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瀬谷英行君 このたび、本院副
議長の退任に当たり、
一言皆様に
お礼のご
あいさつを申し上げます。
ただいまは
熊谷太三郎先生から身に余る温かいお
言葉を賜りまして、まことにありがとうございました。
私の三年余にわたる在任中、
参議院改革に一方ならぬ情熱を傾けてこられた
藤田正明議長が昨年秋、突然の御病気で倒れられました。まことに残念と申し上げるほかございません。幸い、御子息が今回の
選挙で見事御
当選になりましたが、一刻も早い御回復を心からお祈り申し上げる次第であります。
その後、
藤田前
議長の意を体して新たに
土屋議長が
選任されましたが、
昭和天皇の崩御と
昭和から
平成への目まぐるしい変遷に直面し、よく院を代表する
大任を全うされました。私は、
藤田、
土屋両
議長並びに各党各会派の党派を超えた全
議員各位及び
関係職員の御
理解と御
指導をいただきまして、大過なく第十八代副
議長の
大任を果たすことができました。ここに謹んで感謝の意を表する次第であります。
従来、
参議院改革、
参議院のあり方が論ぜられるに当たり、しばしば
参議院無用論が指摘されたことがありました。しかし、今回の
通常選挙では、そのような心ない議論が浮上する余地が全くないほど
国民の
政治的関心の激しい高まりが示されました。
このような緊迫した状況の中で、厳しい
選挙を戦い、
当選をされた
議員各位に対し、改めて心からお
喜びを申し上げます。
今回の
通常選挙の結果には、従来以上の
国民の
国政に対する熱い
期待と切実な願いが込められております。それだけに、
参議院に課せられた
使命は前にも増して重大になってまいりました。
参議院が
国民の負託にこたえ、良識の府としてその機能を十二分に発揮していくために、
皆さんとともに、みずからの問題でもある
参議院改革を含め、一層の
努力を続けたいと思います。
今後とも、
各位の変わらぬ御交誼を賜りますようお願い申し上げ、
お礼のご
あいさつといたします。長いこと、どうもありがとうございました。(
拍手)
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