○塚田大願君 そういうことでは、実際問題として、あなたが
国会で
答弁された、
発言されたことを
本当に保証するということにならないと思うんですね。実際もう出てきたと、役所の書類が全部できてきたと、さあ
三木さん、とめようと思ったってもうとまらないことだってあるかもしれない。あるいは、知らないですっと行っちゃうかもしれない。大体さっきも
総理・
総裁として
質問されたとき、いや、私はそんな細かいことは聞いておりません。もっともなところもある。一々その建設省の書類が全部
総理のところへ来るなんという保証は果たしてあるのかどうか、それは疑問だと思う。だから、そういう点で私は、やはり最初に戻りますけれども、
仮谷発言というものはそう偶然に起きたものではなくて、
自民党のその体質からやはり起きてきている。ここをはっきりさせなければ、私は
三木さんのここでの
答弁を信用することができないことになります。
そこで、こういう具体的な問題はたくさんございますが、きょうはこういう事態で時間も切迫しておりますから私は次に進みますが、こういう問題を踏んまえて私、
一つ提案をしたいんです。で、これは昨日、
衆議院の
委員会でもわが党の東中君が提案をしたはずでありますが、それに対して
総理から明確な
答弁がなかったので改めてお聞きいたしますが、
三木さんもおっしゃっているように.
国会の
答弁というものはやはり
議会制民主主義の
基本にかかわる問題であると、非常に重要な問題だ、そうおっしゃっている。それはそのとうりなんです。ところが、実際にいま言ったように、いいかげん
答弁というふうなことがぽんぽん出てくるというこの実態の中で、実際にこの
国会答弁のあり方をこの際はっきり改革をしていくということを
三木さん、約束してもらいたいと思うんです。それは非常にむずかしいことではありません。
あたりまえのことを私は言うんですが、その
あたりまえのことができてないからああいう不祥事件が起きる。そこで第一に提案をしたいのは、この
国会におきまして
議員の
質問者が
質問をした場合に、その関係
大臣が当然それは
答弁に立つと、これは
あたりまえのことで、いままでだってやっていますが、にもかかわらず、
質問者の了解もなく
政府委員がしゃしゃり出てきて代理
答弁をするということがしばしばありますね。
予算委員会なんかになったら極端ですわね。ああいうことは、絶対に
質問する
議員の承諾なくしてやるべきでないということです。きのうも
三木さんは何か少し勘違いをされて、いや、
政府委員が
答弁するのは別に違法ではないじゃないかとおっしゃったようだが、その違法かどうかなんて、そんなことを聞いているんじゃないんです。
政府委員は
政府委員の
資格を持っていますから。そうじゃなくて、やはり
三木さんがおっしゃったように、
政府の
答弁はみずからの信念、政策を
国民に訴えると、
大臣が。そういうものでありますから、これは
政府委員によってかえられるものではない。
政府委員は
国会法第六十九条で
大臣の補佐であるという規定があるんですから、
大臣にかわって
答弁なんかできるものでない、事務的な補佐だけしかできないわけでありますから。そういう
意味で、こういうことをはっきり守りていただきたい。実行していただきたい。当然のことでありますが、今後ひとつ
三木内閣でその
努力をしていただけるかどうか、まずお聞きしたいと思うんです。