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永井分科員 今、七十年代の前半ということをお聞きいたしましたが、今も他の
委員会でいろいろなことの国の施策について
政府の
考えをただしてきたのですが、道路だけではなくていろいろな国営の
事業などが当初の予定よりも大幅におくれて、そのために工費がかさんでしまって、受益者負担をしなければいけないような
事業の場合は負担が大変
増加をしてきているという問題があるのです。これは随分ほかの
委員会でもやってきました。これは自動車道の場合は受益者負担でということには直接なってまいりませんけれども、七十年代の前半という目標を定めたとすると、その目標で可能最大限実現ができるように持っていくことに
建設省としても責任があるだろうと私は思うのです。そのことをまず冒頭にお願いしておきたいと思うのです。
そこで、これから大臣初め
建設省の皆さんに大変な御無理も申し上げていかなくてはいけないのでありますが、もちろん路線は発表されておりませんけれども、聞くところによると私の地元にランプ、インターチェンジができる。そのランプが接続する道は国道ではなくて主要
地方道なんです。大臣御存じかもしれませんけれども、高砂から北条まで走っている主要
地方道であります。その主要
地方道は兵庫県では最も古い南北道路なんです。交通量も極めて多くて、一時は全国の交通事故死のナンバーワンを記録するような路線でありました。これが全線追い越し禁止なんです。追い越しできるところは一カ所もない。片道一車線。しかも近くには採石場などがたくさんあるものですから大型ダンプが通る。私は、ずっと議事録を調べましたら、おととしまでの過去五年間この問題を毎回取り上げてきています。荷物を持って歩くことが困難で、荷物を右側に持って左側を歩けば自動車に間違いなくひっかけられるという道路なんです。だから、今交通安全特別
事業として歩道をつけてもらっています。歩道が全部できれば、それはそれで歩く人の問題は解消するのです。ところが、今度その道路にランプができるとなると、これはもう本当に想像を絶することになると思うのです。といいますのは、加古川を通っている国道二号線、これの容量がもう満杯になってしまってどうにもならぬということから神戸市から姫路市までバイパスができています。国道二号線のバイパス、自動車専用道路ができているのです。その自動車専用道路も今申し上げた主要
地方道にランプを持っているのです。両方にランプができると、あとは想像にかたくないわけですね。
そうすると、私が今まで議事録をずっと調べてみて、私の記憶にもあるのですが、もともと二十数年前から、現在の国道二号線のバイパスの自動車専用道路のランプから今度設置が予定されている山陽自動車道のランプの設置箇所まで、たまたまその主要
地方道のバイパス計画があるのです。これを早期にやってくれということを私は何回も申し上げてきました。もちろん、主要
地方道でありますから主体は県かもしれませんけれども、国がやはり思い切ってもらわないとこれはなかなかできる問題ではありません。ところがこの議事録の中では、県当局とも十分に
協議して進めていきたいという
答弁が五年ほど連続して私に返ってきているのです。いよいよ今度山陽自動車道が施行命令が出た。七十年代の前半にそこにランプができるとなると、私は、当然のこととしてそのアクセス道路として、その道路の改善というものはその時期に合わせて、バイパスの建設を含めてやるべきではなかろうかと思うのです。
ひとつこれは、大臣、全国にたくさんの道路があっていろいろな要望がありましょうけれども、自動車専用道路と専用道路の間に挟まれている、その北側にはもう既に走っている中国縦貫道というのがある、この三つから乗り入れたりあるいはそこへ迂回してくる車を
考えますと、これは放置できない問題でありますから、単に高速道をつくるだけじゃなくて、この
関係については特段の配慮が必要ではないかと思うのですが、どうでございましょうか。