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中西(績)
委員 このようにして、私が一番恐れておるのは、九産大問題の根っこはどこにあるかということを見た場合に、前々
理事長の鶴岡
体制が事務局
体制の中では全く変わっておらないということであります。部長制度をなくしました。当時の鶴岡
体制にいた人たちは全部部長に座っておった。これをなくして、次長制度に切りかえています。ところが、この次長制度の中に依然として残っておるし、私が当然解職されるであろうと思っておりました元総務部長の平松氏あたりについては、部長待遇で依然として残って院政をしいておるという実態です。ですから、先ほど部長が言われましたように事務
体制が依然として変わっておらない、こういうところに問題があるし、さらに、そういう人々が今度は言われました
評議員に次々になっておる。あるいは国士舘の場合には、
理事に選任をされた人は
教授会なり何なりである程度論議され、皆さんから容認をされた人がなっていきました。ところが、ここでは全くいつも鶴岡
体制側にいて
教学側を混乱をさせておる人たちがみんな
理事になっていったわけです。これでは鶴岡
体制を打破できたということにはなりません。ここが一番の問題です。
それにあわせて、新しい
理事長はどうでしょう。言動を聞いておりますと、
学校の民主な
運営ということをほとんど知らないんじゃないかと私は思っています。それはなぜかといいますと、警察官僚であったゆえに、
学校法人組織なり
大学の自治というものを認めていない。依然として鶴岡
体制のときと全く同じ、
教学側に対する圧力のかけ方が同じです。これが今なお一番問題になっておる点だと私は思います。
体制が変わっていない。先ほど私が申し上げました入学
選抜の
規定をめぐっての問題のときにも、もし
理事者側の言うことを聞かなければ処分をするということを学長を初め通告をしておるのです。今こうした問題について教学が確立をされなければならぬやつを、それを全部抑え込んで
理事者側が一方的に実施をしていくこの
体制というのは、以前の
体制と全く変わってないとしか言いようがありません。この点を
指摘をしておきたいと思います。ですから、このような中身について、あなたたちは立ち入ることができるわけですから、やらなくてはならぬと思います。
そこで、
最後に、こうした問題があるために、問題発生以来ずっと問題を提起をし、正常化を願ってきておりました後援会
組織がございます。その後援会の幹部に対して暴力行為が出ています。
一つは、一月十四日、十七日、二回にわたって外園会長の新築をしておる住宅を破壊をしました。そして同じく十八日の朝早く、やはり同じくこの後援会の幹部をやっておる原といううちのお店を破壊をしました。その直後十九日、非常に朝早くですが、この原という人に後ろから自動車でもってぶっつけたわけですね。交通事故を起こさせた。追突でやりました。そして話をしておるうちに殴りかかる。警官に通報してこの人は事故のために入院をさせられました。ところが、この六月一日になって原という人の自宅にイスグミのイコウガグミ マキタという人から電話があったそうです。これは正式に名のって、電話ですからお名前はということを聞いたところが、九産大に出入りをするな、こうした要求があっています。夫人が出まして、子供がいるから出入りするのは当たり前だということを言ったようであります。あなたはだれから依頼されたのですかと言ったところが、私は他の人から依頼されて電話をしておるということを言ったそうです。そして、警察でもどこでも言えということを言っていますね。
もともと鶴岡
体制のときには暴力的な支配が非常に強かったところです。ところが、このようにして新しい
理事長になり、しかもそれは警察管区本部長出身です。
監事の堀さんは警察上がりです。みんな警察上がりの人がそこにいるのに、このような暴力
事件が絶えません。正常化を願う、今の
体制に対して変更を求める人たちに対して、こういう暴力行為が次々と起こってきています。
この点からいたしますと、昨年国士舘で暴力
事件はついに殺人行為にまで
発展をしました。そのことは今から四年前に私は
指摘をいたしまして、中村という名前まで出して、必ず自後問題が派生をするぞということを予告をいたしましたところが、殺人行為にまでなって出てきました問題であります。ところが、この
大学も、このようにして一生懸命自分の子を持っておる親御さんたちが後援会を
組織をして発言をすると、こうした行為が次々に起こってくるわけです。そして、この方たちは被害者届を出しておるようでありますけれ
ども、先ほど言うように、警察官僚が上に座ってしまって、この問題の進展はないと私は思います。こういう事態は、今
私学の中で問題になっておるところでは、教学部門を無視するか、このような暴力
事件が絶えず起こってきておるということを私達は気づかなくてはなりません。私はここに一番の問題があると思います。
さらにまた、後援会長は決議文を
青木理事長のところに持っていった。ところが、
青木理事長は一部の声だと言ってこれを拒否をいたしました。
青木理事長がどこかに——これは私は言いません。電話をし頼んで、その人から今度はその会長に対して圧力を加えるかのごとき事態が出てきています。ということになってまいりますと、今言うこの暴力
事件と何らかかわりがないとは言い切れません。これは大変なことだと思います。
そこで、
最後に、警察庁おいでですから、今までの事態、前回鶴岡
理事長体制のときのことも知っておると思いますから、たくさんの告発が出されました、こういうところでありますから、これを聞いて、被害届を出しておるのですけれ
ども、今後何かそれに対する見解はありますか。