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1977-07-28 第81回国会 参議院 本会議 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十二年七月二十八日(木曜日)    午後三時二十八分開議     —————————————議事日程 第二号   昭和五十二年七月二十八日    午後三時開議  第一 議長選挙  第二 議席指定  第三 常任委員の選任  第四 常任委員長選挙     ————————————— ○本日の会議に付した案件  一、日程第一より第二まで  一、副議長辞任の件  一、副議長選挙     —————————————
  2. 前田佳都男

    ○副議長前田佳都男君) これより会議を開きます。  日程第一 議長選挙を行います。  投票無名投票でございます。議席に配付してございます白色無名投票用紙被選挙人氏名を記入して、白色木札名刺とともに、御登壇の上、御投票を願います。  氏名点呼を行います。    〔参事氏名点呼〕    〔投票執行
  3. 前田佳都男

    ○副議長前田佳都男君) 投票漏れはございませんか。投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。    〔投票箱閉鎖
  4. 前田佳都男

    ○副議長前田佳都男君) これより開票いたします。投票参事点検させます。    〔参事投票及び名刺計算投票点検
  5. 前田佳都男

    ○副議長前田佳都男君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数二百四十四票、名刺数二百四十三でありまして、投票の数が名刺の数を一票超過いたしております。  本院規則第七条第二項には、「投票の数が名刺の数に超過したときは、更に投票を行わなければならない。但し、選挙の結果に異動を及ぼさないときは、この限りでない。」とあります。よって、一応このまま報告を続けます。  投票過半数は百二十三票でございます。   安井謙君         二百十五票    〔拍手〕   河野謙三君        二十六票   白票             三票  以上報告いたしましたとおりでありますから、投票の数が名刺の数を一票超過いたしておりましても、選挙の結果には異動を及ぼしません。  よって、本院規則第七条第二項ただし書きの規定により、本投票はこれを有効といたします。(拍手)  この結果、安井謙君が議長に当選せられました。(拍手)      ─────・─────    〔参事 議長安井謙君を演壇に導く〕
  6. 前田佳都男

    ○副議長前田佳都男君) ただいま議長に当選ぜられました安井謙君を御紹介いたします。    〔拍手
  7. 安井謙

    安井謙君 ただいま議員諸君の御推挙により、はからずも私が議長の職につくことになりました。まことに身に余る光栄であります。同時に、その職責の重きにかんがみ、身の引き締まる思いがいたします。  河野議長は、御承知のとおり、多年にわたり参議院運営の改善に尽くされ、数々の実績を残されました。私も微力非才ではございますが、公正無私、最善の努力を尽くして、議院の正常にして円滑なる運営を図り、もって国民の信頼にこたえたいと念願いたしております。  どうか議員各位におかれましては、私のこの念願を了とぜられまして、今後一層の御援助と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)    〔議長安井謙議長席に着く〕     —————————————
  8. 安井謙

    議長安井謙君) 日程第二 議席指定  議長は、本院規則第十四条により、諸君議席をただいまの仮議席のとおりに指定いたします。      ─────・─────
  9. 安井謙

    議長安井謙君) ただいま副議長前田佳都男君から辞任願が提出されました。  辞表を参事に朗読させます。    〔参事朗読〕      ─────・─────
  10. 安井謙

    議長安井謙君) 副議長辞任を許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 安井謙

    議長安井謙君) 御異議ないと認めます。よって、許可することに決しました。      ─────・─────
  12. 安井謙

    議長安井謙君) これより副議長選挙を行います。  投票無名投票でございます。議席に配付してございます白色無名投票用紙被選挙人氏名を記入して、白色木札名刺とともに、御登壇の上、御投票を願います。  氏名点呼を行います。    〔参事氏名点呼〕    〔投票執行
  13. 安井謙

    議長安井謙君) 投票漏れはございませんか。−投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。    〔投票箱閉鎖
  14. 安井謙

    議長安井謙君) これより開票いたします。投票参事点検させます。    〔参事投票及び名刺計算投票点検
  15. 安井謙

    議長安井謙君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数        二百四十三票  名刺の数もこれと符合いたしております。  本投票過半数は百二十二票でございます。   加瀬完君        二百三十六票   秋山長造君           一票   白票              六票  よって、加瀬完君が副議長に当選されました。(拍手)      ─────・─────    〔参事 副議長加瀬完君を演壇に導く〕
  16. 安井謙

    議長安井謙君) ただいま副議長に当選せられました加瀬完君を御紹介いたします。    〔拍手
  17. 加瀬完

    加瀬完君 ただいまは皆様方の御推挙によりまして副議長就任をさせていただきました。無上の光栄と存じます。改めて皆様方の御厚意に深く御礼を申し上げます。(拍手)  私は、この際、二つの御誓約を皆様方に申し上げさしていただきます。  一つは、今次選挙の状態を見ましても、参議院改革各党各派の一致した意思でございました。したがいまして、私も参議院改革を最大の目標として努力をしてまいりたいと存じます。(拍手)  第二は、私の執務の姿勢について申し上げます。  私は、次の三点を自戒をしてまいるつもりでございます。  その一つは、副議長議長補佐役でありますから、議長を差しおいてしゃしゃり出るようなことは絶対にいたしません。(拍手二つは、副議長職務はあくまでも議長の下働きだと存じますので、日の当たる場所をみずから求むるようなことはいたしません。そして三つは、院の円満を期するのが議長、副議長職務でございますので、私は、各会派皆様方の御意見を議長に取り次ぐ忠実な役目を果たしてまいりたいと存じます。  しかし、生来の愚鈍でございますので、皆様方の御指導、御叱正をいただかなければこの大任は果たし得べくもございません。改めて、議長を初め皆様の御指導、御鞭撻お願いを申し上げまして、整いませんが、ごあいさつといたします。(拍手
  18. 安井謙

    議長安井謙君) 市川房枝君から発言を求められました。この際、発言を許します。市川房枝君。    〔市川房枝登壇拍手
  19. 市川房枝

    市川房枝君 私は、議員一同を代表いたしまして、ただいま就任されました新議長並びに新副議長に対しまして、お祝い言葉を申し上げ、あわせて、退任されました前議長並びに前副議長に対しまして、お礼言葉を申し上げたいと存じます。  安井謙君は議長に当選せられ、加瀬完君は副議長に当選せられました。私ども一同衷心より祝意を表する次第でございます。  御両君は、皆様承知のとおり、本院議員として豊富な御経験を有せられますとともに、そのお人柄も、またその御識見も、きわめてすぐれた方でありまして、かかる御両君が本院を代表する議長並びに副議長に御就任になりましたことは、私たち参議院のためにまことに御同慶にたえない次第でございます。  どうか御両君におかせられましては、御健康に御留意の上、中立公正かつ民主的な議会運営に当たられ、もって本院の権威高揚のために御尽力くださるようお願い申し上げまして、お祝い言葉といたします。(拍手)  次に、前議長河野謙三君並びに前副議長前田佳都男君に対しまして、お礼を申し上げます。  河野謙三君は、昭和四十六年以来再度議長に当選せられ、今日に至るまで六年の長きにわたり、その重責を全うしてこられました。この間、終始公正無私、困難な事態にもきわめて忍耐強くその解決に当たられ、その高邁なる御識見と濶達なるお人柄により、議会制民主主義発展のため、また、本院の自主性の確立と議院の正常な運営の確保のため多大の功績を残されましたことは、皆様承知のとおりでございます。  また、前田佳都男君は、昭和四十九年に副議長に当選せられ、以来三年間、その円満なるお人柄と豊富なる御識見をもちまして、議長とともに本院の使命達成のため尽力され、幾多の功績を上げられました。  ここに、御両君の御在任中の御心労、御努力に対しまして深甚なる謝意を表しますとともに、御両君におかれましては、今後とも、議会政治発展のため、一層御健闘、御自愛くだされますようお願い申し上げまして、お礼言葉といたします。(拍手
  20. 安井謙

    議長安井謙君) 河野謙三君から発言を求められました。この際、発言を許します。河野謙三君。    〔河野謙三登壇拍手
  21. 河野謙三

    河野謙三君 先般私は本院議長を退任いたしました。在任中は各位の絶大な御協力と御厚情を賜り、まことに感激にたえません。また、ただいまは御懇篤かつ過分なお言葉をいただき、身に余る光栄でございます。心からお礼を申し上げます。  本院に議席を得まして以来、常に私の念頭に離れなかったものは、二院制度のもとにおける参議院使命をいかにして達成し、国民の負託にこたえるかということでありました。そして、この思いは近年いよいよ強くなってまいりました。議長就任の初めに当たり参議院改革の理念とその具体的方策を提唱いたしましたのも、このためにほかなりません。改革方策の個々の点につきましては、もちろん御異論の向きもあったのでありましょうが、その大筋におきまして各位の共鳴と御支援をいただいたように感じ、深く感激するとともに、ひそかに欣快に存じておる次第でございます。  私は、微力ながら議長として懸命に努力してまいったっもりでございますが、意あって力及ばずと申しましょうか、各位の御期待に十分こたえ得なかったこともたびたびあり、まことに申しわけなく思っておる次第でございます。  ところで、今次通常選挙の際における各方面の論議にも明らかなように、参議院改革の正念場は、むしろこれからであります。国民期待にこたえ、良識の府としての参議院運営改革し、確立するためには、われわれは、さらに努力工夫を積み重ね、一歩一歩粘り強く前進することが大切でありましょう。私は、今後とも変わらぬ情熱を持って参議院改革の大業と取り組み、一議員として各位とともに力をいたしたいと存じております。  ここに、議長在任中の御協力と御厚情に対し、重ねて感謝の衷情を申し述べ、退任のごあいさつといたします。どうも皆さん、ありがとうございました。(拍手
  22. 安井謙

    議長安井謙君) 前田佳都男君から発言を求められました。この際、発言を許します。前田佳都男君。    〔前田佳都男君登壇拍手
  23. 前田佳都男

    前田佳都男君 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび私は本院副議長の職を退任いたしました。三年間の在任中は、前河野議長並びに議員各位の格別の御指導、御鞭撻によりまして、無事大任を果たすことができましたことを心から謝意を表する次第でございます。  ただいまはまた、市川房枝君から過分のお言葉をいただきまして、身に余る光栄でございます。厚く御礼を申し上げます。  先般行われました本院の通常選挙も十一回を重ねてまいりました。この選挙におきましても、参議院のあり方が各方面において熱心に論議されたわけでございます。要するに、参議院は、二院制の本義に照らし、独自性を発揮して、衆議院に対し抑制と補完の機能を果たすことが期待されておるのでございます。それがために、議院運営、審議の方法など、十分考慮し、工夫をし、本院本来の使命を果たすことが緊要であると考えております。  私もこれから本院議員の一人として、本院に対する国民的要請を踏まえて、良識の府としての本院の権威を高め、国民の信託にこたえるために微力を尽くしたいと考えております。どうか今後におきましても、議員各位の変わらざる御指導と温かい御交誼を切にお願いをいたしまして、簡単でございますが、お礼のごあいさつといたしたいと思います。  大変ありがとうございました。(拍手
  24. 安井謙

    議長安井謙君) 本日は、これにて延会いたします。    午後四時四十二分延会