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国務大臣(
園田直君) お許しをいただいて、ご
あいさつを申し上げます。
このたび、
外務大臣に
就任をいたしました。おのれの能力を顧みるときに、じくじたるものがございます。
時局、
国際関係、それぞれの国との間の山積した懸案、深刻かつきわめて切迫をいたしております。いままでわが
日本外交は
委員各位の御
指導と御援助をいただきやってまいりましたが、まさに重大なときでございますので、この上とも倍旧の御
指導と御
鞭撻をお願いしたいと存じます。
非才でございまするが、温厚誠実を旨とし、
時局の重大さを認識し、遅疑逡巡して事をなさずして過ちを犯し
皆さん方からしかられるよりも、事を実行しておしかりを受ける方が罪が軽い、私はこのような時代であると考えております。不肖ながら
非才ではありまするが、
政治生活の生涯をこの
就任中に燃焼する決意で、
皆様方の御
指導と御
鞭撻をお願いする次第でございます。どうかよろしくお引き回しのほどをお願い申し上げて、ご
あいさつといたします。
ありがとうございます。(
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