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1978-05-09 第84回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十三年五月九日(火曜日)     午前十時三十九分開議  出席委員    委員長 木野 晴夫君    理事 越智 伊平君 理事 住  栄作君    理事 竹内 黎一君 理事 羽生田 進君    理事 村山 富市君 理事 森井 忠良君    理事 大橋 敏雄君 理事 和田 耕作君       相沢 英之君    井上  裕君       石橋 一弥君    大坪健一郎君       大野  明君    川田 正則君       小坂徳三郎君    斉藤滋与史君       齋藤 邦吉君    津島 雄二君       戸沢 政方君    友納 武人君       葉梨 信行君    橋本龍太郎君       山口シヅエ君    湯川  宏君       安島 友義君    枝村 要作君       金子 みつ君    草川 昭三君      平石磨作太郎君    浦井  洋君       田中美智子君    工藤  晃君  出席国務大臣         労 働 大 臣 藤井 勝志君  出席政府委員         厚生政務次官  戸井田三郎君         労働政務次官  向山 一人君  委員外出席者         社会労働委員会         調査室長    河村 次郎君     ――――――――――――― 委員の異動 四月二十八日  辞任         補欠選任   相沢 英之君     西村 英一君   井上  裕君     藤本 孝雄君   石橋 一弥君     藏内 修治君   大坪健一郎君     鹿野 道彦君   川田 正則君     西銘 順治君   津島 雄二君     佐々木義武君 同日  辞任         補欠選任   鹿野 道彦君     大坪健一郎君   藏内 修治君     石橋 一弥君   佐々木義武君     津島 雄二君   西村 英一君     相沢 英之君   西銘 順治君     川田 正則君   藤本 孝雄君     井上  裕君     ――――――――――――― 五月一日  労働基準法の一部を改正する法律案市川正一  君外二名提出参法第一〇号)(予) 同月六日  母子保健法の一部を改正する法律案柏原ヤス  君外一名提出参法第一一号)(予)  児童福祉法の一部を改正する法律案柏原ヤス  君外一名提出参法第一二号)(予)  母性保障基本法案柄谷道一君外一名提出、参  法第一三号)(予) 同月二日  療術制度化に関する請願阿部文男紹介)  (第三七四〇号)  同外二件(井上裕紹介)(第三七四一号)  同(唐沢俊二郎紹介)(第三七四二号)  同外二件(川田正則紹介)(第三七四三号)  同外四件(佐藤文生紹介)(第三七四四号)  同(友納武人紹介)(第三七四五号)  同外二件(中川一郎紹介)(第三七四六号)  同(中村靖紹介)(第三七四七号)  同外一件(浜田幸一紹介)(第三七四八号)  同外一件(林大幹君紹介)(第三七四九号)  同外二件(廣瀬正雄紹介)(第三七五〇号)  同外一件(箕輪登紹介)(第三七五一号)  民間林業労働者雇用改善及び生活安定に関す  る請願川本敏美紹介)(第三七五二号)  消費生活協同組合育成強化等に関する請願  (久保三郎紹介)(第三七五三号)  同外二件(永原稔紹介)(第三七五四号)  同(藤本孝雄紹介)(第三七五五号)  社会保険労務士法改正に関する請願佐野進  君外二名紹介)(第三七五六号)  日雇健康保険制度改善に関する請願瀬野栄  次郎紹介)(第三七五七号)  全国一律最低賃金制確立に関する請願瀬野栄  次郎紹介)(第三七五八号)  環境衛生関係営業運営適正化に関する法律  の一部改正に関する請願早川崇紹介)(第  三七五九号)  国民健康保険事業運営改善に関する請願(井  出一太郎紹介)(第三八一一号)  同(小川平二紹介)(第三八一二号)  同(唐沢俊二郎紹介)(第三八一三号)  同(倉石忠雄紹介)(第三八一四号)  同(小坂善太郎紹介)(第三八一五号)  同(清水勇紹介)(第三八一六号)  同(下平正一紹介)(第三八一七号)  同(中島衛紹介)(第三八一八号)  同(中村茂紹介)(第三八一九号)  同(羽田孜紹介)(第三八二〇号)  同(原茂紹介)(第三八二一号)  同(増田甲子七君紹介)(第三八二二号)  同(向山一人紹介)(第三八二三号)  重度心身障害者(児)、乳幼児等医療費国庫  負担制度創設に関する請願井出一太郎君紹  介)(第三八二四号)  同(小川平二紹介)(第三八二五号)  同(唐沢俊二郎紹介)(第三八二六号)  同(倉石忠雄紹介)(第三八二七号)  同(小坂善太郎紹介)(第三八二八号)  同(清水勇紹介)(第三八二九号)  同(下平正一紹介)(第三八三〇号)  同(中島衛紹介)(第三八三一号)  同(中村茂紹介)(第三八三二号)  同(羽田孜紹介)(第三八三三号)  同(原茂紹介)(第三八三四号)  同(増田甲子七君紹介)(第三八三五号)  同(向山一人紹介)(第三八三六号)  家庭雑排水処理対策に関する請願井出一太  郎君紹介)(第三九五四号)  同(小川平二紹介)(第三九五五号)  同(唐沢俊二郎紹介)(第三九五六号)  同(倉石忠雄紹介)(第三九五七号)  同(小坂善太郎紹介)(第三九五八号)  同(清水勇紹介)(第三九五九号)  同(下平正一紹介)(第三九六〇号)  同(中島衛紹介)(第三九六一号)  同(中村茂紹介)(第三九六二号)  同(羽田孜紹介)(第三九六三号)  同(原茂紹介)(第三九六四号)  同(増田甲子七君紹介)(第三九六五号)  同(向山一人紹介)(第三九六六号) 同月八日  消費生活協同組合育成強化等に関する請願(  井上普方紹介)(第三九九七号)  同(兒玉末男紹介)(第三九九八号)  同(与謝野馨紹介)(第三九九九号)  同(横山利秋紹介)(第四〇〇〇号)  同(米沢隆紹介)(第四〇〇一号)  同(長田武士紹介)(第四〇一七号)  同(澁谷直藏紹介)(第四〇一八号)  同(田澤吉郎紹介)(第四〇一九号)  同(長谷川四郎紹介)(第四〇八八号)  同(濱野清吾紹介)(第四〇八九号)  同(原茂紹介)(第四一二〇号)  原子爆弾被爆者援護法即時制定に関する請願  外二件(大原亨紹介)(第四〇〇二号)  同外一件(森井忠良紹介)(第四〇〇三号)  民間林業労働者雇用改善及び生活安定に関す  る請願川本敏美紹介)(第四〇〇四号)  雇用保障及び労働時間の短縮等に関する請願(  小林政子紹介)(第四〇〇五号)  同(平林剛紹介)(第四〇九〇号)  労災認定行為に対する事業主の不服審査等申し  立てに関する請願中野寛成紹介)(第四〇  〇六号)  同(川田正則紹介)(第四〇八五号)  療術制度化に関する請願外三十四件(小此木  彦三郎君紹介)(第四〇一四号)  同外三件(長田武士紹介)(第四〇一五号)  同外三件(谷川寛三君紹介)(第四〇一六号)  同外一件(藤尾正行紹介)(第四一二七号)  母性保障法制定に関する請願住栄作紹介)  (第四〇二〇号)  同(竹内黎一君紹介)(第四〇二一号)  社会保障社会福祉拡充等に関する請願(瀬  野栄次郎紹介)(第四〇二二号)  失業対策事業就労者通勤交通費支給に関する  請願瀬野栄次郎紹介)(第四〇二三号)  福祉年金引き上げ及び社会保障拡充等に関する  請願瀬野栄次郎紹介)(第四〇二四号)  視覚障害者雇用促進に関する請願金子みつ  君紹介)(第四〇四二号)  障害者・児の生活保障等に関する請願金子み  つ君紹介)(第四〇四三号)  脊髄損傷者に対する労災補償改善に関する請願  外一件(中井洽紹介)(第四〇七二号)  脊髄損傷者福祉改善に関する請願外一件(中  井洽紹介)(第四〇七三号)  駐留軍関係離職者等臨時措置法期限延長に関  する請願外二件(上原康助紹介)(第四〇七  四号)  環境衛生関係営業運営適正化に関する法律  の一部改正に関する請願(稻村左近四郎君紹  介)(第四〇七五号)  同(越智伊平紹介)(第四〇七六号)  同(金子一平紹介)(第四〇七七号)  同外三件(齋藤邦吉紹介)(第四〇七八号)  同(田中伊三次君紹介)(第四〇七九号)  同(田中正巳紹介)(第四〇八〇号)  同(竹内黎一君紹介)(第四〇八一号)  同(中山正暉紹介)(第四〇八二号)  同(長谷川四郎紹介)(第四〇八三号)  同外一件(坊秀男紹介)(第四〇八四号)  同(愛野興一郎紹介)(第四一〇九号)  同外一件(小沢一郎紹介)(第四一一〇号)  同(越智伊平紹介)(第四一一一号)  同(加藤紘一紹介)(第四一一二号)  同外四十件(亀岡高夫君紹介)(第四一一三  号)  同(後藤田正晴紹介)(第四一一四号)  同外一件(塩崎潤紹介)(第四一一五号)  同外一件(武藤嘉文紹介)(第四一一六号)  同(山崎武三郎紹介)(第四一一七号)  同(渡部恒三紹介)(第四一一八号)  口唇裂・口がい裂児の歯列矯正健康保険適用  等に関する請願竹内黎一君紹介)(第四〇八  六号)  同(住栄作紹介)(第四一一九号)  公衆浴場施設確保等に関する法律制定に関す  る請願戸沢政方紹介)(第四〇八七号) は本委員会に付託された。     ――――――――――――― 五月一日  国民年金改善に関する陳情書  (第三〇九号)  国民年金の無年金者対策に関する陳情書  (第三一〇号)  厚生年金支給開始年齢の繰り下げ反対に関する  陳情書(第三一  一号)  国民健康保険制度の改革に関する陳情書外一件  (第三一二  号)  健康保険高額療養費貸付制度に関する陳情書  (第三一三号)  市町村社会福祉協議会拡充強化に関する陳情  書外二件(  第三一四号)  老人福祉対策の推進に関する陳情書外三件  (第三一五号)  聴覚言語障害者福祉対策に関する陳情書外一  件(第三一六  号)  医薬品による健康被害の救済に関する法律の制  定促進に関する陳情書  (第三一七号)  カネミ油症患者スモン患者援護に関する陳  情書(第三一八  号)  難病対策拡充強化に関する陳情書  (第三一九  号)  母子家庭医療費公費負担制度実現に関する陳  情書(第三二〇  号)  戦傷病者医療費公費負担制度充実に関する陳  情書(第三二一  号)  精神障害者入院医療費軽減に関する陳情書  (第三二二号)  療術行為法制化促進に関する陳情書外三件  (第三二三  号)  療術制度化阻止に関する陳情書外三件  (第三二四号)  雇用安定及び失業対策確立に関する陳情書外六  件(第三二  五号)  失業雇用保険九十日支給に関する陳情書外一件  (第三二六号)  原子爆弾被爆者援護法制定に関する陳情書外八  件(第三二  七号)  戦後強制抑留者補償等に関する陳情書  (第三二八号) は本委員会参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  社会保険労務士法の一部を改正する法律案起草  の件  社会保険労務士制度改善に関する件  低所得者福祉対策に関する件      ――――◇―――――
  2. 木野晴夫

    木野委員長 これより会議を開きます。  社会保険労務士法の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。  本件につきましては、先般来各会派間において御協議いただき、意見の一致を見ましたので、委員長において草案を作成し、委員各位のお手元に配付いたしてございます。  その起草案趣旨及び内容につきまして、委員長から簡単に御説明申し上げます。  本案は、最近の産業、社会事情の変化と労働社会保険諸法令整備充実に伴い、これらの法令に基づき書類作成等業務を行う社会保険労務士役割りが量的にも質的にも著しく高まってきていることから、社会保険労務士制度の一層の充実と発展を図ろうとするもので、その主な内容は次のとおりであります。  第一は、社会保険労務士の行う事務の範囲の拡大でありまして、事業主等行政機関等提出する書類について、その提出手続代行業務を加えること。  第二は、社会保険労務士団体を法定化することでありまして、社会保険労務士資質向上等を図るため、都道府県ごとに一個の社会保険労務士会を、全国に一個の全国社会保険労務士会連合会を設立することができること。  第三は、これらの団体行政機関への協力でありまして、行政機関は、広報、調査等について、社会保険労務士会または全国社会保険労務士会連合会協力を求めることができること。第四は、社会保険労務士試験の科目に、国民年金法及び通算年金通則法を加えること。  なお、この法律は、昭和五十三年九月一日から施行すること。  以上が、本起草案趣旨及び内容であります。     —————————————  社会保険労務士法の一部を改正する法律案     〔本号末尾に掲載〕     —————————————
  3. 木野晴夫

    木野委員長 お諮りいたします。  社会保険労務士法の一部を改正する法律案起草の件につきまして、お手元に配付してあります草案を本委員会の成案とし、これを委員会提出法律案と決するに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  4. 木野晴夫

    木野委員長 起立総員。よって、さよう決しました。  なお、本法律案提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 木野晴夫

    木野委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  6. 木野晴夫

    木野委員長 次に、社会保険労務士制度改善に関する件及び低所得者福祉対策に関する件につきまして決議いたしたいと存じます。  両件につきましては、先般来各会派間において御協議いただいたところでありますので、委員長からその案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 社会保険労務士制度改善に関する件(案) 社会保険労務士制度の現状にかんがみ、次の事項について改善を図るものとする。 一 社会保険労務士免許制度については、社会保険労務士組織状況全国社会保険労務士会連合会事務処理能力等を勘案し、できるだけ早い機会に、全国社会保険労務士会連合会による登録制度への移行措置を講ずるものとすること。 一 社会保険労務士行政書士のそれぞれの資格制度及び業務分野独自性にかんがみ、すでに行政書士資格を得ている者を除いては、近い将来、社会保険労務士業務行政書士業務の完全な分離を図る措置を講ずるものとすること。 —————————————所得者福祉対策に関する件(案) 最近の社会経済情勢にかんがみ、政府は、所得税減税に対応して、減税を受けることができない生活保護保護者福祉年金受給者失業対策事業就労者等所得者を対象に早急に、一時金の支給又は就労日数増加措置を講ずべきである。 以上であります。  お諮りいたします。  まず、社会保険労務士制度改善に関する件を本委員会決議とするに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  7. 木野晴夫

    木野委員長 起立総員。よって、さよう決しました。  次に、低所得者福祉対策に関する件を本委員会決議とするに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  8. 木野晴夫

    木野委員長 起立総員。よって、さよう決しました。  ただいまの両決議に対し、労働大臣及び厚生政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。藤井労働大臣
  9. 藤井勝志

    藤井国務大臣 ただいまの社会保険労務士制度改善に関する御決議につきましては、労働省としては、その趣旨を尊重し、社会保険労務士団体育成と、社会保険労務士の一層の資質向上等を図るよう努力する所存であります。  また、御決議のありました失業対策事業就労者に対する就労日数増加措置については、昭和五十二年分所得税特別減税に対応するものであるとの性格にかんがみ、やむを得ないものと考えますので、政府といたしましては、その趣旨に沿って、できる限り速やかに措置いたしたいと存じます。
  10. 木野晴夫

  11. 戸井田三郎

    戸井田政府委員 ただいまの社会保険労務士制度改善に関する御決議につきましては、厚生省としては、その趣旨を尊重し、社会保険労務士団体育成と、社会保険労務士の一層の資質向上等を図るよう努力する所存であります。  また、低所得者福祉対策に関する御決議につきましては、昭和五十二年分所得税特別減税に対応するものであるとの性格にかんがみ、やむを得ないものと考えますので、政府といたしましては、その趣旨に沿って、できる限り速やかに措置いたしたいと存じます。
  12. 木野晴夫

    木野委員長 なお、ただいまの両決議の議長に対する報告及び関係方面への参考送付につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 木野晴夫

    木野委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時四十七分散会      ————◇—————