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対馬孝且君 局長、これは事実ですから、私は名前挙げろというんなら挙げてもいいですよ、その
調査員の名前を。国会へ出て、
参考人として呼んでもらうんならちゃんと
説明しますと言っているんだから。そして、しかも最近のアルバイト料が安くて困ると、こう言っているんだから、それははっきり申し上げますよ。ただ、その点は率直に、きょうは私は統計局は
経済企画庁だと思ったもんだから、こういう質問しているわけですけれども、統計局に対してはっきりやっぱりそういう
実態をこれは申し上げてもらうと同時に、ぼくはやっぱり審議会は、こういう審議会のあり方では
国民は問題にしますよ、これ納得できないですよ、こんなことでは。これが民主的であり、しかも
消費者のための統計審議会だなんてだれも考えませんよ、こんなことを、こんなメンバーを見たら。これはどなたが見たって、客観的に見たって言えるんじゃないですか。これはひとつそういう点で十分に統計局と話し合うということですから、そういう答えが出ることをひとつ期待をして、次の問題に進みたいと思います。
そこで、私は先ほど灯油の問題でちょっと時間がなかったから
大臣だけにお伺いしているんですけれども、
物価担当をしているわけですから、ちょっとお伺いしたいんでありますが、
国民生活安定緊急措置法第三条、これは
局長、どういう場合に一体発動されるかという問題ですよ。これは少なくとも今回のようなせめて、どうもオイルショックが起きて、そして狂乱
物価になったのは
石油から問題を、端を発したわけだ。そして、あえてわざわざ指定
価格にしておったものを外したと。それは先ほど
大臣が
供給の関係で外したと、こう言っているんだけれども、これは理屈にならないんですよ。きのう商工委員会開かれて、商工委員会でも解明しましたけれども、これ率直に申し上げますけれども、きのう
参考人を呼んでいるんですよ、商工委員会で。これはアブダビの
石油の社長をやっている方も呼んだし、公団の総裁も呼んでいます。ところが、
石油備蓄のために一兆五千億の金をつぎ込むと、こういうわけでしょう、きのうの商工委員会で。私は担当していますから、森下先生もいますけれども、これは一兆五千億ですよ、
石油備蓄のために。それは公団を通すけれども、結果的にはどこへ行くかと言ったら、日石なり、三菱なり、丸善なり、あるいは共同
石油に対して利権を結局公団を通していくわけですよ。言うならば、一兆五千億という金が、つまり
石油業界に
国民の税金は使っているわけですよ。そうして、一方では
供給がどうにもならぬと、こういうわけだ。
供給の関係で
指導価格を外すと、これは
経済企画庁という立場から考えた場合に、ここに法律あるけれども、
国民生活安定緊急措置法の第三条というのは、このときこそぼくはやっぱり発動されるべきではないのかというふうに考えるんですが、この点について。しかも、
供給の問題をおっしゃるなら中華人民共和国との、これも商工委員会で、私の質問で明らかになりましたけれども、年間大体八百万トンは入りますと、河本通産
大臣のきのうのそういう答弁なんですよ。しゃべっているとおり。
供給量、
供給量と盛んにおっしゃるけれども、大体昨年並みの
供給は維持できるということは答えはっきりしているわけだ、きのうの商工委員会の答弁で。そうすると、
指導価格を撤廃するというのは、結果的には私に言わせれば業界の言い分だけを聞いて
指導価格を撤廃をしたということよりならないんじゃないか。
それからもう
一つ聞きたいことは、
国民生活審議会があるんですから、せめて
消費者の声というものをこういう場を通して、やっぱり撤廃をする場合に聞いてからだって撤廃したって遅くないんじゃないか。それが無理くり何か六月一日に
指導価格をはずした途端に灯油がばんと
北海道で上がっているわけだ、さっき言ったように。はなはだしきは日石なんてとんでもない話ですよ、現在の二万五千三百円の元売
指導価格に六千八百円積み重ねるというんだから。そうすると十八リッターの
石油かん一かんの売り値がどうなるかと言ったら百六十八円現在の六百三十円の
価格に積み重ねるわけですよ。こういう問題について、やっぱり
経済企画庁は主務官庁である通産省にお任せをするというのではなくて、法律があるんですから、私はそういう点ではこの
国民生活安定緊急措置法というのは、こういう時点で法律を生かしていくべきじゃないかと、そういう
経済企画庁の指導力といいますか、こういうものがなかったら
物価は安定しませんよ、はっきり申し上げて。それこそ法律をつくって何にも発動しないと、それならこんな法律つくらなければいいんだよ。積極的にやっぱり
国民の狂乱
物価を安定させようということでつくった法律をこの
段階で発動できないといののは一体どういうことかということですよ。それからどうして
消費者側の声を聞かないで
指導価格を撤廃したのかということを私はどうしても納得いかないのです。納得いかないということは私は次に申し上げますから、その点ひとつもっと突っこんだ答えを願いたいんです。