○
諫山博君 私は、
教育公務員特例法改正案について我が党の本
会議質疑を行うことを強く要求します。
本
法案は、
教職員の資質の向上を名目としていますが、実際は
初任者を長期間身分不安定の状態に置き、
教職員に対する
管理統制を容易ならしめようとするものであります。戦前の
侵略戦争を支えた
軍国主義教育の誤りに全く学ばないもので、教え子を再び戦場に送るなという旗印のもとに平和と
民主主義の
教育を進めてきた
教職員の正当な運動を抑圧しようとする極めて重大な
法案であります。しかるに、本
法案は
衆議院では極めて不十分な
審議しか行われず、
強行採決という異常な経過を経て本院に送付されてきました。
衆議院での
審議が不十分であっただけに、本院での徹底した
審議が求められています。これこそが、世間の一部にある
参議院無用論に対する本院の正しい回答ではありませんか。
以上の理由により、我が党が本
法案について本
会議での
質疑を要求するのは当然であります。これを許さないのは議員の
質問権に対する重大な侵害であり、
議会制民主主義のじゅうりんと言わなければなりません。
よって、私は、我が党の本
会議における本
法案の
質疑を強く要求するものであります。
以上です。