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1985-05-21 第102回国会 衆議院 議院運営委員会 第30号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和六十年五月二十一日(火曜日)     正午開議 出席委員   委員長 小沢 一郎君    理事 水平 豊彦君 理事 北川 石松君    理事 保利 耕輔君 理事 吹田  愰君    理事 古賀  誠君 理事 渡辺 三郎君   理事 平石磨作太郎君 理事 西田 八郎君       甘利  明君    加藤 卓二君       北川 正恭君    桜井  新君       田中 直紀君    長野 祐也君       松田 九郎君    清水  勇君       田並 胤明君    横江 金夫君       沼川 洋一君    日笠 勝之君       東中 光雄君  委員外出席者         議     長 坂田 道太君         副  議  長 勝間田清一君         事 務 総 長 弥富啓之助君     ――――――――――――― 五月二十日  政党法制定反対に関する陳情書外一件  (第四二六号) は本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  米ソ軍縮交渉に関する決議案愛野興一郎君外  四名提出)の取扱いに関する件  本日の本会議議事等に関する件      ――――◇―――――
  2. 小沢一郎

    小沢委員長 これより会議を開きます。  まず、決議案取扱いに関する件についてでありますが、昨二十日、愛野興一郎君外四名から、自由民主党・新自由国民連合日本社会党護憲共同公明党国民会議民社党国民連合の四党共同提案に係る米ソ軍縮交渉に関する決議案提出されました。また、同日、日本共産党革新共同松本善明君外二名から、米ソ軍縮交渉に関する決議案提出されました。三の際、東中光雄君から発言を求められておりますので、これを許します。東中光雄君。
  3. 東中光雄

    東中委員 私は、愛野興一郎君外四名提出の四党共同提案に係る米ソ軍縮交渉に関する決議案については、まことに残念でありますが、強く反対せざるを得ないのであります。  といいますのは、私たち日本共産党革新共同としましては、核兵器廃絶は今日の世界政治において緊急第一義的な課題として提起しなければならぬものだと思っております。そういう点で、今回の米ソ軍縮交渉に関する決議案を本会議提案しようということで、国際軍縮議連各党所属の議員とともにいろいろ協議を重ねてまいりました。そうして案文が成立しましたのが松本善明君外二名提出米ソ軍縮交渉に関する決議案の内容であったわけであります。ところが、外務委員会協議の中で、その決議案の前文は全く同じでありながら肝心の本体の部分についての修正提案がされたのが、この愛野興一郎君外四名提出案件ということになっております。  問題の中心点は、核兵器廃絶を目指す軍縮の促進は現在の世界にとって緊急かつ最重要の課題であるということで、核兵器廃絶へ向かっての取り組みということが米ソ軍縮交渉に特に期待をされる。しかも、米ソ軍縮交渉再開に際しての米ソ外相共同声明では、この軍縮交渉核兵器廃絶交渉目的とする、目標とするということを共同声明で出しております。そういう点を、松本善明提案決議案では、「米ソ両国に対し、両国核大国としての重大な責任を自覚し、真剣な態度で交渉を積極的に展開し、米ソ共同声明が、目標として合意したすべての領域における核兵器完全廃絶をもたらすことを強く要請する。」というふうにまとめておったわけであります。  ところが、核兵器完全廃絶について、それは究極目的だ、究極的に完全廃絶をもたらすように要望するというふうに改められたのが愛野興一郎提出案件であります。これは緊急の課題究極課題にかえることであって、核廃絶をうんとおくらせていく、先送りをしていく、こういう方向に通ずるものであって、今日要請されておる緊急、最重要の課題としての米ソ軍縮交渉における核兵器廃絶という点からいえば、それを先送りをすることで核軍拡競争をむしろ進めていくことにさえなりかねないということを私たちは危惧するものであります。そういう点で、中心的な問題についての見解が違っておりますので、こういう点について強く反対をしたい。  特に、本院が第二回国連軍縮特別総会へ向けて決議をしたときに、核兵器廃絶について論じておりますが、その論議の中で、究極的に核兵器廃絶するということになっておったのを、外務委員会論議の結果、「究極的に」を削って、三年前に本院の決議にしたこともある。そういう経緯から見まして、今回それが入れられてきたということは非常に遺憾な次第だと言わざるを得ません。  こういう点で、私たち愛野興一郎君外四名提出のこの案に反対である。したがって、全会一致でやるべき国会決議としては、本日上程されることにも反対をいたします。
  4. 小沢一郎

    小沢委員長 それでは、自由民主党・新自由国民連合日本社会党護憲共同公明党国民会議民社党国民連合党共同提案に係る米ソ軍縮交渉に関する決議案を本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手
  5. 小沢一郎

    小沢委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。  なお、本決議案趣旨弁明は、提出者を代表して、愛野興一郎君が行います。  また、本決議に対しまして、内閣を代表して、安倍外務大臣から発言があります。     —————————————
  6. 小沢一郎

    小沢委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
  7. 弥富啓之助

    弥富事務総長 まず、動議によりまして、愛野興一郎君外四名提出米ソ軍縮交渉に関する決議案を上程いたします。提出者を代表して愛野興一郎さんが趣旨弁明をされます。共産党反対とのことでございます。採決の後、安倍外務大臣から発言がございます。  次に、日程第一につきまして、片岡法務委員長の報告がございます。全会一致であります。  本日の議事は、以上でございます。     —————————————  議事日程 第二十四号   昭和六十年五月二十一日     午後一時開議  第一証人等の被害についての給付に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付)     —————————————
  8. 小沢一郎

    小沢委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。     —————————————
  9. 小沢一郎

    小沢委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る二十三日木曜日午後一時から開会することといたします。  また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時八分散会