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下田京子君 私は今回の
静岡地下街ガス爆発事故の質問に入ります前に、まず十四名の亡くなられております
方々、その遺族の
方々にお悔やみを申し上げ、また二百名を超える重傷者の
方々の一日も早い回復を願いたいと思います。
それから私は二十日の日と二十一日の日と
現地に出向きまして実際に
関係者からお話を伺いまして、都市
災害におけるとりわけ
ガス爆発事故というものの恐ろしさを身をもって痛感いたしました。それだけに行政サイド、
関係者の
対応というものが、いま改めてということではなくって、過去の
教訓に基づいて考えていかなければならないときではないかと、こう思うわけでございます。そういう点で、七項目にわたる県・市当局からの具体的な
要望等も出されていることはもう御承知のとおりだと思いますし、先ほど来から鋭意
検討しております、
要望に沿いたいという御返事もいただいております。さらに瓦斯協会から見舞い金一千万円ほどの支給ということも先刻御通告いただいたというお話もございますけれ
ども、いままでのお話を聞いておりますと、十分な
対応がなされているというふうにはちょっと認識できない感じを受けるわけなんです。私は細かく
要望する時間がございませんので、改めてこうした
関係者から出されている御
要望に沿ってさらに
検討を強めていただきたいということを冒頭お願い申し上げたいと思うんです。
さらに、
原因究明については、いま
捜査中だと言いつつも、
推定でもって何らかの
可燃性ガス、こういうお話で、一説メタン
ガスという話が大分広がってきておるわけなんですが、このことについては
原因の
調査結果を待たなければ私たちも何とも申し上げられません。一日も早い
原因の
究明を
要望するわけですが、同時に
地元の皆さん方はあたかも
都市ガスの責任は免れたような形でやられている方向に怒りを感じているというお話、これもやはり冒頭伝えておきたいと思うんです。
私が質問のまず第一にお尋ねしたい点なんですけれ
ども、今回の
爆発事故は確かに第一次に
ガス漏れ、そして小
爆発という
通報が一一〇番、一一九番でそれぞれあるわけですね。それを受けて
ガス会社に
連絡が行っているわけですが、
ガス会社ではとにかく
ガス漏れだと把握したと。この把握の仕方にいろいろ問題があります。
通報上のことの問題もあります。そう思うんですが、いずれにしても、一次から二次までの間の初動時の
捜査体制がどうだったのかということをいま一度考えなければならないのじゃないか。
この点で、本来でしたら
ガス事業法に基づいて、
通産大臣が所管でございますから、
通産大臣から
保安規程等に基づいてどうだったのかというお話をお聞きしたいわけなんですけれ
ども、残念ながらきょうおいでになっておりません。そこで、
国土庁長官にもう
連絡会議を二度ほどお持ちになっているということですからお尋ねしたいわけなんですが、
一つは、
ガス事業法に基づいて
通産省に届けられている
保安規程から見て、今回の初動時の
対応、特に
ガス会社の
対応ですね、どうだったか、それを
ガス漏洩
通報処理要領あるいは導管
事故緊急
対策要領、こういったものから見てどうだったかというふうな問題について御
説明を受けているかどうか。御
説明を受けていないとすれば、そういった問題も含めて、こういった
災害についてどういう御認識をお持ちになっているか、まず
大臣にお聞きしたいと思うわけです。