○国務大臣(山田
久就君) いま御指摘のようなことで、われわれもそういう点については、実はいろいろとこう頭を悩ましている点だと思うんです。
一つは、この病気そのものが、御
承知のように非常にむずかしい病気のために、いまこの
検診業務をやっておりまして、しかしながらこの
決定ができないでいる人数というものが非常に多くなってくる。これはいろんな
事情があると思うんです。
一つは、むろんむずかしい病気だからということなんですけれ
ども、しかしながら、その他のいろんな配慮もあろうかと思いまするけれ
ども、基本的には、やはりこれを取り扱っていく医師の数の問題というのも、どうしてもそこに
一つの制約がある。そこで、その制約があるけれ
ども、これを単に数という以外に、やはりなかなかこの医学の方の
事情というのはわれわれのにわかに簡単に断定できないいろんな
事情もあって、それでお互いの相互
協力というものが必ずしもうまくいってないというような、実際上のいろんなネックをどうやって除くかというようなことは、実際問題として、
現地の県当局その他お
医者さん自身の中で、本当の意味の積極的な意欲というものを起こしながら、そうして、いい、つまり総合的な
協力というものをもたらすということは、単なる図上とか口だけの問題じゃなくて、それだけの非常に頭を使わなければならぬ
事情があるようです。そういう点については、事実県当局あたりといろいろ、ちょっとむずかしい折衝といいますか、そういうこともやっているようでございます。それで、やってみるというと今度は
認定ができないでひっかかっている、そういう問題についてどうするか、それから、いまも御指摘のように待たされるということ、そのこと自身からいえば確かに行政が何をしているんだと、こういうことはよくわかると思うんです。さりとて
認定そのものについては、やはり
認定をしないでこれはもう補償のたてまえから申しましても、
認定をしないでというわけにはいかない。
認定をしようという段になってきますというとそういう問題にぶつかってくる。そうするというと、いわばほかの問題として、
認定を待っているそういう方について、次善の策としてどうするかということで、一年以上待っている方についての処置、あるいは今度予算が通ってみたら場合によってそれを六カ月というようなことの処置で
対応していくと、それに加えて、実際この
認定ができないでいる方に、それじゃどういうふうにして、さらに
対応していくような
方法があるか、これあたりの実は口だけでは割り切れない問題について、われわれも何とかしてと、にもかかわらず、その点が
促進するいろんな
方法というものを
関係者の間で地元とも連絡しながら実は悩んでいる問題でございまして、私はその点については率直に申し上げまして、まあある種のこれは打開の道があると思っていま一生懸命になってやってはおりまするけれ
ども、同時に非常に苦慮している問題である、これは率直にわれわれも認めなくちゃならない。しかしながら、解決しなきゃならないということで、まあいろんなあれこれと実は方策というものを、
現地、中央でやりながらこれに取っ組みたいということでやっているわけでございます。ちょっとなかなか了解困難なような点があるのは、私自身も全く非常に恐縮しているんでございまするけれ
ども、実情は大変やっぱりむずかしいいろんな事実
関係の問題があるものでございまするから、にもかかわらず、いま一生懸命になって
努力を払おうといたしておりますし、それなりのきっと私は
成果は出てくるというふうに考えておりまするけれ
ども、実情はそういうような
状況でございます。