○藤原房雄君 まあ大いにひとつ努力してもらいたいと思います。努力の中身が問題だけれ
ども……。とにかく、余りにもお金がかかり過ぎるという、非常に大規模な問題であるだけに、どうしても大都市周辺の諸問題については、
関係する方々が大きいだけに真剣に取り組みますけれ
ども、こういう山間僻地等におきます問題についてはおろそかになりがちなんで、ひとつその点は大臣もよくそういう現状についてはおわかりだと思いますので、御努力をいただきたいと思います。
時間もありませんので、本当にもう少しいろいろとお聞きしたいんでありますが、それに伴いまして、最近の
被害を見ますと、どちらかというと、去年の長良川のような大きな問題もございますが、河川の
被害等を見ましても、ああいう大きな河川については相当改修が進んでおる。ときたまああいう問題もありますが。やっぱり先ほど建設省のどなたかのお話の中にありましたが、中小河川とか都市河川、そういう中小河川に非常に
被害が大きい。特に農村を抱えた中小都市、こういうところでは、水田等で使いました農業排水とそれから河川と、雨量の多いときにはそれが複合いたしまして町に大きな
被害をもたらすということを私
どもしばしば見ているわけであります。二、三年前、五十年ですか、山形県の新庄にもございましたが、早急な施策をいろいろやっていただいたようでありますが、去年は鶴岡でも同じような現象がありました。それは何もそこに限ったことじゃございませんで、私
どもあっちこっちに行きますと、そういう大きな河川の崩壊による
被害というよりも、最近はそういう中小河川の方が多いように私
ども見受けられるので、
農林省と建設省と両方
関係することだと思うんでありますが、これは
被害があっても、河川が決壊するとか、そういう大きなことじゃございませんで、温水して都市の方に流れてくるということですから、雨量が多かったということで済ましてしまえばこれはまた同じようなことが再び起こる。やっぱり早急に
対策を講じてもらいませんと、また
市町村としましても、自分のところだけではとてもでき得ない、相当な予算を伴うことでもございますし、また一級河川等がその中を流れているということでありますと、こういうことで、今度の予算等につきましては、こういう点についてはずいぶん配慮があるだろうと私は思うんですけれ
ども、
金額的にどのぐらいでどうかということはよく存じませんが、鶴岡におきます赤川ですか、この河川を
中心にして改修工事は行われているんですけれ
ども、これはできるだけ早く改修をいたしませんと、集中豪雨というやつがあちこちに異常な降雨を伴うようなことはしょっちゅう私
ども経験しているわけですから。それから、たとえ河川が決壊するような大きな
災害でなくとも、やはり農業用水やなんか、いろんなことで河川が溢水いたしまして都市に
被害をもたらす、そういう場合には激特の緊急事業でなせる、そういう道も開かれておるはずですけれ
ども、これらのものをあわせまして、やはりこういう都市河川の
対策というのは緊急を要するんじゃないかと思いますが、本年度の予算は、今後に対する
対策等について建設省ではどうお
考えになっているか、お
伺いしたいと思います。