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渡辺(修)政府委員 ただいま瀬戸大橋の完成に伴う山陽自動車道等の高速道路、二号線バイパス等についてのお尋ねがございましたので、御説明を申し上げます。
まず山陽自動車道でございますが、
先生御承知のとおり、岡山−福山西間七十二キロメートルでございます。これにつきましては、岡山−倉敷間十六キロメートルが四十八年十月に、倉敷−福山西間五十六キロメートルが四十七年六月に整備
計画が決定されまして、道路公団にそれぞれ施行命令を出しておるところでございます。現在、地区単位ごとに
地元と協議をいたしまして用地買収を進めているところでございますが、残念ながら一部の地区におきまして、
環境問題等からまだ立ち入り測量ができないというところもございまして、私
ども、道路公団に、鋭意誠意をもって
地元の
方々にお話をして御協力を得るようにということを言っているわけでございます。瀬戸大橋供用の時期に合わせるべく努力をいたしたいと思っております。
なお、まだ基本
計画の段階でございます備前と岡山の間につきましては、中国地方建設局におきまして、次の段階でございます整備
計画を出すための
調査を鋭意進めているところでございます。
中国横断自動車道でございますが、これは中国縦貫道から北の区間が先に出ておるわけでございまして、岡山−
川上間七十九キロメートルにつきまして基本
計画が出、さらに落合−
川上間の整備
計画が決定をしております。落合−
川上間につきましては、山陽道と同様、日本道路公団において諸
調査を進めております。これはまだ路線発表をいたしておりませんが、
調査がまとまり次第路線発表をするという予定にいたしております。
なお、基本
計画区間でございます岡山と落合の間につきましては、これは高梁の奥を通りまして、有漢のあたりを通りまして落合に達する路線でございます。備前−岡山間と同じように、中国地方建設局におきまして整備
計画を出すための
調査を進めているわけでございます。
次に、二号線
関係でございますが、岡山バイパスにつきましては、これも
先生十分御承知のとおりと思いますが、いわゆるブルーラインからつながります西大寺の君津インターから倉敷市の大西までの二十八・三キロメートルにつきまして、二車線の区間もまだございます、それから四車のできた区間もございますが、取りまぜて供用しておる
状況でございます。ところどころ、特に倉敷市内で立体化
工事をやっておりまして、今後倉敷市役所の移転もございますので、古城池線との立体交差をまた進めようかというふうにしております。
なお、瀬戸大橋の供用にあわせまして、倉敷−茶屋町線の県道がございます。これから同じく県道早島−吉備線までの間が三・五キロメートルございますが、この区間は六車線にいたしたいというふうに
考えております。
二号線のバイパスでもう
一つ大きいのは玉島バイパスでございます。総延長九・三キロでございまして、岡山バイパスのつながる区間でございます。
〔
主査退席、岡田(利)
主査代理着席〕
玉島市内が大変混雑をいたしておりますので、その区間を特に急ぎまして、前後に
都市計画道路ないしは県道がございますので、ちょうど玉島の中間部分の二・九キロを優先区間といたしまして早期に開通をしたい。その他の区間につきましては、瀬戸大橋の供用に合わせて、高梁川の橋も含めまして使えるようにいたしたい、そういう予定でございます。