運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1976-04-28 第77回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十一年四月二十八日(水曜日)     午後零時十四分開議  出席委員    委員長 吉田 法晴君    理事 染谷  誠君 理事 田中  覚君    理事 葉梨 信行君 理事 深谷 隆司君    理事 島本 虎三君 理事 土井たか子君    理事 木下 元二君       戸井田三郎君    中山 正暉君       米原  昶君    岡本 富夫君       坂口  力君    折小野良一君  出席国務大臣         国 務 大 臣         (環境庁長官) 小沢 辰男君  出席政府委員         環境政務次官  越智 伊平君         環境庁長官官房         長       金子 太郎君         環境庁大気保全         局長      橋本 道夫君  委員外出席者         特別委員会調査         室長      綿貫 敏行君     ————————————— 四月二十七日  振動規制法案内閣提出第四三号) は本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  参考人出頭要求に関する件  振動規制法案内閣提出第四三号)      ————◇—————
  2. 吉田法晴

    吉田委員長 これより会議を開きます。  内閣提出振動規制法案議題とし、提案理由説明を聴取いたします。小沢環境庁長官。     —————————————  振動規制法案     〔本号末尾に掲載〕     —————————————
  3. 小沢辰男

    小沢国務大臣 ただいま議題となりました振動規制法案について、その提案理由及び内容概略を御説明申し上げます。  戦後わが国の産業経済の発展の成果として、国民生活は目覚ましい向上を見ることとなったのでありますが、その反面、各種公害が発生し、国民生活環境等にさまざまな影響を及ぼしているところであります。  これらの公害問題については、政府といたしましても、各種公害規制法等を中心に対策を進めてきたところでありますが、振動公害につきましては、公害対策基本法において規定する七公害の一つとされているものの、法律上の規制措置が講じられないまま、今日に至ったこともあって、住民からの苦情、被害の訴え等相当数に上っており、その改善を図ることは重要な課題となっております。  このように国民日常生活影響を与えている振動公害に対し、公害対策基本法の精神にのっとり生活環境を保全する観点から、早急に国による一元的な法律上の規制を実施し、振動公害未然防止を図るべきであると考え、今回この法律案を提出することといたした次第であります。  以下この法律案の主な内容について、その概略を御説明申し上げます。  第一は、工場及び事業場振動に関する規制についてでありますが、都道府県知事が住居の集合している地域等住民生活環境を保全する必要がある地域を指定し、指定地域内における著しい振動を発生する施設を設置する工場及び事業場について、指定地域の土地の利用状況に応じて規制基準を定めて、所要規制を行うこととしております。そのため、これらの工場及び事業場における特定施設の設置について、事前届け出制をとるほか、規制基準に適合しない振動を発生することにより周辺生活環境が損なわれると認めるときは、振動防止方法等に関し、改善等勧告または命令を行うことができることとしております。  第二は、建設工事に伴う振動に関する規制についてでありますが、指定地域内において行われる著しい振動を発生する特定建設作業について、事前届け出制をとるほか、都道府県知事は、一定の基準に適合しない振動を発生することにより周辺生活環境が著しく損なわれると認めるときは、振動防止方法等に関し、改善等勧告または命令を行うことができることとしております。  第三は、都道府県知事は、指定地域内における道路交通振動が所定の限度を超え、道路周辺生活環境が著しく損なわれていると認めるときは、道路管理者に対し当該道路の部分につき道路交通振動防止のため舗装、維持または修繕の措置をとるべきことを要請し、あるいは都道府県公安委員会に対し道路交通法規定による措置をとるべきことを要請するものとしております。  以上のほか、市町村長に対する事務委任について定めるとともに、振動規制の実効を期する見地から、振動防止に関する国の援助、研究の推進等について所要規定を設けることとしております。  なお、この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。  以上が、この法律案提案理由及びその内容概略であります。  何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに、御可決あらんことをお願い申し上げます。
  4. 吉田法晴

    吉田委員長 以上で提案理由説明は終わりました。  本案の質疑は後日に譲ることといたします。     —————————————
  5. 吉田法晴

    吉田委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  内閣提出振動規制法案審査のため、参考人出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 吉田法晴

    吉田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選及び出頭日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 吉田法晴

    吉田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、来る五月七日金曜日、午前九時四十五分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時十九分散会      ————◇—————