○栗林卓司君 そういう御答弁は、何を言っているのかわけのわからない答弁ということになると思うんですけれ
ども、ここでさらにくだくだ申し上げましても議論は進まないでしょうから、意見だけ申し上げておきますけれ
ども、各党それぞれ住宅基本法もしくはかわるものはつくっておりますし、それから私の党で言いますと、たとえばライフステージに見合った住宅政策の供給ということは、どこが早かったかということを言うんじゃなくて、一番早く提起をしたように私は記憶をしております。公明党、社会党はそれぞれにまた法案としても御研究になっているということがありますので、
お話を伺うと自民党の方がということのようですから、そこから先はまた個別の御相談として置きますけれ
ども、必要性は
建設省として重々知っておられるわけですから、鋭意
努力をぜひお願い申し上げておきたいと思います。
では、本題に入りまして、今回の
都市公園整備五カ年
計画を拝見しますと、先ほど来の御論議のように、防災
公園というものを大きく焦点としてつかまえながら五ヵ年
計画が
考えられているようであります。この点については全く異論がございません。今回防災
公園ということが特に表に出てきたわけですけれ
ども、しかし、問題意識としては実は従来からあったということだと思います。
そこで、第一次、第二次五カ年
計画の推移を見ながら、各
県別あるいは大
都市、中小
都市別に進捗
状況は果たしてどうであったであろうかと
考えてみますと、たとえば東京は五十一年と五十四年を比べますと、簡単に言って増減なし。神奈川に至っては一人
当たりに直すと〇・〇九
平米だけ減ってしまっている。
滋賀でも減っている。というところがあるかと思うと、どうやら遅々としてではありますけれ
ども進んでいるところがある。そこで、防災
公園として
考えてみますと、
人口が過密している地域に最も求められると思うんですが、その地域についてどうかというと、一人
当たりの
公園面積等から見ても著しく立ちおくれている。ということは、
都市公園というのは防災
公園の機能を持つんだと。しかも
実績を見ると過密地帯の方が著しく立ちおくれている。単に
公園だけであったらそれはいろんな事情がありますということになりましょうけれ
ども、防災
公園という目で見てみると、この立ちおくれ、格差というのは非常に大きな意味を持つ。
そこで、今回の第三次五カ年
計画に当たっては、この格差を縮めるために具体的にどういう政策をお持ちになっているのか、お尋ねしたいと思います。