年度以降の防衛
関係経費のあり方につきましては、閣議決定としましては、先生御承知かと思いますが、六十二年の一月に、中期防終了後の防衛
関係費のあり方についてはその終了までに責任持って決定するということが
内閣として決まっておりまして、その後、事務的に作業を進めるに当たりましても、少なくとも一年以上、場合によったら二年以上かかるかもしれないということで、竹下総理のときに先生御指摘の六十三年十二月安全保障
会議を開きまして、当時の国際情勢その他いろいろ検討しまして、結局先生御指摘の中期防的な計画というものを、やはりこういう防衛の基本政策なんで、政府計画としてやる必要があるんじゃないかという点と、その場合でも五十一年の三木
内閣の節度ある防衛力整備に努めるというこの基本方針はぜひ守る必要がある、この二点を確認し合いまして、
防衛庁初め各省庁で責任持ってひとつ検討を進めようということで申し合わせまして、現在、一年以上たっておりますが、鋭意研究を進めておるということでございます。
ただ、安全保障
会議につきましては、その時点時点における予算編成におきまして、昨年は一月、九月、十二月と安全保障
会議を開催いたしまして、その時点における国際情勢等につきましては
関係議員等の意思統一は図っておりますし、また、白書作成に際しましても、昨年九月安全保障
会議議員懇談会を開きまして情勢等も含めて検討し、さらに海部総理就任後、ポーランドとかヨーロッパ情勢、相当ハンガリー等の情勢が変化してきましたので、安全保障
会議とは別に設けられております総合安全保障
関係閣僚
会議、これは官房
長官主宰でございますが、これも九月に開催し、総理並びに与党の幹部にも出席いただいて、主として東西
関係を中心に国際情勢について詰めておるわけでございます。
また、事務的には私どもの部屋が中心になりまして、おおむね月一回の割でございますが、
関係省庁等の
関係で
審議官の
会議等も開催し、また
局長レベル等も随時開くということで意思統一を図っておりまして、現在
国会でも大変な御議論をいただいている状況でございますので、私どもの研究成果と
国会等の御議論を踏まえまして、これから少なくとも来年度の予算編成までには立派な計画をつくり上げたい、こういうことで安全保障
会議を開催していきたいと考えておるわけでございます。よろしく。