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1979-08-30 第88回国会 衆議院 本会議 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十四年八月三十日(木曜日)     —————————————  議事日程 第一号   昭和五十四年八月三十日     午前十時開議  第一 議席指定  第二 会期の件     ————————————— ○本日の会議に付した案件  日程第一 議席指定  日程第二 会期の件  災害対策を樹立するため委員四十人よりなる特   別委員会公職選挙法改正に関する調査をな   すため委員二十五人よりなる特別委員会、科   学技術振興対策を樹立するため委員二十五   人よりなる特別委員会石炭に関する対策を   樹立するため委員二十五人よりなる特別委員   会、公害対策並びに環境保全の諸施策を樹   立するため委員二十五人よりなる特別委員会、   物価問題等に関する対策を樹立するため委員   二十五人よりなる特別委員会、交通安全に関   する総合対策樹立のため委員二十五人よりな   る特別委員会、沖繩及び北方問題に関する対   策樹立のため委員二十五人よりなる特別委員   会及び航空機輸入に関し徹底的に調査しその   真相を解明するため委員三十人よりなる航空   機輸入に関する調査特別委員会設置するの   件(議長発議)  永年在職議員久保等君、原田憲君及び宮澤喜   一君に対し、院議をもつて功労表彰するこ   ととし、表彰文議長に一任するの件(議長   発議)  公害等調整委員会委員長任命につき事後承認を   求めるの件  公安審査委員会委員任命につき事後承認を求め   るの件  運輸審議会委員任命につき事後承認を求めるの   件  電波監理審議会委員任命につき事後同意を求め   るの件  日本銀行政策委員会委員任命につき同意を求め   るの件     午後一時十八分開議
  2. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 諸君、第八十八回国会は 本日をもって召集せられました。  これより会議を開きます。      ————◇—————  日程第一 議席指定
  3. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 衆議院規則第十四条によりまして、諸君議席は、議長において、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。      ————◇—————  日程第二 会期の件
  4. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 日程第二、会期の件につきお諮りいたします。  今回の臨時会会期は、九月二十八日まで三十日間といたしたいと思います。これに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  5. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 起立多数。よって、会期は三十日間とするに決しました。      ————◇—————  特別委員会設置の件
  6. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 特別委員会設置につきお諮りいたします。  災害対策を樹立するため委員四十人よりなる特別委員会  公職選挙法改正に関する調査をなすため委員二十五人よりなる特別委員会  科学技術振興対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会  石炭に関する対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会  公害対策並びに環境保全の諸施策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会  物価問題等に関する対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会  交通安全に関する総合対策樹立のため委員二十五人よりなる特別委員会  沖繩及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる特別委員会 及び  航空機輸入に関し徹底的に調査しその真相を解明するため委員三十人よりなる航空機輸入に関する調査特別委員会設置いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。  ただいま議決せられました九特別委員会委員は追って指名いたします。      ————◇—————  永年在職議員表彰の件
  8. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) お諮りいたします。  国会議員として、また、本院議員として在職二十五年に達せられました久保等君、原田憲君及び宮澤喜一君に対し、先例により、院議をもってその功労表彰いたしたいと存じます。表彰文議長に一任せられたいと存じます。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  表彰文を朗読いたします。  議員久保等君は国会議員として在職すること二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められたよって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     〔拍手
  10. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) この際、久保等君、原田憲君及び宮澤喜一君から発言を求められております。順次これを許します。久保等君。     〔久保等登壇
  11. 久保等

    久保等君 ただいま私は院議をもちまして永年在職議員として御丁重なる表彰の御決議をいただきました。まことに身に余る光栄であり、ここに謹んでお礼を申し上げます。(拍手)  私は、昭和二十八年五月、第三回参議院議員選挙で初めて議席を得て、昭和四十六年七月まで十八年余を参議院議員として、さらに昭和四十七年十二月以来本院議員として、ここに在職二十五年を迎えたのでありますが、顧みて感慨無量なものがございます。  今日の私の栄誉は、これひとえに先輩同僚議員各位の、また、郷土香川県を初めとして全国国民多数の方々の長きにわたる温かい御厚情と御鞭撻たまものでありまして、衷心より厚く感謝申し上げる次第であります。(拍手)  思えば、私は、昭和十二年、不幸なる日中事変となりました盧溝橋事件勃発の翌八月、二十歳にして、赤紙の令状によりまして召集を受け、一兵卒として、同年九月には早くも上海戦線に送られたのであります。この方面における戦闘は四カ月にわたって激戦に次ぐ激戦を繰り返し、おびただしい戦死傷病者が出る中で言語に絶する辛酸をなめたことは申すまでもありません。しかし、幸いにして私はその後九死に一生を得まして、無事帰国いたしました。  事変はさらに第二次世界大戦へと拡大し、日本の各地も爆撃をされ、ついに広島、長崎は原爆の投下を受け、人類悲劇の極限ともいうべき大惨害をこうむり、日本敗戦となったわけであります。こうした世界で唯一の被爆国である日本は、被爆による惨害の実態を世界人々に正しく伝え、同時に、真の世界平和実現のためには、この地球上に原水爆による地獄図の再現を絶対許さないという不退転のかたい決意と行動が求められていると思うのであります。  私は、本日の感激を忘れることなく、敗戦による大きな犠牲の上につくられた日本国憲法平和主義民主主義、それとともに議会制民主主義の発展と国民生活の安定、福祉向上のため、全力を尽くしてまいる覚悟でございます。  今後とも、一層の御鞭撻をお願い申し上げまして、お礼のごあいさつといたします。(拍手
  12. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 原田憲君。     〔原田憲登壇
  13. 原田憲

    原田憲君 ただいま国権の最高機関である衆議院において、私の永年勤続表彰の御決議をいただき、まことにありがたく、心より深く感謝申し上げ、厚く御礼申し上げます。(拍手)  思えば、私が本院に初めて議席を持ちましたのは、昭和二十二年、新憲法下最初の総選挙当選によるもので、弱冠二十八歳の年少議員でありました。  その後、病のため、立候補を断念したり、苦杯をなめる等、幾多の困難に当面いたしましたが、不屈の闘魂と懸命の努力により、再び本院に復活し、昭和三十三年以来今日まで引き続いて在職、ここに満二十五年を迎え、永年勤続表彰をいただきました。(拍手)  今日、この光栄に浴することを得ましたのは、ひとえに諸先輩同僚議員各位、本院関係者皆様の御厚情と御鞭撻たまものであります。わけても、早くから両親と死別した私を常に励まし、今日まで変わらぬ温かい御支援を賜った大阪の選挙区の皆様のおかげでございまして、ここに心から厚く御礼申し上げます。(拍手)  振り返ってみれば、私の初当選当時の日本は、占領下に置かれ、戦後の国民は混乱と飢えと廃墟の中にあり、政党も過半数を制するものがなく、第一回国会において憲政の常道を開くため、私の属する日本自由党は、第一党の党首片山哲氏を総理に指名し、みずからは野党となりました。  私の最初総理指名反対党片山さんであったことを終生忘れ得ません。  また、戦犯の名によって軍事裁判により処刑された人々政治責任を追及する心は覚えつつも、勝者が敗者を裁く戦争裁判を見て、再びかかることのない、平和と自由な世界を築くため、祖国再建を心に誓ったことを鮮烈に思い出します。(拍手)  その後、ここに三十数年、世界屈指経済大国となった現状を見ますとき、感慨無量のものがあります。  しかし、現下の国の内外の情勢を見るとき、当時とは大いに異なるといえども、わが国の当面する諸問題は複雑をきわめ、国家、国民の平和と安全を守るとともに、世界人類の繁栄に貢献するためには、私どもに課された責任はますます重大であるとまじます。  ここに心を新たにし、初心を忘れず、来るべき新しい二十一世紀を望みながら、皆様の驥尾に付して、国民各位の負託にこたえるため、最善を尽くす覚悟であります。(拍手)  何とぞ変わらぬ温かい御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お礼言葉といたします。ありがとうございました。(拍手
  14. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 宮澤喜一君。     〔宮澤喜一登壇
  15. 宮澤喜一

    宮澤喜一君 ただいま、私が国会議員在職二十五年に及びましたことに対し、院議をもって御丁重な表彰の御決議を賜り、まことに感謝にたえません。謹んで厚く御礼を申し上げます。(拍手)  このたびの栄誉は、ひとえに先輩同僚各位の永年にわたる御懇情のたまものであり、みずから顧みますと、いまだに不徳非才、まことにじくじたるものがございます。  今日を機として、心を新たにして国政のため微力を捧げたいと存じます。何とぞよろしく御指導賜りますようお願いを申し上げまして、お礼言葉といたします。(拍手)      ————◇—————  公害等調整委員会委員長任命につき事後承認を求めるの件  公安審査委員会委員任命につき事後承認を求めるの件  運輸審議会委員任命につき事後承認を求めるの件  電波監理審議会委員任命につき事後同意を求めるの件
  16. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) お諮りいたします。  内閣から、  公害等調整委員会委員長青木義人君を、  公安審査委員会委員荻原伯永君を、  運輸審議会委員小林正興君を、  電波監理審議会委員市原昌三郎君を 任命したので、それぞれその事後承認または同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり事後承認または同意を与えるに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  17. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 起立多数。よって、いずれも承認または同意を与えるに決しました。      ————◇—————  日本銀行政策委員会委員任命につき同意を求めるの件
  18. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) お諮りいたします。  内閣から、日本銀行政策委員会委員小倉武一君を任命したいので、本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり同意を与えるに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  19. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。      ————◇—————
  20. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 御報告いたすことがあります。  さきノーベル物理学賞を受けられ、特に院議をもってその栄誉をたたえた日本学士院会員理学博士朝永振一郎君は、去る七月八日逝去ぜられました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。  同君に対する弔詞は、議長において去る七月十人目贈呈いたしました。これを朗読いたします。     〔総員起立〕  衆議院物理学の分野においてすぐれた業績をのこしさきノーベル物理学賞を受けられた日本学士院会員理学博士朝永振一郎君の長逝を哀悼しつつしんで弔詞をささげます      ————◇—————
  21. 灘尾弘吉

    議長灘尾弘吉君) 本日は、これにて散会いたします。     午後一時三十七分散会      ————◇—————  出席国務大臣         法 務 大 臣 古井 喜實君         大 蔵 大 臣 金子 一平君         運 輸 大 臣 森山 欽司君         郵 政 大 臣 白浜 仁吉君         国 務 大 臣 三原 朝雄君      ————◇—————