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粕谷照美君 そのことで結構ですけれ
ども、それは各県段階においても当然そういうことですが、一番批判が大きいのはその中央運審についてですから、いまの
お答えは中央運審というふうに理解をいたしまして、ぜひ一人一人の
教師の現場の
意見が反映するような
立場の方を入れていただくように
努力をしていただきたいと思います。
で、最近はこういう
事故に対する訴訟というのがもう各種各方面から行われていますね。たとえば、先日、
子供会主催で山へ行った。そこで
事故が起きたというので、ボランティアの方が刑事
責任を問われていますが、もうこれじゃボランティアとてもじゃないですけれ
どもやっていかれないというふうに言われております。で、その全国
子供会連合の
人たちは、もうこれからこういうボランティアは素人の人がやるんじゃなくて、できるだけ
先生にやってもらうようにしようなんというような話をしていますけれ
ども、
先生はもう
学校の仕事だけでも大変なのに、こんな
子供会まで一々また
指導者みたいな形で出ていったら、非常にもう過労になるばっかりですし、逆に言えば、この
子供会主催のボランティアというのは
教師にとっては正規の
教育活動でありませんから、もし
教師自身が
事故が起きた場合にはどうなるのかというふうなことも考えなければなりません。あるいは最近、そういうことを
心配いたしまして、PTAあたりで
補償制度というものを保険会社と契約を結んで、一人三百円なんという、われわれこの
安全会の
掛金三百円は高い高いなんて言いますけれ
ども、PTAでもさらに三百円出せというふうなことを、やらなければ
事故が事実起きるわけですから何としてもやらなきゃならない。あの
文部省の
方針に従って
学校開放が行われていますね。この
学校開放で、それを利用する
人たちはこういうスポーツ傷害保険を掛けている団体に限るというようなことがありますけれ
ども、その他にも、スポーツクラブに加入する
人たちは、もしアキレス腱を切ったらどうするか、仕事を休んだらこのような
補償が出てくると、きわめて保険盛りになっていると思います。一連のこういうような問題を研究をしていく気持ちはありませんでしょうか。あるいはまた、
学校の
教師にしても、いま甲子園で野球が行われておりますけれ
ども、甲子園野球ばっかりじゃなくて、スキーだとか、山岳だとか、もうさまざまある。そういうところで一体どこが一切の
補償をみるのかというふうなことをきちんと
判断しなければ、うっかり養護教員の
先生も手助けにも行けないというような状態が出てまいりますので、総合的な研究が必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。