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1976-02-23 第77回国会 参議院 本会議 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十一年二月二十三日(月曜日)    午後四時四分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第六号     —————————————   昭和五十一年二月二十三日    午後三時 本会議     —————————————  第一 ロッキード問題に関する決議案鍋島直   紹君外九名発議)(委員会審査省略要求事   件)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  議事日程のとおり      —————・—————
  2. 河野謙三

    議長河野謙三君) これより会議を開きます。  日程第一 ロッキード問題に関する決議案鍋島直紹君外九名発議)(委員会審査省略要求事件)  本案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、これを議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 河野謙三

    議長河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、本案議題といたします。  まず、発議者趣旨説明を求めます。鍋島直紹君。    〔鍋島直紹君登壇拍手
  4. 鍋島直紹

    鍋島直紹君 ただいま議題となりましたロッキード問題に関する決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブを代表し、提案趣旨を御説明申し上げます。  案文を朗読いたします。    ロッキード問題に関する決議   今回の米国上院外交委員会国籍企業小委員会におけるロッキード問題が、わが国国民感情に与えた影響は甚大であり、国民の間に高まりをみせている政治不信を除き、議会制民主主義をまもるためにもその真相の解明は徹底的かつ迅速になされなければならない。   本院は、本問題に関するすべての疑惑を解明することが、国民の要望にこたえる道であり、真の日米友好にとつても極めて重要であると確信する。   よつて、本院は政府高官名を含め、ロッキード問題のわが国に関する未公開の資料を余すところなく提供されるよう米国上院及び米国政府に特段の配慮を要請する。   政府においては、右の趣旨を体し、特使の派遣等を含め本問題の解明のため万全の措置を積極的に講ずべきである。   右決議する。  以上であります。  何とぞ提案趣旨を御理解願いまして、全員の御賛同あらんことをお願い申し上げます。(拍手
  5. 河野謙三

    議長河野謙三君) これより本案の採決をいたします。  本案賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立
  6. 河野謙三

    議長河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)  ただいまの決議に対し、内閣総理大臣から発言を求められました。三木内閣総理大臣。    〔国務大臣三木武夫君登壇、拍手
  7. 三木武夫

    国務大臣三木武夫君) 国権の最高機関である国会の満場一致の決議は、きわめて重い意味を持つものであります。政府は、ロッキード問題に関する決議の意を体し、事態究明のために最善の努力を行うことをこの機会に重ねて表明をいたします。  なお、国会がこの異例の措置をとった国民的総意を十分理解してもらうよう、私自身からも直接、直ちに書簡をもってフォード米国大統領に要請をいたします。(拍手
  8. 河野謙三

    議長河野謙三君) 本日はこれにて散会いたします。    午後四時十分散会