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1980-11-28 第93回国会 衆議院 文教委員会 第11号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十五年十一月二十八日(金曜日)     午前十一時十六分開議  出席委員    委員長 三ツ林弥太郎君    理事 中村喜四郎君 理事 三塚  博君    理事 森  喜朗君 理事 嶋崎  譲君    理事 馬場  昇君 理事 有島 重武君    理事 和田 耕作君       臼井日出男君    浦野 烋興君       小澤  潔君    小渡 三郎君       奥田 幹生君    狩野 明男君       久間 章生君    久保田円次君       高村 正彦君    近藤 鉄雄君       塩崎  潤君    野上  徹君       船田  元君    渡辺 省一君       木島喜兵衞君    中西 積介君       長谷川正三君    湯山  勇君       三浦  隆君    栗田  翠君       山原健二郎君    柿澤 弘治君  出席国務大臣         文 部 大 臣 田中 龍夫君  出席政府委員         文部大臣官房長 鈴木  勲君         文部省体育局長 柳川 覺治君  委員外出席者         文教委員会調査         室長      中嶋 米夫君     ――――――――――――― 委員の異動 十一月二十八日  辞任         補欠選任   近藤 鉄雄君     久間 章生君   坂田 道太君     奥田 幹生君   野上  徹君     小渡 三郎君   長谷川 峻君     渡辺 省一君   小杉  隆君     柿澤 弘治君 同日  辞任         補欠選任   小渡 三郎君     野上  徹君   奥田 幹生君     坂田 道太君   久間 章生君     近藤 鉄雄君   渡辺 省一君     長谷川 峻君   柿澤 弘治君     小杉  隆君     ――――――――――――― 十一月二十一日  国立函館大学設置に関する請願佐藤孝行君紹  介)(第二二七六号)  私学学費値上げ抑制等に関する請願外二件  (浅井美幸紹介)(第二二七七号)  同(浦井洋紹介)(第二二七八号)  同(岡田正勝紹介)(第二二七九号)  同(中路雅弘紹介)(第二二八〇号)  同(伏木和雄紹介)(第二二八一号)  同(正森成二君紹介)(第二二八二号)  幼稚園就園奨励費補助金交付に関する請願  (和田耕作紹介)(第二二八三号)  高校増設費国庫補助増額等に関する請願(大  野潔紹介)(第二二八四号)  同(沢田広紹介)(第二二八五号)  同(鳩山邦夫紹介)(第二二八六号)  同(与謝野馨紹介)(第二二八七号) 同月二十二日  大学格差是正及び充実発展等に関する請願  (松本善明紹介)(第二三二三号)  私学学費値上げ抑制等に関する請願阿部昭  吾君紹介)(第二三二四号)  同(石井一紹介)(第二三二五号)  同外四件(砂田重民紹介)(第二三二六号)  同(中川秀直紹介)(第二三二七号)  同(中山正暉紹介)(第二三二八号)  同(東中光雄紹介)(第二三二九号)  同(四ツ谷光子紹介)(第二三三〇号)  同(阿部哉君紹介)(第二三九三号)  同外一件(有島重武君紹介)(第二三九四号)  同(伊藤茂紹介)(第二三九五号)  同(小此木彦三郎紹介)(第二三九六号)  同(大原亨紹介)(第二三九七号)  同(岡本富夫紹介)(第二三九八号)  同(沖本泰幸紹介)(第二三九九号)  同(北側義一紹介)(第二四〇〇号)  同外五件(後藤茂紹介)(第二四〇一号)  同(戸沢政方紹介)(第二四〇二号)  同外五件(土井たか子紹介)(第二四〇三  号)  同外四件(永井孝信紹介)(第二四〇四号)  同外一件(春田重昭紹介)(第二四〇五号)  同(福岡義登紹介)(第二四〇六号)  同(藤田スミ紹介)(第二四〇七号)  同外五件(堀昌雄紹介)(第二四〇八号)  同(三谷秀治紹介)(第二四〇九号)  同外二件(渡部一郎紹介)(第二四一〇号)  同外一件(村上弘紹介)(第二四一一号)  同(渡辺三郎紹介)(第二四一二号)  同(河野洋平紹介)(第二四八二号)  同外十四件(佐藤誼紹介)(第二四八三号)  同(森井忠良紹介)(第二四八四号)  幼稚園就園奨励費補助金交付に関する請願  (岩佐恵美紹介)(第二三三一号)  同(山花貞夫紹介)(第二四一三号)  日本育英奨学金返還免除規定改正に関する請  願(山原健二郎紹介)(第二三九〇号)  学校災害防止及び学校災害補償法制定に関  する請願小沢和秋紹介)(第二三九一号)  高校増設費国庫補助増額等に関する請願(鈴  切康雄紹介)(第二三九二号) 同月二十五日  私学学費値上げ抑制等に関する請願池田行  彦君紹介)(第二五一〇号)  同外一件(小沢辰男紹介)(第二五一一号)  同外五件(加藤紘一紹介)(第二五一二号)  同(岸田文武紹介)(第二五一三号)  同(河本敏夫紹介)(第二五一四号)  同外一件(近藤元次紹介)(第二五一五号)  同外一件(佐藤隆紹介)(第二五一六号)  同(佐藤守良紹介)(第二五一七号)  同外一件(桜井新紹介)(第二五一八号)  同外一件(白川勝彦紹介)(第二五一九号)  同外一件(高鳥修紹介)(第二五二〇号)  同(谷川和穗紹介)(第二五二一号)  同外三件(中野寛成紹介)(第二五二二号)  同外二件(永田亮一紹介)(第二五二三号)  同外七件(村山達雄紹介)(第二五二四号)  同外一件(渡辺紘三君紹介)(第二五二五号)  同(三浦隆紹介)(第二五二六号)  同(近藤鉄雄紹介)(第二六〇五号)  日本学校安全会存続に関する請願栗田翠君  紹介)(第二五二七号)  同(清水勇紹介)(第二五二八号)  同(新盛辰雄紹介)(第二五二九号)  同(高沢寅男紹介)(第二五三〇号)  同(松本善明紹介)(第二五三一号)  同(湯山勇紹介)(第二五三二号)  同(小林進紹介)(第二五三三号)  高校増設費国庫補助増額等に関する請願(石  原慎太郎紹介)(第二六〇三号)  同(中村喜四郎紹介)(第二六〇四号) は本委員会に付託された。     ――――――――――――― 十一月二十二日  金沢大学教育学部養護教諭養成課程設置に関  する陳情書(第一  七五号)  米飯給食実施促進に関する陳情書  (第一七六号) は本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  閉会中審査に関する件  日本学校健康会法案内閣提出第二二号)  請 願    一 大学院生及び研究生研究教育・生      活条件改善等に関する請願和田耕作      君紹介)(第八号)    二 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願伊藤茂紹介)(第二三      号)    三 金沢大学教育学部養護教諭養成課程      新設に関する請願嶋崎譲紹介)(      第二四号)    四 私学助成に関する請願外三件(野口幸      一君紹介)(第二五号)    五 金沢大学教育学部養護教諭養成課程      新設に関する請願湯山勇紹介)(      第二三四号)    六 同(有島重武君紹介)(第二四九号)    七 同(木島喜兵衞紹介)(第二五〇      号)    八 同(嶋崎譲紹介)(第二五一号)    九 大学院生及び研究生研究教育・生      活条件改善等に関する請願外一件(嶋      崎譲紹介)(第二五二号)   一〇 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願加藤万吉紹介)(第三      五四号)   一一 小樽運河及び周辺石造倉庫群保存に      関する請願五十嵐広三紹介)(第      四〇一号)   一二 同(池端清一紹介)(第四〇二号)   一三 同(岡田利春紹介)(第四〇三号)   一四 同(菅直人紹介)(第四一七号)   一五 同(小林恒人紹介)(第五二七号)   一六 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願岩垂寿喜男紹介)(第      四〇四号)   一七 同外二件(河野洋平紹介)(第五二      五号)   一八 同外一件(高橋高望紹介)(第五二      六号)   一九 金沢大学教育学部養護教諭養成課程      新設に関する請願嶋崎譲紹介)(      第四〇五号)   二〇 同(嶋崎譲紹介)(第四五六号)   二一 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願市川雄一紹介)(第六      四五号)   二二 小樽運河及び周辺石造倉庫群保存に      関する請願横路孝弘紹介)(第六      四六号)   二三 学校災害防止及び学校災害補償法の      制定に関する請願谷川和穗紹介)      (第七六六号)   二四 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願加藤万吉紹介)(第七      六七号)   二五 同(戸沢政方紹介)(第七六八号)   二六 同(中路雅弘紹介)(第八八一号)   二七 同(栗田翠紹介)(第八八二号)   二八 私学助成に関する請願外二件(中野四      郎君紹介)(第七六九号)   二九 同(山下元利紹介)(第七七〇号)   三〇 公立義務教育学校教職員定数最低      保障率存続に関する請願川口大助君      紹介)(第八一三号)   三一 金沢大学教育学部養護教諭養成課程      新設に関する請願嶋崎譲紹介)(      第八八三号)   三二 同外一件(木間章紹介)(第一三三      〇号)   三三 同(嶋崎譲紹介)(第一三三一号)   三四 同(中西積介紹介)(第一三三二      号)   三五 同(長谷川正三紹介)(第一三三三      号)   三六 同(村山喜一紹介)(第一三五六      号)   三七 同(嶋崎譲紹介)(第一四九六号)   三八 私学公費助成増額等に関する請願      (中西積介紹介)(第一四六六号)   三九 公立義務教育学校教職員定数最低      保障率存続に関する請願川俣健二郎      君紹介)(第一六一〇号)   四〇 大学院生及び研究生研究教育・生      活条件改善等に関する請願有島重武      君紹介)(第一七一四号)   四一 公立義務教育学校教職員定数最低      保障率存続に関する請願佐藤敬治君      紹介)(第一七一五号)   四二 高校増設費国庫補助増額等に関する      請願大内啓伍紹介)(第一八〇五      号)   四三 同(榊利夫紹介)(第一八〇六号)   四四 同(不破哲三紹介)(第一八〇七      号)   四五 同(山原健二郎紹介)(第一八〇八      号)   四六 障害児学校寄宿舎の寮母の名称変更等      に関する請願(辻第一君紹介)(第一      八〇九号)   四七 大学院生及び研究生研究教育・生      活条件改善等に関する請願山原健二      郎君紹介)(第一八一〇号)   四八 高校増設に対する国庫補助増額等に      関する請願外一件(山原健二郎君紹      介)(第一八一一号)   四九 金沢大学教育学部養護教諭養成課程      新設に関する請願牧野隆守紹介)      (第一八一二号)   五〇 私立幼稚園維持発展及び保護者負担      の軽減に関する請願石原慎太郎君紹      介)(第二〇七六号)   五一 私学に対する公費助成増額等に関す      る請願田中昭二紹介)(第二〇七      七号)   五二 小中学校米飯給食に関する請願(田      中昭二紹介)(第二〇七八号)   五三 大学格差是正及び整備充実等に関す      る請願外一件(谷川和穗紹介)(第      二〇七九号)   五四 学校災害防止及び学校災害補償法の      制定に関する請願有島重武君紹介)      (第二〇八〇号)   五五 公立義務教育学校教職員定数最低      保障率存続に関する請願川俣健二郎      君紹介)(第二〇八一号)   五六 高校増設費国庫補助増額等に関する      請願有島重武君紹介)(第二〇八二      号)   五七 同(越智伊平紹介)(第二〇八三      号)   五八 同(大久保直彦紹介)(第二〇八四      号)   五九 同(大塚雄司紹介)(第二〇八五      号)   六〇 同(長田武士紹介)(第二〇八六      号)   六一 同(鍛冶清紹介)(第二〇八七号)   六二 同(粕谷茂紹介)(第二〇八八号)   六三 同(金子みつ紹介)(第二〇八九号)   六四 同(金子満広紹介)(第二〇九〇号)   六五 同(菅直人紹介)(第二〇九一号)   六六 同(栗田翠紹介)(第二〇九二号)   六七 同(小泉純一郎紹介)(第二〇九三号)   六八 同(小坂徳三郎紹介)(第二〇九四号)   六九 同(小杉隆紹介)(第二〇九五号)   七〇 同(小林政子紹介)(第二〇九六号)   七一 同(島村宜伸紹介)(第二〇九七号)   七二 同(高沢寅男紹介)(第二〇九八号)   七三 同(竹入義勝君紹介)(第二〇九九号)   七四 同(谷川和穗紹介)(第二一〇〇号)   七五 同(中島武敏紹介)(第二一〇一号)   七六 同(中村靖紹介)(第二一〇二号)   七七 同(馬場昇紹介)(第二一〇三号)   七八 同(浜野剛紹介)(第二一〇四号)   七九 同(松本善明紹介)(第二一〇五号)   八〇 同(三塚博紹介)(第二一〇六号)   八一 同(山花貞夫紹介)(第二一〇七      号)   八二 同(山本政弘紹介)(第二一〇八      号)   八三 同(湯山勇紹介)(第二一〇九号)   八四 同(依田実紹介)(第二一一〇号)   八五 同(和田耕作紹介)(第一二一一      号)   八六 国立函館大学設置に関する請願佐藤      孝行紹介)(第二二七六号)   八七 私学学費値上げ抑制等に関する請願      外二件(浅井美幸紹介)(第二二七      七号)   八八 同(浦井洋紹介)(第二二七八号)   八九 同(岡田正勝紹介)(第二二七九      号)   九〇 同(中路雅弘紹介)(第二二八〇      号)   九一 同(伏木和雄紹介)(第二二八一      号)   九二 同(正森成二君紹介)(第二二八二      号)   九三 幼稚園就園奨励費補助金交付に関す      る請願和田耕作紹介)(第二二八      三号)   九四 高校増設費国庫補助増額等に関する      請願大野潔紹介)(第二二八四      号)   九五 同(沢田広紹介)(第二二八五号)   九六 同(鳩山邦夫紹介)(第二二八六      号)   九七 同(与謝野馨紹介)(第二二八七      号)   九八 大学格差是正及び充実発展等に関す      る請願松本善明紹介)(第二三二      三号)   九九 私学学費値上げ抑制等に関する請願      (阿部昭吾紹介)(第二三二四号)  一〇〇 同(石井一紹介)(第二三二五号)  一〇一 同外四件(砂田重民紹介)(第二三      二六号)  一〇二 同(中川秀直紹介)(第二三二七      号)  一〇三 同(中山正暉紹介)(第二三二八      号)  一〇四 同(東中光雄紹介)(第二三二九      号)  一〇五 同(四ツ谷光子紹介)(第二三三〇      号)  一〇六 同(阿部哉君紹介)(第二三九三      号)  一〇七 同外一件(有島重武君紹介)(第二三      九四号)  一〇八 同(伊藤茂紹介)(第二三九五号)  一〇九 同(小此木彦三郎紹介)(第二三九      六号)  一一〇 同(大原亨紹介)(第二三九七号)  一一一 同(岡本富夫紹介)(第二三九八      号)  一一二 同(沖本泰幸紹介)(第二三九九      号)  一一三 同(北側義一紹介)(第二四〇〇      号)  一一四 同外五件(後藤茂紹介)(第二四〇      一号)  一一五 同(戸沢政方紹介)(第二四〇二      号)  一一六 同外五件(土井たか子紹介)(第二      四〇三号)  一一七 同外四件(永井孝信紹介)(第二四      〇四号)  一一八 同外一件(春田重昭紹介)(第二四      〇五号)  一一九 同(福岡義登紹介)(第二四〇六      号)  一二〇 同(藤田スミ紹介)(第二四〇七      号)  一二一 同外五件(堀昌雄紹介)(第二四〇      八号)  一二二 同(三谷秀治紹介)(第二四〇九      号)  一二三 同外二件(渡部一郎紹介)(第二四      一〇号)  一二四 同外一件(村上弘紹介)(第二四一      一号)  一二五 同(渡辺三郎紹介)(第二四一二      号)  一二六 同(河野洋平紹介)(第二四八二      号)  一二七 同外十四件(佐藤誼紹介)(第二四      八三号)  一二八 同(森井忠良紹介)(第二四八四      号)  一二九 幼稚園就園奨励費補助金交付に関す      る請願岩佐恵美紹介)(第二三三      一号)  一三〇 同(山花貞夫紹介)(第二四一三      号)  一三一 日本育英奨学金返還免除規定改正に      関する請願山原健二郎紹介)(第      二三九〇号)  一三二 学校災害防止及び学校災害補償法の      制定に関する請願小沢和秋紹介)      (第二三九一号)  一三三 高校増設費国庫補助増額等に関する      請願鈴切康雄紹介)(第二三九二      号)  一三四 私学学費値上げ抑制等に関する請願      (池田行彦君紹介)(第二五一〇号)  一三五 同外一件(小沢辰男紹介)(第二五      一一号)  一三六 同外五件(加藤紘一紹介)(第二五      一二号)  一三七 同(岸田文武紹介)(第二五一三      号)  一三八 同(河本敏夫紹介)(第二五一四      号)  一三九 同外一件(近藤元次紹介)(第二五      一五号)  一四〇 同外一件(佐藤隆紹介)(第二五一      六号)  一四一 同(佐藤守良紹介)(第二五一七      号)  一四二 同外一件(桜井新紹介)(第二五一      八号)  一四三 同外一件(白川勝彦紹介)(第二五      一九号)  一四四 同外一件(高鳥修紹介)(第二五二      〇号)  一四五 同(谷川和穗紹介)(第二五二一      号)  一四六 同外三件(中野寛成紹介)(第二五      二二号)  一四七 同外二件(永田亮一紹介)(第二五      二三号)  一四八 同外七件(村山達雄紹介)(第二五      二四号)  一四九 同外一件(渡辺紘三君紹介)(第二五      二五号)  一五〇 同(三浦隆紹介)(第二五二六号)  一五一 同(近藤鉄雄紹介)(第二六〇五      号)  一五二 日本学校安全会存続に関する請願      (栗田翠紹介)(第二五二七号)  一五三 同(清水勇紹介)(第二五二八号)  一五四 同(新盛辰雄紹介)(第二五二九      号)  一五五 同(高沢寅男紹介)(第二五三〇      号)  一五六 同(松本善明紹介)(第二五三一      号)  一五七 同(湯山勇紹介)(第二五三二号)  一五八 同(小林進紹介)(第二五三三号)  一五九 高校増設費国庫補助増額等に関する      請願石原慎太郎紹介)(第二六〇      三号)  一六〇 同(中村喜四郎紹介)(第二六〇四      号)      ――――◇―――――
  2. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 これより会議を開きます。  内閣提出日本学校健康会法案を議題といたします。  本案に対する提案理由説明は、去る十月十五日すでに聴取いたしております。  これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、これを許します。高村正彦君。
  3. 高村正彦

    高村委員 私は、自由民主党を代表して、政府から提案された日本学校健康会法案について、大臣及び局長に質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  大臣におかれましては、文部行政の正しい発展のために日夜御尽力いただいておるわけで、私は、国民の一人として大変ありがたいと思うと同時に、山口県の後輩として誇らしい感じを抱いているものであります。本法案提出は、大臣が本国会冒頭におきまして、「たくましくかつ創造力のある、心身ともに健全で国際的に開かれた日本人の育成を期していくことが、今日最も重要な課題である」旨述べておられることとも密接な関連があることと存じます。  そこで、先日の大臣提案理由説明にもありましたが、日本学校安全会日本学校給食会を統合して日本学校健康会を設立する基本的な考え方ないしは理念について大臣からお答えをいただきたいと思います。
  4. 田中龍夫

    田中(龍)国務大臣 お答えいたします。  本件は、行政機構の合理的な再編を図ります観点から、文部省所管特殊法人整理合理化について検討いたしました結果、日本学校給食会日本学校安全会の両業務は、いずれも児童生徒等の健康の保持増進に資するものでございますので、両会を統合いたしまして日本学校健康会をつくりまして、両会の業務を総合的に推進することによりまして、心身ともに健康な児童生徒育成に資するものでございます。
  5. 高村正彦

    高村委員 大臣から基本的なことについてお答えいただきましたので、以下局長からお聞きしたいと思います。  大臣の御答弁にありましたように、私は、児童生徒の健康の問題こそは、今日国民が心を痛めている問題の一つであると思います。最近特に、児童生徒体力低下骨折事故増加など子供の心と体の健康に関していろいろの問題が指摘されておりますが、このような状況を文部省はどのように見ておられるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  6. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 お答え申し上げます。  先生からいま、児童生徒健康状態心身ともに健康な状態につきましてのいろいろな御指摘がございます。現に、児童生徒の体位、体格は、毎年向上いたしております。これは、それ自体大変喜ぶべきことでございますし、また中学校高等学校とも、身長、体重がふえたことに伴いまして、それと並行いたしまして、総合的な体力運動能力は高まってきております。しかし、特に小学校につきまして、運動能力の面でやや衰える傾向が見えてきておるということが、スポーツテストの結果あらわれてきておりますし、特に部分的な体力運動能力の問題につきまして、いま先生指摘のとおり、背筋力あるいは体前屈あるいは懸垂、そういういわゆるパワーの、力強さの面、あるいは体のやわらかさというような面でむしろ低下傾向が出ておるということが憂えられております。また、最近の学校安全会の給付の実態を見ますと、特に骨折につきまして、毎年若干ずつではございますが、増加傾向があらわれてきておるということでございます。その他、貧血の問題あるいは心臓疾患腎臓疾患の問題あるいは情緒障害、脊柱側湾症等の疾病あるいは病気とまでは言えないまでも、体や動作の面で異常がふえているということも指摘されており、各方面でこの面の問題の解決への努力が強調されておるところでございます。  このような子供たちの健康問題は、一つには、子供を取り巻く生活環境、また生活のあり方全般に起因しているものと思われますが、さらに児童生徒等の日常生活や健康状態あるいは健康意識等に関する総合的な調査研究を行い、この面の総合的なとらえ方をいたしまして、児童生徒等の身体の特性と健康状態の実態を十分踏まえ、その上で健康増進に関する施策の一層の充実を図る必要があるということが大事な課題になってきておるというように受けとめておる次第でございます。
  7. 高村正彦

    高村委員 そこで私は、児童生徒の健康の保持増進を図ることは、学校教育において最も大切なことではないかと思うのです。特に最近の子供の健康状況を考えますと、健康の保持増進をより一層充実させることが期待されていると思うのですが、このために文部省としてはどのような施策を講じておられるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  8. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 先生指摘のとおり、心身ともに健康な子供の育成を図りますことは、まさに子育ての基本でございますし、また学校教育の基本でもございます。この面から、家庭教育学校教育、社会教育を通じまして、最も基本の大切なこととして取り組んでいく必要があるというように考えておるところでございます。  知、徳、体の調和のとれました、心身ともに健康でたくましい子供を育成するための具体的な施策といたしましては、まず学校におきましては、体育的クラブ活動、部活動の充実を期しておりますし、また体力づくり推進校の指定を行いまして、学校の全体教育活動として体力づくりの推進を図るということの施策を進めております。また家庭や地域におきまして、体力づくりの推進のための指導資料として「子育ての中の基礎体力つくり」の作成、配付も行いまして、また一方で助成措置も講じまして、親と子の基礎体力づくり教室の開設も進めておるところでございます。また特に、都市化し、人工環境化していく現代社会におきまして、子供たちができる限り自然の中で伸び伸びと行動し、自然の動きをどう知ると申しますか、そういう子供たちの場づくりにも資していきたいということで、いわゆるグリーンスポーツ構想を積極的に推進しているところでございますし、本年度からは新たに、身近な運動広場の整備も進め、子供たちのわんぱく相撲あるいは木登り等の広場の造成も期していきたいというような施策を進めておるところでございます。  さらに、学校保健、安全の面につきましては、言うまでもございませんが、健康診断体制の充実を十分図っていくということと同時に、養護教諭の増員計画を今年度から進めさせていただいておりますし、さらに、これらの先生方に対しての講習会の拡充等でその専門性を高めていただくということを願っておるところでございます。  子供の健康問題につきましては、地域ぐるみで積極的に子供に目を向けた町づくりというような観点からも種々の施策が期待されるわけでございますので、今年度から学校保健活動推進地区の設定をするというような新しい施策も講じまして、学校給食等による栄養の十分な摂取、また体力づくり、体育、スポーツによる適正な消費、学校保健、安全によるその面の健康状態の適正なジャッジと申しますか、これらの総合的な施策を進めるということが、今日重要な行政の課題であろうというように考えておる次第でございます。
  9. 高村正彦

    高村委員 日本学校健康会は、現在、学校安全、学校給食の分野で重要な役割りを果たしている日本学校安全会日本学校給食会業務を引き継いで行うというように聞いておるわけでございますが、この健康会においては、具体的にどのような業務を行うのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  10. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 御指摘のとおり、日本学校給食会学校安全会を統合いたしまして、新たに日本学校健康会を発足、設立させていただきたいという法案でございますが、従来、日本学校給食会が行ってまいりました業務は、学校給食の普及充実の問題及び学校給食に必要な物資につきまして、これは文部大臣の指定する物資でございますが、これの買い入れ、供給等の業務を行うということに取り組んでまいりました。また日本学校安全会は、学校安全の普及充実と同時に、災害共済費給付の業務を続けてきておりまして、特にこの問題につきましては、最近の国会で本委員会におかれまして大改正をしていただきまして、学校の事故の防止と同時に、不幸にして事故の発生した子供たちに対する手厚い給付措置をいましておるところでございまして、この健康会におきましては、引き続き、これらの業務を継承いたしまして、かつ、これを総合的に取り扱っていくということで一段と児童生徒の健康の保持増進に役立てるようにいたしたいという考え方を持っております。
  11. 高村正彦

    高村委員 先日、外国の学校給食を視察したことがある人から聞いたことですが、日本の学校給食は、外国と比較してきわめて高い普及率を示しており、また学校教育の中にきちんと位置づけられて教師が給食指導を行っていることから、いわば量的にも質的にもすぐれた特色を持つものではないかというお話でございました。  そこで、わが国の学校給食についてお聞きしたいのでありますが、学校給食の目的、教育上の意義について聞かせてください。また学校給食は、児童生徒の健康の保持増進にどのような役割りを果たしているのかも、あわせてお答えいただきたいと思います。
  12. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 学校給食は、学校給食法の定めるところによりまして、わが国の義務教育学校におきまして、これの推進を図るよう奨励していくことになっております。この目的といたしましては、学校給食は、バランスのとれた栄養豊かな食事を提供して、児童生徒の心身の健康の増進に資すると同時に、国民の食生活の改善に寄与していくという目的を持って行われております。  特に給食の実施に当たっては、学校教育の目的の実現に資するという考え方を持って取り進めておりまして、先生いま御指摘のとおり、世界各国から、わが国の学校給食について大きな期待、評価がなされておるというように受けとめておるところでございます。特に、わが国の学校給食は、ほとんどの小学校で実際に行われております。しかも、日本の学校先生は、子供たちと一緒に食事をとってくださっております。外国ではなかなかこういう形のようにいかないところもあるようでございますが、教師が子供たちとの食事の場を、まさに家庭の夕げの団らんの場のようにしていただきまして、そこに人間的な触れ合い、また学校給食の準備等に対する子供たちの参加、その面からする自主性あるいは共同性あるいは奉仕の精神を培うというような、食事の場がある面で全体的な人間教育の大変大きな場になっておるということは、各国で大変注目されておるところであろうと思います。  これは、わが国の学校教育の充実の姿が、給食の場にそのような形で形成されておるということで、日本の学校教育のいろいろな面からの評価がございますが、学校給食もその大きな一つになっておるというように感じておる次第でございまして、今後とも、学校教育の場における栄養の摂取のみならず、温かい教育の場としての学校給食の推進ということは重要な課題であるというように受けとめておるところでございます。
  13. 高村正彦

    高村委員 学校給食の意義は、いまの御説明でよくわかったところでございますが、学校給食は、今日どの程度の普及をしているのでしょうか、具体的な数字を挙げて答えていただきたいと思います。  また現在、学校給食に米飯給食が導入されつつあると聞いておりますが、米飯給食の意義とその普及状況についてもお答えいただきたいと思います。
  14. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 お答え申し上げます。  まず、学校給食の実施状態でございますが、小学校におきましては、五十四年五月一日現在の実態でございますが、九九・四%の学校学校給食を実施いたしております。そのうち、完全給食の形をとっておりますものが九七・四%、補食給食が〇・五%、ミルク給食のみというのが一・五%でございますが、九九・四%という実施状況は、小学校ではほぼ一〇〇%に近い学校給食の実施が実現されておるというように見られるのではないかと思います。また中学校につきましては、十年後にこの学校給食が中学校に適用されたというような経緯もございまして、いま全体で八一・八%の中学校が給食を実施いたしております。うち、完全給食が五五・七%、補食給食〇・七%、ミルク給食のみが二五・五%で、中学校における完全給食の普及の課題は、なお今後努力を要する課題というような状態でございます。その他、特殊教育学校で完全給食が六九・三%、夜間定時制高等学校で完全給食五三・二%という実施状態でございます。今後、これらの完全給食未実施の学校における完全給食の普及をさらに図るということに努力をいたしたいと考えておるところでございます。  また、御指摘の米飯の学校給食への導入につきましては、学校給食の食事内容を多様化すること、また栄養に十分配慮した米飯の正しい食習慣を身につけさせるなど、教育上からも米飯給食の導入はきわめて意義のあることであるということで、五十一年度から計画的なその導入を進めておるところでございます。  また一面、わが国の学校給食で、特に食事というのは生命の糧でございます、その生命の糧になる食材料は、わが国の土からとれるもの、これをまず第一にしていくということは、ある面で当然のことでございますし、また国の大きな食糧政策、農業政策の上からもまさに要請されるところでございますので、その面からも計画的な推進をいま図っておるところでございます。  この一応の計画は、週五日間が学校給食の実施日でございますが、そのうち週二日を米飯にする、あと二日は従来のパン、あと一日がめん類等の食事ということで、米飯あり、パンあり、あるいはめん類ありという日本人の食パターンとかなり見合った給食の実態をとっていくということで、週二日の実施を目途としておりますが、これを五十六年度中に完全給食実施校の一〇〇%実現を図りたいということの計画でございまして、五十五年、本年の五月現在の状態で申し上げますと、完全給食実施校のうち、小学校で約八〇%の学校で、中学校では約九〇%の学校米飯給食を実施するまでに至りました。ただ、この実施の実態が、週二回に直ちに実現を見たところもございますが、都市部等でなかなか一気にその体制がとれないということから、月数回ということにとどめているような状態がございまして、実際の予定いたしました米穀の消費量が、五十一年度から始めまして五十六年度完成時には十万四千トンの消費が見込まれておりまして、本年、五十五年度は八万三千八百トンを見込んでおりますが、実際の今年度の消費の見込みは、六万五千トン程度ではないかというように見込まれております。また一方で、実際には家庭で御飯を炊いて持参するというような形をとっておるところもございますので、それらを含めますと、大体予定の八万トン台の消費がいま行われておるという状態でございます。  なお、この計画された年次計画の目途を完全に達するよう、いま私ども未実施の大きなところの県、市の責任の方においでいただきまして、実際の事情等を聴取しながら、強力なこの面の実現の指導をさしていただいておるところでございます。
  15. 高村正彦

    高村委員 いま御説明がありましたような学校給食の普及充実において、日本学校給食会の果たしている役割りは大変大きいのではないかと思いますが、具体的にはどのような役割りを果たしているのでしょうか。  また、日本学校給食会については廃止してもいいのではないかという声が一部にあるやに聞いておりますが、給食会の果たしている役割りから考えて、これを廃止すれば、それこそ世界に冠たるわが国の学校給食はどうなるのかと心配な点もあるわけであります。この辺のことについてもお答えいただきたいと思います。
  16. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 学校給食が、ただいま先生も御指摘のとおり、直接には児童生徒の心身の健全な発達に資する、また学校給食を通しまして栄養のバランスを十分考え、また食事を通して身につけていくというような面から、国民の食生活の改善に寄与するということの目的達成を図っておるわけでございまして、学校給食の普及と発展を図ることは、国の大事な責任であるという立場をとってまいった次第でございまして、この面から、学校給食用物資の適正、円滑な供給のための施策を具体化していくということは、大変大事なことでございまして、必要な範囲におきまして、できる限り、この学校給食用物資について、良質でかつ安定した価格での供給が図られるということの施策を進める、そのための国の代行機関といたしまして特殊法人日本学校給食会が設立され、これにその仕事を実施させて今日まで来たものでございます。  御案内のとおり、わが国の学校給食は、施設設備、それから調理に当たられる方々の人件費については公費負担で行うたてまえをとっておりますし、食材料費は父兄負担によって賄っていくという仕組みで学校給食が実施されてきております。  アメリカの学校給食と申しますか、スクール・ランチ・システムは、アメリカは農業大国でございますから、農業生産の上で余剰が一九四〇年代あたりからかなり生じてきております、そのアメリカの国土でつくられた農産物を、次の世代の大事な子供たちのスクールランチに提供していく、したがって、約三分の一の物資がほとんど、連邦政府あるいは州政府を通して無償で提供されておるということ、それを中心にして学校給食が展開されるというように聞いておりますが、わが国の学校給食は、この面では、アメリカは人件費が父母負担でございますけれども、わが国では人件費、施設設備費は公費負担、食材料費が父母負担でございますので、保護者負担の食材料費の徴収の低減化をできる限り図るということは、これは給食の実施側の大きな責任でございます。その給食の実施側におきまして、常に安定した価格で、しかも現在、いろいろな意味で食品公害の問題が指摘され、また懸念されておりますので、それらの直接に子供たちの口に入る食材料につきまして、給食会また都道府県段階での給食物資を取り扱う体制の中で、十分食品の検査をしていくということの措置がますます必要となってきております。  そういうような面から、よりよき物資がより安定した価格で、適正かつ安定した状態において供給、確保されるという体制を充実していくことは、今後、学校給食の発展、充実に欠かせないことであろうと考えておるわけでございまして、健康会の設立後におきましても、この面の施策の一層の適正化に努めてまいりたいという考え方でございます。
  17. 高村正彦

    高村委員 角度を変えてお聞きしたいと思いますが、私の承知しているところでは、さきの通常国会において、新エネルギー総合開発機構を新設するために、中小企業振興事業団と中小企業共済事業団とを統合して中小企業事業団を設立するという内容の法律が全会一致で可決成立をして、新法人がすでに十月に発足しているわけであります。  日本学校健康会の場合も、これと全く同一の方式による行政改革としての側面があると思います。安全会と給食会の統合は、木に竹を接ぐという批判が一部にあるやに聞いておりますが、いままでの大臣局長の御答弁からは、私は、この批判は全く当たらないと思います。  そこで、両法人の統合は、行政改革の一環という面から、役職員数、予算等の上でどのように配慮されているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  18. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 先生指摘のとおり、この統合は、行政改革の一環、行政機構の合理的再編成という観点で進めておるものでございます。  具体に申し上げまして、まず役員でございますが、役員の数は、現在、日本学校給食会が七人、常勤四人、非常勤三人でございます。また日本学校安全会は、六人、常勤三人、非常勤三人でございまして、合わせて計十三人の役員数になっておりますが、統合後の日本学校健康会は、これよりも五人役員の数を削減させていただいております。  内訳としては、常勤二人、非常勤三人の削減でございまして、役員総数八人、うち常勤五人、非常勤三人とすることといたしております。  また、職員の定数につきましては、前年度三百七人、日本学校給食会四十九人、日本学校安全会二百五十八人でございますが、これよりも三人を減じた三百四人といたしておるところでございます。  それから、予算につきましては、この十月一日に統合を予定いたしておりましたため、本年度予算では、十月から来年三月までの六カ月分として十六億四千七百四十七万円を積算しておりますが、この中で、いま申しました役員、職員の削減に伴う経費の節約がございまして、役員分千六百万円、職員分九百万円の節約が見込まれております。これを平年度ベースで申し上げますと、約四千三百万円の節減ということになっておりまして、統合に当たりまして、行政改革の趣旨を、できる限りこの面から実現に努めたということでございます。
  19. 高村正彦

    高村委員 健康会の組織ですが、これは具体的にはどうなるのでしょうか。  また、日本学校安全会には各都道府県に支部があるようですが、健康会になったとき、この支部はどうなるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  20. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 いまお答え申し上げましたとおり、役員として理事長一人、理事五人、うち常勤三人、非常勤二人でございます。それから監事二人、常勤一人、非常勤一人の役員を置くことといたしております。  また、法人の運営の適正を期するために、理事長の諮問機関として委員二十五人をもって構成する運営審議会を置くことといたして、重要な運営事項について御意見、御審議を賜ることといたしております。  また、事務組織につきましては、従来の学校給食会及び学校安全会の事務組織を基礎といたしまして、両法人の業務を総合的に推進して、心身ともに健康な児童生徒等育成に資することのできるような組織体制にいたしたいということで考えておりまして、具体に、本部については総務、学校安全、学校給食の三部制を設けてまいりたい。  それから、御指摘学校安全会支部が各都道府県に設けられておりますが、この支部は、日本学校健康会の支部となるわけでございますが、現在と同様、学校安全の普及充実業務と災害共済給付業務を行うことといたしておりまして、学校給食関係の業務をこの支部に行わせるということは考えておらないところでございまして、各都道府県段階の学校給食については、都道府県の段階で財団法人都道府県学校給食会が設けられておりまして、これらの自主的な活動がなされておりますので、それらに対する指導援助というような形での取り組みを考えております。したがいまして、安全会の支部については、従来の支部機能に変化がないというように御理解をいただきたいと思います。
  21. 高村正彦

    高村委員 いまの御説明で、健康会の目的、事業などについては、よくわかりましたが、そこで、統合に伴い、安全会や給食会が現に行っております業務が、たとえ一時的にしろ、停滞してはならないと思うわけでありますが、この点は大丈夫なんでしょうか、お答えいただきたいと思います。
  22. 柳川覺治

    柳川(覺)政府委員 先生より御示唆を賜りましたが、私どもも、この統合によりまして、従来の業務に停滞を生じたり、あるいは支障が生じないよう十分配慮してまいりたいと考えておりますし、また健康会発足後におきましては、従来の給食会、安全会の職員の方々も、心を合わせて新しい学校健康会の業務に精励をしていただくということを念願してまいりたいと思っておるところでございます。  また具体的には、このような観点に立ちまして、従来、日本学校安全会と締結している災害共済給付契約あるいは日本学校安全会に対する支払いの請求等につきましては、日本学校健康会に対してなされたものとみなす旨の規定を附則の第十四条で設けまして、統合に伴う事務が増大しないような措置を法令上も講じておる次第でございます。  また、日本学校健康会の設立時期の決定に際しましても、統合によって事務の混乱や停滞が出ないよう十分な準備期間を置くようにしたいというように考えております。  何と申しましても、この種のことの推進に当たりましては、関係者の、直接この業務に当たる役員、職員の方々の一致団結した、心の通い合った取り組みということが最も大事だと感じておりまして、私どもも、そういうような立場で、この統合の具体化につきましては、文部省の立場で対応する必要があるというように考えておるところでございます。
  23. 高村正彦

    高村委員 最後に、大臣にお尋ねしたいと思います。  安全会と給食会の統合には、行政改革の一環という面もありますが、この統合により設立される日本学校健康会は、児童生徒の健康の保持増進を図ることを目的とするわけでありますので、単に両会の行ってきた業務を承継するというだけでなくて、長期的には健康会としての業務の充実に努め、児童生徒の健康問題に積極的に取り組んでいくことが必要ではないかと思いますが、この点について大臣の御所見を伺い、私の質問を終わりたいと思います。
  24. 田中龍夫

    田中(龍)国務大臣 御指摘のとおり、本問題が提起されました動機におきましては、行政改革ということがございますが、しかしながら、文教政策の上から申しまして、児童生徒の健康保持ということは、最も重大な問題でございます。今回のような改正によりまして、両面が一体となりまして、さらに一層、児童生徒の健康が向上し、また十二分な監視と十二分な配慮によりまして、ますますりっぱな第二の国民ができるようにいたしたい、かように念願をいたしてお答えといたします。
  25. 高村正彦

    高村委員 以上で私の質問を終わります。  懇切かつ明快な御答弁ありがとうございました。(拍手)
  26. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 速記をとめてください。     〔速記中止〕
  27. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 速記を起こして。      ————◇—————
  28. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 これより請願の審査を行います。  今国会、本委員会に付託されました請願は百六十件であります。  本日の請願日程第一から第一六〇までの各請願を一括して議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  各請願の内容につきましては、文書表等によりすでに御承知のことでもありますし、また、先般の理事会におきまして慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明等はこれを省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  お諮りいたします。  本日の請願日程中、第三〇、第三九、第四一及び第五五、以上の各請願は、いずれも採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、ただいま議決いたしました各請願に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     —————————————     〔報告書は附録に掲載〕     —————————————
  32. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 なお、念のため申し上げます。  今国会、本委員会に参考送付されました陳情書は、国立宇都宮大学の人文社会科学部設置に関する陳情書外十一件であります。      ————◇—————
  33. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  内閣提出日本学校健康会法案につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  34. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 起立多数。よって、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに決しました。  次に  長谷川正三君外三名提出児童生徒急増地域に係る公立の小学校、中学校及び高等学校の施設の整備に関する特別措置法案 並びに  文教行政の基本施策に関する件  学校教育に関する件  社会教育に関する件  体育に関する件  学術研究及び宗教に関する件  国際文化交流に関する件  文化財保護に関する件 以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になり、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合、その人選及び出席日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になり、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣委員、期間、派遣地その他所要の手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 三ツ林弥太郎

    三ツ林委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時二分散会