○黒柳明君 そんなことを
約束してそうしようだなんて、いま聞こえました、マイクがあるんだから、そこに。だめですよ、
建設大臣、そんなとぼけてることは。
もう一回言いますよ。
長岡と室町の関係だけ見たって、
覚書には
原価で
譲渡しますと、結構。公共のため使いましょうよ。
長岡市の
市民に喜んでもらえばいいじゃないですか。そのために国会があるんですから、与野党対決なんてもう古い時代じゃありません。ところが、
長岡の
市民だってつんぼさじきでわからない面があるから
訴訟グループがあるんでしょう。問題なしとしないわけでしょう。それに対して、ここの場で明瞭な
答えを出してやらなければならない責任があるんでしょう。その責任は、もういまの時点においては
建設省としてはしかるべくデータなりしかるべく数字なりを持って、そして
長岡と室町の成り行きをにらまなきゃならないときに来ているの。それを、いや、売買
契約を結ばれたときは
原価で売るって
覚書に書いてあるんだから、そのときになったらそれ調べましょうと、そんなばかなことはない。公明党か調べた——
建設大臣、お聞きください、調べたのがありますんで、お教えしますからね。ここに売買
契約書があるんです、
土地売買
契約、私有地と
国有地のね。この売買
契約、まあ名前を伏せますわ。
一つは坪当たり五百円、これは民有地の方ですな。
国有地の停止条件つきの方、これは坪当たり百二十八円、それを
皆さん方から提示された
面積、それに合計しますと、いわゆる五百円の方の単価が二十八ヘクタールで四千二百万、百二十八円の方が三十五ヘクタールで一千三百四十四万、計六十三ヘクタールで五千五百四十四万円ですよ、これが
原価。これは
金利がつきますな。あるいは農地やなんかの二千円ぐらい。ただ、それね、この中には単価に含まれていると書いてありますよ。きのう電話でお聞きしましたけれども、含まれている、この単価に。だから二千円というのは問題になりません。
大臣、公明党だってこのぐらい一生懸命やるじゃないですか、公明党だって。それがこれだけ問題になる。
総理が、おれの許可なしには
処分させない——これはもう
大臣だって、竹下
大臣は言うまでもなく、
長谷川大臣だって真剣に取り組んでいる。公明党だって、単価これだけだよ、総合計はこれだけだよ。それを近傍類地と
計算すると大体百億ぐらいになる、半分で五十億がもうけだろうと、こう書かれておりますけれども、私はそこまでもう
論議を発展するつもりはありませんよ。正確に把握しているわけじゃありません。だけど、近い数字にはなるでしょう。元金がこれだけですよ。
金利はどうなんですか、
金利は。会計検査院に聞いた。全くこういう例はないんで
金利ははじき出せませんと、こういう会計検査院の
答えが出てきているんです。まあ会計検査院呼びませんでした、一言ですから。ない、こんな例が。要するに
河川敷で、第三者の民間
会社が買ったものがもうけないで地方公共団体に譲るなんて、そのときの
金利なんてものはやったことがないんで、どれが
金利の水準なのか。市中銀行だったら六分、八分、九分とあるけれども、全くこんなの初めての例だと。検査院じゃね、一般的な
金利がどうなのかと言ったってわかりません。わからなければこちらは元金しか出せないですよ、
金利は。どうです
大臣。ここまで私
たちは何とかこれ、言えというなら、
政府の立場に立ってでも不明瞭な点は残しちゃいけないんだ、こういう熱意があるんで。取得価額はわかりません、
金利わかりません、何にもわかりません、いまの
答えだと。
長岡、室町と売買したときに、これが
原価であるかどうか聞いてわかりましょうと、こんな姿勢で
大臣、いいんでしょうか。そこだけ
答弁、まずその点だけ。