○村田秀三君 これは別な問題ですが、
会社の説明では警察に押収をされておりましてと、こういうことであります。でありますから、これは県警本部か鹿島警察署に搬入されておるものだと、こう思っておりました。ところが、そんなことは全然知らずに現場を
調査いたしましたときに被覆されてありましたですが、それが何であるか私もよく存じませんでした。切断したものは署に搬入したのかと、こう現場警戒をしております警官に聞きましたところが、いやそこにありますと、こう言うわけです。ちょっと見せてくれということで私が見ましたが、
調査団は実はずっと通り過ぎまして、たまたま私、やじ馬根性で最後までいたものですから、私一人がそれを見る結果になりました。実は茨城の商工労働部の方に写真を撮ってくれと、こういうことで頼んでありますからいずれ参ります。
そこで、いまいろいろと話を伺って
調査団があり得べからざる、これはちょっと
考えられないところの事故だと、こういうことを言っておりました。材も腐食をしておらない、こういうことのようでありますけれども、私も素人でありますが、とにかく一メートル余と、こう言いますが、まさにあれだけの肉厚のパイプが半分くらいまくれている、まくれているというよりも飛んでいる、すぽっと飛んでいるんです、飛んだ範囲は私は見てまいりませんでしたけれども。そしてあとはちょっと先の方が幾らかねじれていると、こういう
関係でございます。そこで茨城県警の第一
課長がいろいろ説明をしてくれまして、これは新聞で見る限りの知識でございます。また科学的な知識も私ございませんけれども、とにかく油が漏洩してそれに引火して外の部分で爆発してこのパイプが吹き飛んだのか、あるいはパイプの内部から爆発をしてパイプを吹き飛ばしたのか、こういう
質問をいたしました。そうしたところが、そこが問題でございますので、これは専門家の
先生にこれから
調査をしていただきます、それで押収をしましたと、こういうわけですね。私もこれは大変な事故だと、こう思いました。材質の問題云々ということになりますと皆目見当がつきませんが、とにかくできまして
世界の最新鋭
装置だと、こう言われておって、しかも十二年ですね。十二年もたって、いま
高杉さんが言うように硫黄のこれは分離
装置でございますから、腐食しておったということになるのかどうか。しかしこの腐食は見られないと、こう言うのですね。
そこで、まさにこれは小学校で
質問するようなお話でございますけれども、新聞なんか見ると亀裂が生じて重油が漏れたと、こう言います。そして、つまり亀裂が小さければ小さいほど噴出する速度も速く、距離も遠いと。その噴出をするときにいわゆる静電気を起こして、そこで引火したと、こういうことですね。私、専門家にちょっと聞いてみました。率直に申し上げまして、一緒に行きました技官の方でございますけれども、私の知識では家庭で使っているガスくらいのつもりでありますから、ガスが、つまり小さな亀裂で噴出をする、そこに火がついたという場合には、いわゆるその部分だけが燃えて、燃えたものが鉄管の中にずっと奥深く入って爆発するということがあるのかないのか、こう聞きました。それは通常
考えられない、客観的な
条件がさまざまありましょうけれども、全然それは
考えられないそうである。だとすれば、家庭でもってガスを使っておる、穴があって気圧が出てきておる、火をつけて燃えた、それがいつの間にかパイプの中まで入っていったということになったんでは、これは大変なことなんだが、まあまあそういうことはあるまいということで、これはちょっと外で引火したものがパイプの奥深く潜入していって、パイプの中から爆発したとは
考えられない。だとすると、いわゆるパイプの中から爆発しなければああいう破損の
状態にはならないと素人判断するわけですね。と同時に、またいわゆる安全弁があって、気圧が
一定程度以上になった場合にはバイパスを通ってこれは流出するから安全なんだと、こういうような説明にもなっています。
そうすると、中から破裂をしたと
考えられる限り、腐食もない、材質もこれは超
世界一流の
装置であるからまあまあそういうことは
考えられないとするならば、いわゆる安全弁をとめて、そしてつまり百五十以上のものをあるいは二百、三百というような気圧をぐっと送り込んだがために、中から破裂したのかどうかなあ、こんなふうに素人判断する。そういうふうに、あれだけのパイプが破裂するほどのつまりは気圧を送り込むような
装置なのかどうか。それも私は全然わかりませんよ。わかりませんが、いずれにしろあの
状態は中から破裂したものだというふうに、それ以外私自身は、素人判断でございますが、理解できないのですね。外から爆発したとすれば、もっとねじれ込んだりなんかしているわけでございますが、そうじゃないのです。そこのところだけがすぽっとなくなっている。これは大変なことだというふうに私自身感じてきたんですね。
つまり、これから事故
調査をされるわけでしょうが、結局中から破裂したと
考える限り、これはやはり安全管理に欠陥があった、重大なミスがあった、まあそういうことでつまりコントロール室の責任者が毎日毎日夜遅くまで留置されていると同じような
状態で
調査を警察から受けていると、こういうことでありますけれども、いずれにいたしましても、これはまあ何といいましょうか、物の見ようによっては故意が存在したのかどうかという問題にも発展しかねない問題でありますから、この辺のところは化学的に言ってどういうふうに理解したらいいのかなというひとつお答えをいただきたいと同時に、その辺がポイントだからぬかりなく綿密にこれは
調査をしていただきたいと、こう思うわけです。