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1985-04-19 第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
六十年四月十九日(金曜日) 午後一時十六分開会
—————————————
委員
の異動 四月十八日 辞任
補欠選任
鈴木 一弘君
桑名
義治
君
井上
計君 三治 重信君
木本平八郎
君
青木
茂君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
桧垣徳太郎
君 理 事
井上
裕君 伊江 朝雄君 藤井 孝男君 宮澤 弘君
赤桐
操君 穐山 篤君 中野 明君 委 員
井上
孝君 上田 稔君 浦田 勝君 工藤万
砂美
君 倉田 寛之君 小林 国司君 後藤 正夫君 田中 正巳君 堀内 俊夫君
松岡満寿男
君 柳川
覺治
君 和田 静夫君
桑名
義治
君 佐藤 昭夫君 橋本 敦君 田渕 哲也君
青木
茂君
衆議院議員
大蔵委員長
越智
伊平
君
国務大臣
大 蔵 大 臣
竹下
登君
政府委員
大蔵政務次官
江島 淳君
大蔵省主計局次
平澤 貞昭君 長
事務局側
常任委員会専門
桐澤
猛君 員
—————————————
本日の会議に付した案件 ○国の
補助金等
の
整理
及び
合理化
並びに
臨時特例
等に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
—————————————
桧垣徳太郎
1
○
委員長
(
桧垣徳太郎
君) ただいまから
補助金等
に関する
特別委員会
を開会いたします。 国の
補助金等
の
整理
及び
合理化
並びに
臨時特例等
に関する
法律案
を
議題
といたします。 まず、
政府
から
趣旨説明
を聴取いたします。
竹下大蔵大臣
。
竹下登
2
○
国務大臣
(
竹下登
君) ただいま
議題
となりました国の
補助金等
の
整理
及び
合理化
並びに
臨時特例等
に関する
法律案
につきまして、
提案
の
理由
及びその
内容
を御
説明
申し上げます。 御
承知
のとおり、
我が国財政
を取り巻く環境には極めて厳しいものがあります。 このため、
政府
は、
昭和
六十年度予算におきましては、引き続き
財政改革
を強力に推進するため、
歳出面
において、既存の制度、施策の
見直し
を行うなど、すべての分野にわたり経費の徹底した
節減合理化
に努め、その規模を厳に抑制したところであります。 特に、
補助金等
につきましては、すべてこれを洗い直し、
人件費補助等
の
見直し
、
高率補助率
の
引き下げ
、その他廃止、
合理化
など徹底した
整理合理化
を積極的に進めました。なお、いわゆる
行革関連特例法
による
特例措置
については、
所要
の
継続措置
を講ぜざるを得ないのでありますが、現下の厳しい
財政事情等
にかんがみ、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。 本
法律案
は、以上申し述べましたうち、
立法措置
を要するものについて、国の
財政収支
の改善を図るとともに、
財政資金
の
効率的使用
を図るため、累次の
臨時行政調査会
の答申の
趣旨
を踏まえ、国の
負担金
、
補助金等
に関する
整理
及び
合理化
並びに
臨時特例等
の
措置
を定めるものであります。 以下、この
法律案
の
内容
につきまして御
説明
申し上げます。 第一に、
地方公共団体
の
事務
または
事業
として同化定着しているものに係る
負担金
、
補助金等
を規定している十二
法律
について、
当該負担金
、
補助金等
を
整理
し、
地方公共団体
の
一般財源
による
措置
への振りかえ等を行うこととしております。 第二に、
職員設置費等人件費
に係る
負担金
、
補助金等
を規定していると
法律
について、
地方
の
自主性
を尊重し、
当該負担金
、
補助金等
の
交付金措置
への移行を図ることとしております。 第三に、
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律
に規定されている六
法律
に係る各
特例措置
は、既に三十年を経過し定義していることから、これらを
個別法
に移し、恒久化することとしております。 第四に、
行政改革
を推進するため当面講ずべき
措置
の一環としての国の
補助金等
の縮減その他の
臨時
の
特例措置
に関する
法律
に規定されている各
特例措置
について、
所要
の調整を行った上、
昭和
六十年度まで一年延長することとしております。 第五に、国の
負担
または
補助
の
割合
が二分の一を超える
負担金
、
補助金等
を規定している四十
法律
について、
昭和
六十年度における
当該負担
または
補助
の
割合
の
引き下げ
に係る
措置
を定めることとしております。なお、この
引き下げ
の対象となる
地方公共団体
に対し、その
事務
または
事業
の執行及び
財政運営
に支障を生ずることのないよう
財政金融
上の
措置
を講ずることとしております。 以上がこの
法律案
の
提案理由
及びその
内容
であります。 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。
桧垣徳太郎
3
○
委員長
(
桧垣徳太郎
君) 次に、
本案
の
衆議院
における
修正部分
について、
衆議院大蔵委員長越智伊平
君から
説明
を聴取いたします。
越智伊平
君。
越智伊平
4
○
衆議院議員
(
越智伊平
君) ただいま
議題
となりました国の
補助金等
の
整理
及び
合理化
並びに
臨時特例等
に関する
法律案
に対する
衆議院
における
修正部分
につきまして、その
趣旨
を御
説明
申し上げます。
修正点
の第一は、
山村振興法
及び
地震防災対策強化地域
における
地震対策緊急整備事業
に係る国の
財政
上の
特別措置
に関する
法律
の
有効期限
の延長に伴うものであります。 すなわち、これらの
法律
は、
昭和
六十年三月三十一日限り効力を失うこととされていたことにより、
政府原案
では、第十一条において、いわゆる
行革関連特例法
の別表第一から削除することとされておりましたが、両法の
有効期限
が延長されましたので、従来の
特例措置
の
継続
を行うこととしたものであります。 第二は、
施行期日
に関するものであります。 御
承知
のとおり、この
法律
の
施行期日
は、
政府原案
では、「
昭和
六十年四月一日」と定められておりましたが、既にその
期日
を経過いたしました ので、これを「公布の日」に改めるとともに、
所要
の
経過措置等
を定めたものであります。 以上が
衆議院
における
修正部分
の
趣旨
であります。
桧垣徳太郎
5
○
委員長
(
桧垣徳太郎
君) 以上で
趣旨説明並び
に
衆議院
における
修正部分
の
説明聴取
は終わりました。
本案
に対する質疑は後日に行うこととし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時二十二分散会
—————
・
—————