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1988-05-13 第112回国会 衆議院 本会議 第23号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
六十三年五月十三日(金曜日) ─────────────
昭和
六十三年五月十三日 午後一時 本
会議
───────────── ○本日の
会議
に付した案件
原子力委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
原子力安全委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
日本銀行政策委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
証券取引法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
金融先物取引法案
(
内閣提出
) 午後二時二分
開議
原健三郎
1
○
議長
(
原健三郎
君) これより
会議
を開きます。 ────◇─────
原子力委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
原子力安全委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
日本銀行政策委員会委員任命
につき
同意
を求めるの件
原健三郎
2
○
議長
(
原健三郎
君) お諮りいたします。
内閣
から、
原子力委員会委員
に
大山彰
君を、
原子力安全委員会委員
に
都甲泰正
君を、
日本銀行政策委員会委員
に
両角良彦
君を
任命
したいので、それぞれ本院の
同意
を得たいとの
申し出
があります。 まず、
原子力委員会委員
及び
日本銀行政策委員会委員
の
任命
について、
申し出
のとおり
同意
を与えるに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
原健三郎
3
○
議長
(
原健三郎
君)
起立
多数。よって、いずれも
同意
を与えるに決しました。 次に、
原子力安全委員会委員
の
任命
について、
申し出
のとおり
同意
を与えるに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
原健三郎
4
○
議長
(
原健三郎
君)
起立
多数。よって、
同意
を与えるに決しました。 ────◇─────
自見庄三郎
5
○自見庄三郎君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
証券取引法
の一部を改正する
法律案
、
金融先物取引法案
、右両案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その審議を進められることを望みます。
原健三郎
6
○
議長
(
原健三郎
君) 自見圧三郎君の
動議
に御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
原健三郎
7
○
議長
(
原健三郎
君) 御
異議
なしと認めます。 ─────────────
証券取引法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
金融先物取引法案
(
内閣提出
)
原健三郎
8
○
議長
(
原健三郎
君)
証券取引法
の一部を改正する
法律案
、
金融先物取引法案
、右両案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
大蔵委員長越智通雄
君。 ─────────────
証券取引法
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
金融先物取引法案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕 ───────────── 〔
越智通雄
君登壇〕
越智通雄
9
○
越智通雄
君 ただいま
議題
となりました両
法律案
につきまして、
大蔵委員会
における
審査
の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 初めに、
証券取引法
の一部を改正する
法律案
について申し上げます。 この
法律案
は、
我が国証券市場
の
自由化
、
国際化
の
進展等
に対応して、
証券先物市場
の
整備等
を図ろうとするものであります。 その主な
内容
を申し上げますと、 第一は、
証券先物市場
の
整備
であります。
有価証券取引
に係る
価格変動リスク回避
の
要請
にこたえ、
我が国証券市場
が
国際市場
としての機能を発揮し得るようにするため、
証券先物取引
を導入することとし、その
取引
を
証券取引所
において行うとともに、
有価証券
の
売買取引
に係る
投資者保護
の
規定
を適用する等の
措置
を講ずることとしております。 第二は、
企業内容開示制度
、いわゆる
ディスクロージャー制度
の見直しであります。
有価証券発行市場
の健全な発展のため、
発行登録制度
の導入、
担保付普通社債
についての
発行開示
の義務づけ等の
措置
を講ずることとしております。 第三は、
内部者取引
、いわゆる
インサイダー取引
の
規制
であります。
証券市場
の
公正性
と
健全性
を一層確保するため、
有価証券
の
発行会社
の
役員等
が、その職務に関し
内部情報
を知った場合等において、その公開前に
当該有価証券
の
取引
をしてはならないこととし、この違反に対して
刑事罰
を科することとしております。また、
会社
の
役員
及び
主要株主
による
自社株等
の
売買
の
報告義務
を設ける等の
措置
を講ずることとしております。 以上のほか、
証券会社
の
営業年度
を変更する等
所要
の改正を行うこととしております。 次に、
金融先物取引法案
について申し上げます。 この
法律案
は、近年における
金融
の
自由化
、
国際化
の
進展
を背景とした
金融取引
に係る各種の
リスク
を回避したいとする
要請
に対応するとともに、
我が国金融市場
が
国際市場
としての役割を果たしていくため、
金融先物市場
の
整備等
を図ることが不可欠となっている状況を踏まえ、次のような
制度
の
整備
を図ろうとするものであります。 第一は、
金融先物取引所
の創設であります。
金融先物取引所
は、
会員組織
の法人とするとともに、その設立には
大蔵大臣
の免許を要することとしております。また、
金融先物取引所
の
会員等
について
所要
の
規定
を設けることとしております。 第二は、
金融先物取引等
の
受託業
についての
規制
であります。
委託者保護
の観点から、
金融先物取引等
の
受託業
を営むには、
大蔵大臣
の許可を要することとするとともに、その
受託業者
に対し、
受託契約締結
前の
書面交付義務
、不当な
勧誘行為
の禁止等必要な
行為規制
を定めることとしております。 以上が両
法律案
の概要であります。 両
法律案
につきましては、去る四月二十六日
宮澤大蔵大臣
から
提案理由
の説明を聴取し、五月十一日から
質疑
に入り、
参考人
から意見を聴取する等慎重に
審査
を行い、本日
質疑終了
後、討論を行い、採決いたしましたところ、両
法律案
はいずれも多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、両
法律案
に対し
附帯決議
が付されましたことを申し添えます。 以上、御
報告
申し上げます。(拍手) ─────────────
原健三郎
10
○
議長
(
原健三郎
君) 両案を一括して採決いたします。 両案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。両案を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
原健三郎
11
○
議長
(
原健三郎
君)
起立
多数。よって、両案とも
委員長報告
のとおり可決いたしました。 ────◇─────
原健三郎
12
○
議長
(
原健三郎
君) この際、暫時
休憩
いたします。 午後二時八分
休憩
────◇───── 〔
休憩
後は
会議
を開くに至らなかった〕