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1987-07-10 第109回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
六十二年七月十日(金曜日) 午後二時三十三分開会
—————————————
委員氏名
委員長
松浦
功君 理 事
出口
廣光
君 理 事
佐藤
三吾君
岩上
二郎
君
加藤
武徳
君
海江田鶴造
君
金丸
三郎
君
久世
公堯君
沢田 一精君
田辺
哲夫
君
高橋
清孝
君
谷川
寛三君 増岡 康治君
山口
哲夫
君
渡辺
四郎
君
片上
公人
君
神谷信之助
君
抜山
映子
君
秋山
肇君
—————————————
委員長
の
異動
七月六日
松浦功
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
谷川寛
三君を議院において
委員長
に
選任
した。
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
谷川
寛三君 理 事
出口
廣光
君
松浦
功君
佐藤
三吾君
抜山
映子
君 委 員
岩上
二郎
君
加藤
武徳
君
金丸
三郎
君
久世
公堯君
田辺
哲夫
君
高橋
清孝
君
山口
哲夫
君
渡辺
四郎
君
片上
公人
君
神谷信之助
君
秋山
肇君
政府委員
警察庁長官官房
長 小池 康雄君
自治大臣官房長
持永 堯民君
事務局側
常任委員会専門
員 竹村 晟君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○小
委員会設置
に関する件 ○
地方行政
の
改革
に関する
調査
(
派遣委員
の
報告
)
—————————————
谷川寛三
1
○
委員長
(
谷川寛
三君) ただいまから
地方行政委員会
を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、
地方行政委員長
に
選任
されました私、
谷川寛
三でございます。 申し上げるまでもございません、本
委員会
は
地方行財政
の
改革
並びに
警察
、消防の健全な
運営
を図り、もって公共の秩序の維持と住民の
福祉向上
に資する重要な使命を担った
委員会
でございます。その
委員長
の
職責
はまことに重大なものと痛感をしておるところでございます。まことに微力ではございますが、
委員
の
先生方
の御協力を賜りまして、本
委員会
の公正、円満な
運営
に心がけ、
職責
を果たしていきたいと考えております。 何とぞよろしくお願い申し上げます。
松浦
前
委員長
から発言を求められておりますので、これを許します。
松浦功
君。
松浦功
2
○
松浦功
君 昨年の七月から一
年間
、いろいろ御懇篤なる御
鞭撻
をいただきまして、
おかげ
さまで大過なく
委員長
の職務を果たし
辞任
することができました。皆様の
おかげ
と心からお礼を申し上げたいと思います。 なお、
委員
として残留することになりましたので、今後ともこれまで同様の御指導、御
鞭撻
を賜りますように心からお願いを申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
—————————————
谷川寛三
3
○
委員長
(
谷川寛
三君) それでは、
理事
の
補欠選任
につきましてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が二名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、
先例
により、
委員長
の
指名
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
谷川寛三
4
○
委員長
(
谷川寛
三君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
松浦功
君及び
抜山映子
君を
指名
いたします。
—————————————
谷川寛三
5
○
委員長
(
谷川寛
三君) 次に、
国政調査
に関する件につきましてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
地方行政
の
改革
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
、ごさいませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
谷川寛三
6
○
委員長
(
谷川寛
三君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
—————————————
谷川寛三
7
○
委員長
(
谷川寛
三君) 次に、小
委員会
の
設置
に関する件を
議題
といたします。
風俗営業等
に関する制度及び運用につきまして
調査検討
のため、
今期国会
におきましても、小
委員
七名から成る
風俗営業等
に関する小
委員会
を
設置
いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
谷川寛三
8
○
委員長
(
谷川寛
三君) 御
異議
ないものと認めます。 小
委員
及び小
委員長
の
選任
につきましては、
先例
により、
委員長
の
指名
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
谷川寛三
9
○
委員長
(
谷川寛
三君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、小
委員
に
出口廣光
君、
松浦功
君、
佐藤
三吾君、
片上公人
君、
神谷信之助
君、
抜山映子
君及び
秋山肇
君を
指名
いたします。 また、小
委員長
に
松浦功
君を
指名
いたします。 なお、小
委員
及び小
委員長
の
辞任
の許可及びその
補欠選任
、並びに小
委員会
から
参考人
の
出席要求
がありました場合の取り扱いにつきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
谷川寛三
10
○
委員長
(
谷川寛
三君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
—————————————
谷川寛三
11
○
委員長
(
谷川寛
三君) 次に、
地方行政
の
改革
に関する
調査
を
議題
といたします。 先般、当
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
から
報告
を聴取いたします。
佐藤
三吾君。
佐藤三吾
12
○
佐藤
三吾君
委員派遣
の御
報告
をいたします。
派遣委員
は、
松浦
前
委員長
、
出口理事
、
片上委員
、
神谷委員
、
秋山委員
及び私の六名で、去る六月九日、十日の二日間、
東京
都
八丈
町を訪問し、
離島振興
の
実情
及び
町政
の
概況
について
調査
を行いました。 第一日目は、
東京
都
八丈支庁
におきまして、
支庁
、
八丈
町から
離島振興
の
状況
及び
町政
の
概要
、また
八丈島警察署
から
管内概況
について説明を聴取した後、
町立八丈病院
、八
重根
港、
八重根漁港
及び集落を結ぶ
幹線道路
の
整備工事
を視察し、翌日は、
農道
の
整備状況
、
花卉園芸
の
振興状況
、
神湊
港及び
神湊漁港
の
整備状況
を順次視察
調査
いたしました。
調査
を行った全体の印象といたしましては、
空港
、
港湾等離島振興
のための
基本的施設
は着実に
整備
が進展している反面、
島内
での
雇用機会
の少ないこと等による
若年層
の流出、
医師確保
問題、
国民健康保険財政
問題など多くの課題を抱えていることが改めて実感させられた次第であります。 以下、
調査
の
概要
を申し上げます。
八丈島
は、
東京
の
南方海上
二百九十一キロメートルに位置し、
面積
は六十八平方キロメートル、
周囲
五十九キロメートルの繭型をした島であり、緯度は四国の室戸岬とほぼ同じであります。人口は、
昭和
二十五年の一万二千八百八十七人を
ピーク
に一貫して
減少傾向
にあり、去る六月一日現在で九千九百七十七人となっており、
減少率
は低下しているもののなお減り続けております。また、
気候
は
黒潮暖流
の
影響
を受けた
海洋性気候
を呈し、
年平均気温
は十八・二度、
高温多湿
で雨が多いのが特徴であります。 まず、
離島振興
のための
施設整備
の
状況
についてであります。 その第一は、
離島
にとっての
命脈線
とも言える
交通体系
の
整備状況
であります。
空港
は
東京
都が管理する
八丈島空港
がございます。
拡張工事
の末、現在長さ千八百メートル、幅四十五メートルの
滑走路
が供用され、羽田との間を一日六便、約一時間で空路を結んでいます。また、海路については
東京
港より週六便が就航し、
本土
との間を約十時間で結んでおります。
港湾施設
としては、同じく都の管理する
神湊
港及びその
補完港
としての八
重根
港があり、一島二港の
状況
にあります。
神湊
港は
八丈
の海の玄関であり
整備
は進んでおりますが、八
重根
港は
接岸条件
が悪く、現在
泊地
の
整備
を行っており
工事
の完成が待たれています。また、
島内交通
は
舗装率
一〇〇%の都道と三三%の
町道
があり、比較的
保有率
の高い
島民
の
自動車
と
町営バス
などによって
確保
されています。
島内
の
道路
は、
八丈島
が
年間雨量
三千二百ミリを超える
全国有数
の
降雨地帯
であり、また
地形
が急峻であり、その上
海岸線
が断崖になっているなど厳しい
条件
のもとにあり、その管理には御苦労されているとのことでありました。 その第二は、
産業基盤
の
整備状況
、特に
漁港
、
農業基盤整備事業
の
状況
であります。まず、都の管理する四
漁港
については、
泊地
の
拡張
、防波堤の
改良
などの
整備
が進み
地元漁船
の根拠地及び他
県船
の
避難港
として利用され、一方、
農業基盤
の
整備
につきましては国、都の
施策
を通じ
農業構造改善事業
、
土地改良事業等
が行われ、我々が訪れた
樫立地区
の
農道
は急峻な
地形
にもかかわらず、狭い道幅ながらもよく
整備
され、
花卉園芸振興
の支えとなっていることが認識できたのであります。 次に、
産業
の
振興状況
についてであります。
八丈島
の
産業
は、
農業
と
沿岸漁業
を
基盤
として
商工業
や
観光関連産業
などと幅広く調和を図りながら発展してきております。しかしながら、
石油危機
以来の景気の低迷に伴う需要の伸び悩みは
八丈島
の
産業
にも少なからぬ
影響
を与え、安定した
地場産業確立
のため
経営
の一層の
合理化
、組織の
強化
を図るなど抜本的な
対策
が必要とされています。以下、
農業
、
漁業
、
商工業
、
観光業
の順にその
振興状況
を
報告
いたします。 第一に、
農業
は、総戸数の約一七%を占める農家によって
耕地率
五%という厳しい
条件
のもとで
経営
されており、
生産額
は
昭和
六十年で約二十六億円に上っております。
温暖多雨
という恵まれた
気象条件
を生かし
観葉植物
、フリージア、フェニクスロベレニー、ストレチアなど
花卉園芸
が振興され、その
出荷額
は年々増加し全農産物の八〇%を超える約二十一億円に達し、島の
基幹産業
として重要な地位を占めるに至っております。しかし、
年じゅう強風
が吹いていること、傾斜地のため
機械化
が困難なこと、産地間の競争が激化していることなど問題も多く、
出荷組合
の結成、
試験研究
の推進など新たな
対策
が必要とのことであります。また、島の
特産野菜
として年々島外への移出がふえつつあるものに
アジタバ
がございますが、最近の
健康食品指向
の中で将来への
期待
が持てるということでありました。 第二に、
漁業
に関しては、
八丈島
は
黒潮
の中にあり
暖流系
の
トビウオ
、ムロアジ、カツオなどの回遊が多く、
根つき
の魚族も豊かで
我が国
の好
漁場
の
一つ
と言われ、
昭和
六十年の
漁業生産額
は約十四億円となっております。また、
施設面
では、
漁港
の
拡張
、
漁業近代化資金
による
漁船
の
大型化
などにより比較的安定した
漁業
が営まれてきましたが、五十七年以降
冷水塊
の
影響
で潮流が迂回するなど
海況
が悪化し、
トビウオ
を
中心
に水揚げが低迷し、また、
漁場
が豊かなため他県の
漁船
と競合するなど漁家は厳しい
経営
を余儀なくされています。このため漁礁の
設置
や
人工礁
の
造築
などの
沿岸漁場整備開発事業
の効果が待たれ、また、五十九年に大
規模増殖場
が完成した
トコブシ漁業
については、さらに
小規模増殖場
の造成が計画されるなど、とる
漁業
からつくる
漁業
への転換が図られ
期待
が寄せられております。 第三に、
商工業
の分野においては、
くさや加工
、し
ょうちゅう製造
、
アジタバ加工
など、一次産品の
加工業
を
中心
に
昭和
六十年では
加工業製品
の
生産高
は八億二千万円となっております。また、有名な黄
八丈
については
伝統工芸品
の指定を受け、近年
生産量
も増加してきたとのことでありますが、
八丈
の
特産物
として次世代へ受け継ぐ
努力
が続けられております。
最後
に、
観光事業
についてでありますが、
八丈島
は
年間
を通じ温暖な
気候
に恵まれ、
周囲
を海に囲まれた
自然環境
の豊かな
土地
であるとともに、
流人文化
や伝説などの
観光資源
にも恵まれ、
昭和
六十年の
観光客
の
消費金額
は約三十七億四千万円となっております。当地は三十九年に
富士箱根伊豆国立公園
に編入され、その後、
海洋観光地
としての
離島ブーム
で多くの
観光客
が訪れ、
八丈
の
経済発展
のため少なからぬ貢献をしてきましたが、四十八年を
ピーク
に
来島者
は
減少傾向
にあります。近年
大型船
の就航、空路の
ジェット化等
の
整備
がなされているものの、レジャーの
多様化
、
夏季集中
型の
観光地
であることなどさまざまな
問題点
を抱えているのであります。しかし最近、
スキューバダイビング
などの
マリンスポーツ
が盛んになり、
若者
が集まるようになるなど新たな
観光開発
へ力を入れようとしているのであります。 続きまして
八丈
町の
町政
の
概況
について、このたびの
派遣
に際し問題となった
事項
について御紹介したいと存じます。 まず、
八丈
町の
昭和
六十二年度の
歳入歳出予算規模
は約三十五億円となっております。
実質収支
は
黒字基調
で推移し、また
経常収支比率
は
全国
の町村の水準を若干上回っておりますが、
公債費比率
は
全国
のそれを下回る数値で推移しております。 このような
財政事情
のもとで、まず問題となりましたのは
国民健康保険財政
の問題でありました。
八丈
町における
国保財政
の
状況
は、
昭和
六十年度決算においては、都の
支出金
の六千五百万円を得て三百万円の
黒字
となっておりますが、六十一年度におきましては、都の
支出金
五千八百万円のほか
一般会計
から五千七百万円を繰り入れて収 支のバランスをとるという厳しい
環境
にあります。この点については、最近の
医療費
の
急増傾向
の中で
国民健康保険
の
健全経営
を図るため町としての
努力
をする一方、国においても
国庫負担金
を増額することを
要望
する旨の申し出がございました。 また、
八丈島
には
伊豆諸島
でただ
一つ
の
町立病院
であります
八丈病院
が
昭和
四十一年に開設され、現在ベッド数五十二、
医師
四名という陣容で
経営
されております。この
病院運営
について指摘されましたのは、
財政面
では
一般会計
及び都からの
補助
を受けて
経営
されておりますが、実損益では
赤字傾向
にあること、また
医師
はいずれも
派遣医
とのことでその
滞在期間
が短く、患者との間に
信頼関係
が形成されにくいことであります。すなわち、国においては
医師過剰時代
を予測して
医学部定員
の削減などの政策を打ち出している一方で、
離島
、僻地の
医療機関
では
医師確保
が大変難しいのが現実であり、
八丈
においても
大学病院
に
医師派遣
を依頼しているとのことでありますが、
滞在期間
が
診療科目
によっては一週間というものもあり、
長期滞在
の
確立
や
離島
の
医療充実
のための
医師
の
確保
について強い
要望
がございました。 さらに、
防災体制
の
整備
についても、国の
施策
に対し大きな
期待
が寄せられたのであります。
伊豆諸島
は
富士火山帯
に属し、過去
噴火
により多くの被害をこうむってきたところでありますが、
昭和
五十八年には三宅島、昨年は大島において大
噴火
が発生し、全
島民
が
島外避難
という事態に至ったことは同じ境遇にある
八丈島民
にも非常に強い
関心事
でありました。また、
八丈島
は近年
規模
の大きい
地震
や
大型台風
による
災害
に見舞われております。そこで、
島換地域
の
火山観測体制
の
充実強化
及び
地震
、
台風
などの
災害
時の
情報通信網
の
整備
のため
防災無線施設整備事業
への
国庫補助
の増額を求めるとの
要望
が出されたのであります。なお、
観測体制
につきましては、都の
防災会議火山部会
におきまして
現地調査
の結果、
民間委託
の
調査
を継続するとの決定がなされたとのことであります。
最後
に、
八丈島
における
警察行政
の
概要
についてその特色となる点を申し上げます。 まず、
交通関係
では、
自動車
は
島民
の一・七人に一台の割合で普及していますが、昨年の
人身事故
の
発生件数
は三件で死者はなく、前年に比べ六件減少しているとのことであります。また、
水難事故
が年々増加しており昨年は八名が
死亡
、うち四名が
スキューバダイビング
の際に命を落としております。
伊豆七島
でも
死亡事故
は
八丈島
だけとのことであります。これに対しては、
救助隊
の新設、業界への
安全対策
の呼びかけを積極的に行うなど
マリンスポーツ
の安全を
確保
していきたいとのことでありました。 以上、我々は、
八丈
の
現地
に触れて
離島振興
の
実情
を
調査
してきたのでありますが、四囲を海に囲まれ
面積
も狭小で、
本土
より隔絶している
離島地域
は、
生活
の諸
条件
において依然として
本土
との間に
格差
が生じているのであります。この
格差
を是正するため、
島民
の
生活
の
基礎的条件
の
改善
や
産業振興
の
施策
を推進し、
島民
がその置かれた
自然条件
を十分活用し、それぞれの生計を維持していくことができるようにすることが必要であると思います。
離島
においては、
我が国
の
経済社会
の変貌の中で
高齢化
の急速な進行、
若者
に対する就業の場の
確保
の問題など困難な
条件
もふえ、その
環境
は大きく変容してきております。他方、長期的に見れば自然的、
地理的環境
には
十分資産
となり得るものもあると思われます。このような現状を十分認識しつつ、さらに
離島振興
を進めていくことが必要であると感じた次第であります。 終わりに、今回の
調査
に際しましては、
東京
都
八丈支庁
、
八丈
町を初め
関係者
の方々が終始我々に御協力くださいましたことに対して深く感謝の意を表しますとともに、
町当局
から提出されました
要望書
につきましては、
会議録
の
末尾
に掲載させていただきたいと存じますので、よろしくお取り計らいのほどをお願い申し上げます。 以上です。
谷川寛三
13
○
委員長
(
谷川寛
三君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 なお、ただいまの
報告
の中で要請のございました
要望事項等
につきましては、本日の
会議録
の
末尾
に掲載することといたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時五十一分散会
—————
・
—————