運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1983-02-22 第98回国会 衆議院 法務委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日昭和五十七年十二月二十八日)( 火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次 のとおりである。    委員長 羽田野忠文君    理事 太田 誠一君 理事 熊川 次男君    理事 高鳥  修君 理事 中川 秀直君    理事 稲葉 誠一君 理事 横山 利秋君    理事 沖本 泰幸君 理事 岡田 正勝君       井出一太郎君    今枝 敬雄君       上村千一郎君    大西 正男君       亀井 静香君    木村武千代君       高村 正彦君    白川 勝彦君       森   清君    山崎武三郎君       綿貫 民輔君    枝村 要作君       北山 愛郎君    下平 正一君       広瀬 秀吉君    鍛冶  清君       塚本 三郎君    安藤  巖君       林  百郎君    田中伊三次君     ───────────── 昭和五十七年十二月二十八日  羽田野忠文委員長辞任につき、その補欠とし  て綿貫民輔君が議院において、委員長選任さ  れた。 ────────────────────── 昭和五十八年二月二十二日(火曜日)     午前十時四十七分開議  出席委員    委員長 綿貫 民輔君    理事 太田 誠一君 理事 熊川 次男君    理事 中川 秀直君 理事 羽田野忠文君    理事 稲葉 誠一君 理事 横山 利秋君    理事 沖本 泰幸君       上村千一郎君    大西 正男君       木村武千代君    高村 正彦君       森   清君    石橋 政嗣君       栂野 泰二君    鍛冶  清君       安藤  巖君    田中伊三次君  出席国務大臣         法 務 大 臣 秦野  章君  出席政府委員         法務大臣官房長 根岸 重治君         法務大臣官房会         計課長     村田  恒君  委員外出席者         法務委員会調査         室長      藤岡  晋君     ───────────── 委員の異動 昭和五十七年十二月二十八日  辞任         補欠選任   枝村 要作君     石橋 政嗣君   北山 愛郎君     大島  弘君   下平 正一君     栂野 泰二君   広瀬 秀吉君     横路 孝弘君 昭和五十八年二月三日  辞任         補欠選任   今枝 敬雄君     奥野 誠亮君   上村千一郎君     村山 達雄君   亀井 静香君     大村 襄治君 同日  辞任         補欠選任   大村 襄治君     亀井 静香君   奥野 誠亮君     今枝 敬雄君   村山 達雄君     上村千一郎君 同月四日  辞任         補欠選任   塚本 三郎君     竹本 孫一君 同日  辞任         補欠選任   竹本 孫一君     塚本 三郎君 同月五日  辞任         補欠選任   塚本 三郎君     竹本 孫一君 同日  辞任         補欠選任   竹本 孫一君     塚本 三郎君 同月八日  辞任         補欠選任   高村 正彦君     正示啓次郎君   白川 勝彦君     村山 達雄君   森   清君     武藤 嘉文君   山崎武三郎君     澁谷 直藏君 同日  辞任         補欠選任   澁谷 直藏君     山崎武三郎君   正示啓次郎君     高村 正彦君   武藤 嘉文君     森   清君   村山 達雄君     白川 勝彦君 同月九日  辞任         補欠選任   鍛冶  清君     大久保直彦君 同月二十二日  辞任         補欠選任   大久保直彦君     鍛冶  清君 同日  理事高鳥修君同日理事辞任につき、その補欠と  して羽田野忠文君が理事に当選した。     ───────────── 昭和五十七年十二月二十八日  国籍法の一部を改正する法律案土井たか子君外六名提出、第九十三回国会衆法第六号)  最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案稲葉誠一君外五名提出、第九十三回国会衆法第七号)  最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案稲葉誠一君外五名提出、第九十三回国会衆法第八号)  刑事訴訟法の一部を改正する法律案稲葉誠一君外五名提出、第九十三回国会衆法第九号)  刑法の一部を改正する法律案稲葉誠一君外五名提出、第九十三回国会衆法第一〇号)  利息制限法の一部を改正する法律案正森成二君外二名提出、第九十四回国会衆法第二一号)  利息制限法の一部を改正する法律案稲葉誠一君外五名提出、第九十四回国会衆法第四〇号)  刑事施設法案内閣提出、第九十六回国会閣法第八〇号) 昭和五十八年一月二十八日  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案内閣提出第三号) 同月二十七日  刑事施設法案廃案に関する請願金子満広紹介)(第一〇三号)  同(中島武敏紹介)(第一〇四号)  同(林百郎君紹介)(第一〇五号)  同(不破哲三紹介)(第一〇六号)  同(松本善明紹介)(第一〇七号)  同(渡辺貢紹介)(第一〇八号)  国籍法の一部改正に関する請願角屋堅次郎紹介)(第一二二号)  同(土井たか子紹介)(第一五三号) 二月九日  刑事施設法案廃案に関する請願小林恒人紹介)(第三七六号)  同(勝間田清一紹介)(第四五四号) 同月二十一日  国籍法の一部改正に関する請願土井たか子紹介)(第九〇二号) は本委員会に付託された。     ───────────── 二月十七日  スパイ防止法制定促進に関する陳情書外四件(第一七号)  外国人登録法改正に関する陳情書外九件(第一八号) は本委員会に参考送付された。     ───────────── 本日の会議に付した案件  理事辞任及び補欠選任  国政調査承認要求に関する件  法務行政検察行政国内治安及び人権擁護に関する件      ────◇─────
  2. 綿貫民輔

    綿貫委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、皆様の御推挙によりまして、本委員会委員長に就任いたしました。  もとより微力でございますが、本委員会には法務関係に練達の委員がおそろいでございますので、皆様格別の御理解と御協力を賜りまして、円満なる委員会運営を図ってまいりたいと存じます。  どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)      ────◇─────
  3. 綿貫民輔

    綿貫委員長 お諮りいたします。  理事高鳥修君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 綿貫民輔

    綿貫委員長 御異議なしと認めます。よって、許可することに決しました。  引き続き、理事補欠選任についてお諮りいたします。  その補欠選任につきましては、先例により、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 綿貫民輔

    綿貫委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、羽田野忠文君を理事に指名いたします。      ────◇─────
  6. 綿貫民輔

    綿貫委員長 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  裁判所司法行政法務行政及び検察行政等の適正を期するため、本会期中  裁判所司法行政に関する事項  法務行政及び検察行政に関する事項 並びに  国内治安及び人権擁護に関する事項 について、小委員会設置関係各方面からの説明聴取及び資料要求等方法により、国政調査を行うため、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 綿貫民輔

    綿貫委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。      ────◇─────
  8. 綿貫民輔

    綿貫委員長 法務行政検察行政国内治安及び人権擁護に関する件について調査を進めます。  この際、法務行政等の当面する諸問題について秦野法務大臣から説明を聴取いたします。秦野法務大臣
  9. 秦野章

    秦野国務大臣 委員各位には、平素から法務行政運営につき、格別の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。  この機会に、法務行政に関する所信一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  昨年の十二月、当委員会において就任のごあいさつをいたしました際にも申し述べたところでございますが、私は、法務行政使命は、法秩序維持国民権利保全にあると考えております。特に、内外の諸情勢がきわめて厳しいこの時期におきまして、民主主義を守り、国民生活の安定を確保するためには、国の法秩序が揺るぎなく確立され、国民権利がよく保全されていることが何よりも肝要であると存じます。私は、この使命の達成のために、今後とも全力を傾注し、国民の信頼と期待にこたえるよう、誠心誠意その職責を尽くしてまいりたいと存じます。  以下、私が考えております当面の施策について要点を申し上げます。  第一は、検察行政についてであります。  最近におけるわが国犯罪情勢は、全般的には平穏に推移しつつあると認められますものの、犯罪発生件数はここ数年来漸増の傾向を示し、内容的にも、各種凶悪重大事犯、悪質な贈収賄事犯、大規模な脱税事犯が跡を絶たず、加えてコンピューターシステムを悪用する新たな形態の犯罪発生を見るなど、犯罪の態様はますます悪質巧妙化してまいっております。特に覚せい剤事犯が依然として増加し、その乱用者層一般国民に広く拡大しつつある上、覚せい剤薬理作用影響による殺傷事犯が続発しており、また、少年非行も逐年増加しつつ低年齢化及び悪質化の様相が一層顕著となり、過激派集団の動向にも予断を許さないものがあるなど、今後の推移には警戒を要するところが少なくないと存じます。  私は、このような事態に的確に対処するため、検察体制整備充実に十全の意を用いつつ、関係機関との緊密な連絡協調のもとに、厳正にして公平な検察権の行使に遺憾なきを期し、良好な治安の確保と法秩序維持に努めてまいる所存であります。  なお、刑法改正につきましては、かねてから政府案作成のための作業を進めているところでありますが、刑法が国の重要な基本法の一つであることにかんがみ、国民各層の意見をも十分考慮しつつ、改正法案を今国会提出することを目途として引き続き努力いたしたいと考えております。  第二は、矯正及び更生保護行政についてであります。  犯罪者及び非行少年改善更生につきましては、刑務所、少年院等における施設内処遇保護観察等社会内処遇を一層充実強化するため、相互の有機的な連携を図る等その効果を高める措置を講じてまいる所存であります。  そのためには、まず施設内処遇につき広く国民理解を得るとともに、良識ある世論を摂取し、時代の要請にこたえ得る適切な処遇の実現に努め、他方社会内処遇につきましては、保護観察官による処遇活動の一層の充実を図るとともに、保護司との協働態勢を強化し、また、処遇方法の開発、処遇多様化に努める一方、関係機関、団体との連携をさらに緊密にし、一般国民理解協力を得つつ、現下の情勢に即した有効、適切な更生保護活動を展開してまいりたいと考えております。  なお、監獄法改正につきましては、第九十六回国会刑事施設法案提出し、現在衆議院において継続審査となっているところでありますが、今国会において十分な審査を経て成立に至るよう念願しておる次第であります。  第三は、民事等行政についてであります。  一般民事行政事務は、登記事務を初めとして量的に逐年増大し、また、質的にも複雑多様化傾向にあります。これに対処するため、かねてから種々の方策を講じてきたところでありますが、今後とも人的物的両面における整備充実に努めるとともに、組織・機構の合理化事務処理能率化省力化等に意を注ぎ、適正迅速な事務処理体制の確立を図り、国民権利保全行政サービス向上に努めてまいる所存であります。  なお、民事関係の立法につきましては、中高層共同住宅の増加に伴う区分所有建物をめぐる諸問題を解決するため、その諸方策について、かねてから法制審議会において審議が行われてまいりましたが、このたびその答申を得ましたので、その趣旨に沿って速やかに準備を進め、今国会改正法律案提出して審議をお願いしたいと考えております。  次に、人権擁護行政につきましては、本年が世界人権宣言採択三十五周年に当たることでもありますので、国民の間に正しい人権思想をより効果的に普及徹底させるため、各種広報手段による啓発を行うとともに人権相談人権侵犯事件調査処理を通じて、正しい人権思想普及高揚に努めてまいる所存であります。また、いわゆる差別事象についても、関係省庁等と緊密な連絡をとりながら、積極的に啓発活動を続け、その根絶に寄与し、もって国民基本的人権の保障をより確かなものにしてまいりたいと考えております。  次に、訟務行政につきましては、国の利害に関係のある争訟事件は、近時における複雑、多様化した社会情勢国民権利意識高揚を反映して、社会的、法律的に新たな問題を内包する事件が増加しており、その結果いかんが国の政治、行政経済等の各分野に重大な影響を及ぼすものが少なくないので、今後とも事務処理体制充実強化を図り、この種事件の適正、円滑な処理に万全を期するよう努めてまいりたいと存じます。  第四は、出入国管理行政についてであります。  近年におけるわが国国際的地位向上国際交流拡大等に伴い、わが国出入国者数は逐年増大するとともに、在留外国人活動範囲拡大活動内容多様化にも著しいものがあり、加えて、昨年一月一日から難民認定事務が開始されるなど、出入国管理行政重要性はますます高まっております。  このような情勢の変化に的確に対処し、国際協調の一層の推進を図りつつ、わが国出入国管理行政に課せられた使命の遂行に努め、その実を挙げたい所存であります。  最後に、法務省施設につきましては、昨年に引き続いて整備を促進し、事務処理適正化執務環境改善を図りたいと考えております。  以上、法務行政の当面の施策について所信一端を申し述べましたが、委員各位の御協力、御支援を得まして、重責を果たしたい所存でありますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。(拍手
  10. 綿貫民輔

    綿貫委員長 この際、委員長から申し上げますが、昭和五十八年度法務省関係予算及び昭和五十八年度裁判所関係予算につきましては、お手元に配付してあります関係資料をもって説明にかえさせていただきますので、御了承願います。  次回は、明二十三日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時五十八分散会