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大木正吾君 これは
竹下大蔵大臣から簡単にずばっと答えてもらったら、無理にあと二十分の時間を費やすことはないわけなんですけれ
ども、
官房長官、二回目のしりの方で恐らく話題として聞いたこともあると思うんですが、やはりプライバシーの保護につきまして、実は総理府の総務長官もしょっちゅうかわってるものだから、
余り責任を持った会合が持たれていない模様なんですね。これは行政管理庁の管理局でつくった本なんですけれ
ども、これが出てるのがおととし五十三年の十一月に出ているわけですね。このときの状態で世界の先進国ですと大体二十ヵ国ぐらいが実施に入っている国もあるし、同時に準備もしている国があるわけですね。ちょうど五十九年から実施、五十八年一月から公布ですから、あと大体二年半から三年ぐらいございますのでね、どうでしょう、
大臣。
日本でも情報公開法の問題もございますが、逆にプライバシーの保護法について本格的に取り組む、これは
国会では実は
大蔵委員会で私も申し上げたこともあったと思うけれ
ども、同時に逓信
委員会でも、郵便貯金がありますから、そういうときに何遍も申し上げて、そのたびに附帯決議のあさはかな決議が出たり、
答弁は前向きにいつも出てくるんですけれ
ども、むしろこのグリーンカードというものが七千万人に影響するならば、これは明らかに背番号というようなとられ方をされても、
大蔵省は不本意でしょうけれ
ども、されてもやむを得ないということが出てきますから、同時に審
議官の方で自信を持って、
国税庁なり税務職員は国、地方を通じまして守秘
義務でいけるし、罰則強化ということもあり、同時に銀行の
金融機関の方々に対しまして倫理的な
意味合いで何とか
義務的な面にしたいと、こうおっしゃっていますけれ
ども、私はむしろ、こういうときにこそ、
国民のニーズなりあるいは気持ちにこたえるために、一方では公開法がある、一方ではプライバシーの保護法があると、こういった問題に踏み込んでいくべきではないか、こう
考えているんですね。ですから、これは別に
外国の本じゃないんで、
日本の行管庁で出した本ですからぜひ御参照いただきたいのですけれ
ども、データを供給する側の規制ということが一つありますよね。同時にデータについて収集、入力に関する規制がありますよ。この場合には、
竹下さんが青嵐会ではないということなど含めまして、あなた御自身の物の
考え方までもちゃんとインプットできるわけですから、だから、そういったことで非常に最近のコンピューターは進んでおりまして、
竹下大臣は洋酒は飲まず
日本酒を飲まれるとか、みんなそれへ入ってしまうわけですね。そうしますと、どうしてもこれは管理をするといいましても管理に限界があるわけですよ。ですから
外国、アメリカとかソ連の場合にはもっと厳しい状態で、軍事面の問題が出てきますからやっぱり非常に厳しい規制がありますけれ
ども、そういったことなどを参照していただきますと、いまのこのグリーンカード問題が七千万人にも影響するんですから、いまこそやはり総理府でもって預かって、各
省庁集めてやっているわけだし、国内的にも十七、八の
省庁でもって全部これは持っているわけですから、そういったものを統合といいますか、全体的にまとめましてプライバシーを守るための法律案をつくる材料は、これは
外国のものを全部集めたら十分
できますからね、ぜひ私はやっていただいて、グリーンカードを実行しても絶対に
竹下さんが、恐らく私とはけた違いに貯金を持っていると思うんだけれ
ども、そういったことが漏れることはない、出入りも
余りはっきり、よっぽどのことがない限りは、刑事
事件がない限りは出てこないとか、そういったことなどについて、これはむしろ総理府総務長官、ちょっと荷が重いという
感じがしますのでね、
官房長官と総理
大臣にかわった気持ちでもって、
竹下さんの方でもって今度このグリーンカードをやられるわけですから、その裏づけとしまして、やっぱり
国民の方々に安心をして貯金してもらいたいと、同時にやっぱり富裕層の方々はそういった面で利子配当等の特別措置は何とか勘弁してもらいたいと、こういったことを説得的にやっぱり受けとめてもらうためにも、私は、いまの機会にこそこのことを実行に移すべきだ、こう
考えておるんですが、
大臣から、やりますと一言言っていただければこの
委員会はきょうは終わりと、こうなるわけですが、どうでしょうか。