○大出
委員 この点は
石黒さんもここで
説明をいたしました。実はその後がございます。翌年の四十五年の三月、つまり第一次
調査団が行って帰ってこられた直後というふうに前に
証言をなさっている。ここでもう一遍皆さんが今度は霞が関の皆さんの方の、
全日空の本社に集まっておる。四十五年三月へ千代田区霞が関ビル三十四階で開らかれた。
出席者は
全日空側が
大庭さん一人、
三井物産若杉社長ら二人、
ダグラス社はマクゴーウェン
社長、ボガート日本
ダグラス社社長の四人。このときのやりとりがございまして、このやりとりのメモを詳細にボガートさんがとっておられた。そしてここで話がついた
わけですよね。ついて、このときにはもう少し進んで
レター・
オブ・
インデントじゃないのですね。そして翌日、この三十四階で開かれた
会議の翌日、ボガートさんが詳細にとったメモを、翌日
大庭さんを訪問して、
全日空が
DC10を間違いなく買うということを示す文書を本社に残したいので、このメモに
大庭さんの
サインがどうしてもほしいと頼んだ。それであなたがそのメモに
サインした。それがこの間の日にちとぴったり合っております。四十五年の三月に
サインしたように思うとおっしゃっている中身。このメモはけさの新聞にも出ておりますが、前から私、ずっと追っておりましたが、警視庁にございます。このけさの記事も実は推定記事じゃない、断定しております。あなたの
サインがある。だから、前回の御
発言は間違いではないし、記憶違いではない。
最初の
灘波さんとのやりとりが四十四年七月二十九日にあって、これは
三井物産の
社長室です。これは
レター・
オブ・
インデント。それから年改まった三月に
調査団が行って帰ってくる。その後であなたが、あなたの会社で三者会談をおやりになった。そのメモをボガートさんがおとりになって、翌日あなたを訪ねて
サインを求めた、あなたが
サインをされた、こういう経過です。だから、
先ほどのあなたの
証言は間違っている、お認め願いたいのです。思い出してください。