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松浦(利)
委員 大臣、いま官房長があんなに
答弁をなさったのですが、
昭和四十六年の二月十七日の本
委員会で当時の井出
郵政大臣、いまの官房長官がこういうふうに言っておられる。これは自民党の水野
委員の質問に答えておられる。「今後は
料金決定に非常に大きな職責を持った
審議会でございますから、これを内容的に充実をする、そうしてまた、特に
料金なら
料金を決定するための
一つの部会のようなものを設けるとか、それは中身の問題でございますが、そういうふうなつもりでおるわけでございまして、」だから、
審議会を強化するということを言っておられる。いいですか。
さらに、これは民社党の栗山
委員に対する御
答弁ですが、「ほんとうに権威に満ちた
審議会の構成、私どもとしてはこういうことを
考え、これはいま任期のある人をすぐあすにもという改組のしかたはむずかしいと思いますが、そういう点実情に即しまして、いまの御趣旨を体してひとつりっぱなものに、
郵政審議会が御期待に値するようなそういう権威ある機関として存在していただくように努力をいたすつもりでございます。」という
答弁を
責任大臣がしておられる。ところが、実際にそういう
答弁は
大臣なさったけれども、あなた方は間接的にそうだ、そうだということは言える。しかし、少なくとも最高機関である国会で
大臣がこういう
答弁して、
審議会が具体的にこういう御
答弁に即した
審議をしたかどうかということについて、われわれは判断する余地ないじゃないですか。私は
審議会の人がまじめに一生懸命にやったというふうに思っておりますよ、決しておろそかにしたとは思いません。しかし、少なくともこういう御
答弁をなさっておるなら
——自民党と民社党の質問にお答えになっておる、それじゃそういう
審議会になっておりますよというその内容はここに明確な
会議録なり何なりお示しいただいて、あなた方の御期待に沿った
審議経過です、
審議会になりましたという姿というのを見なければ、チェックするところはないじゃないですか。言いっぱなし、聞きっぱなしで終わりですか。そういう権威のない逓信
委員会じゃないでしょう。少なくとも逓信
委員会で質問をしたら
大臣が
審議会を強化をしてやりますと言ったからには、それを
委員会はチェックする、そういう逓信
委員会でなければ
意味ないじゃないですか。それをチェックする方法としては、われわれが
審議会の中に入っていくわけにいかぬから、非公開だ、非公開だと言うが、何らかの形でそういう内容について、ここで私
たちに、こういうふうにりっぱになりました、たとえば部会はこういうふうに開きました、
料金決定についての部会は設けると言っておるのだから、部会は例月何日に設けて、部会は何人でどういう
審議をしました、そういう経過をここに明らかにすべきじゃないですか。