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村沢牧君 そこで、六十三
年度でもってそんな基礎的収支の均衡を図るなんということを頭に入れて考えて無理しちゃいけないと思うんですよ。ですから、要員
計画は新
改善計画の中でも最も慎重に検討しなければならない。要員削減を急ぐ余り本人の意思に反して退職させるようなことは絶対にしちゃいけない。この問題は極めて重要でありますから、
大臣も国鉄問題で大分健闘もされ苦労もしたようでありますが、
国有林がまたあんなようなことをやっちゃいけない。これは、私は
皆さん方のやり方を見ておって、後日またこの問題に関しては強く追及してまいりますから、この
改善計画はまだはっきり決まったわけじゃありませんから、よく頭に置いてください。
それから、組織機構の
整備についても、例えば営林署は本年十署を廃止する。これだって問題があるし、この問題もまた後日特別にとらえてやりましょう。しかし、皆さんは十署も含めて営林署を統廃合する。十署で終わろうとしておらない。あるいは担当区事務所も
事業所等も統廃合を積極的に進めていく。しかし、
国有林は
地域と非常に
関係を持っておるんですね。
国有林があることによってその
地域で生活をし、また
地域の
活性化にも役立ちあるいは
地域が
国有林を支えてきたんですね。このように営林署もまたさらになくしていく、担当区事務所も
事業所も減らしていくということになってしまったら、先ほど来
国有林の使命使命と言っているけれども、使命なんかどこかへ飛んでしまうじゃありませんか。いいですか、この問題も
指摘をしておきますよ。
皆さん方の
改善計画の結果を見てまだ
論議しますからね。そんな
改善計画をつくったら私は許せないと思う。あるいは林野の土地の処分についてもそうです。何でもかんでも売ればいいなんてそんな考え方でもって
国有林がよくなりますか。だから、
改善計画の
中身については十分私が申し上げたことも参考にしていただいて、これから詰めてもらいたいというふうに思います。一々
答弁を聞いても皆さんは反論するというふうに思いますから。だから後日皆さんのその結果を見てやりましょう。
以上、私の持ち時間も終わりますのでこれで終わりますけれども、しかし
大臣、
改善計画をいろいろやってみたがなかなかうまくいかない、先立って大変だ、したがってそんなに慌てることではなくて、せめて
改善計画を七十二
年度ぐらいに持っていきなさい、収支の均衡はそれから先へ送りなさい、私はそのことを主張したいんですよ。今、まだ六十八年ということもあるからすぐ返事はできないというふうに思いますけれども、あるいは収支の均衡をもっと先へ持っていってそこでじっくりこの
国有林をどうするかということを考える時期だというふうに私は思います。その点を、これまた質問しても余りいい
答弁は返ってこないというふうに思いますから、これも強く
要求をしておきたいというふうに思います。
いずれにしても、
国有林の再建を図るためには、
大臣あるいは
農水省の幹部の諸君も目先の言い逃れだけではいけないんだ、自分
たちが
農水省におるときにつくった
改善計画をやってこれだけよくなりましたと、そういう自信の持てるような
改善計画をつくろうではありませんか。私もまた
論議をしていきたいというふうに思います。
以上で私の質問を終わります。