○
小沢(貞)
委員 電電公社の値上げに、使っても使わないでも二千円まで出そう、こういうような
原案が出て引っ込んじゃったわけですが、恐らく来年からはそうされるんではなかろうか。まあこれは賛成か反対かは別として、そういうことになると、そういう
状況を踏まえると、有線の人だってある
程度の負担は——いま何だか三百円か五百円ばかりしか負担していないみたいなことなんだから、ある
程度の負担はできて、技術的な改善もやろう、こういうことになると思います。だからそういうことを踏まえながら、このいま言った三者でよく積極的に前向きに取り組んでいただくようなことをしていただけば、私は
電電公社に申し上げるが、一個
電話つければ、五十
年度予算で一個使っても使わないでも五千三百円だ、こう聞いておりました。五千三百円。だから、過疎地帯へ持っていって五千三百円かかるのをまあ千円か二千円の
収入しかないということになると、三千円、四千円一本の
電話にみんな負担しなければいけないという問題が
料金値上げ問題にかかってくるのではないか、こう思います。ところが、有線の方は、自分たちの金でみんなが出し合って技術的改善をしろ、こういうことをやって、ゼロ発信でも何でもこういうことをできればやれる。こういうことになれば、
電電公社の金は一つもかけないで、有線放送の人は
電電公社の中継の御厄介になって通話ができるということになると、
電電公社は元手なしでただもうけ。こんなうまい話はないじゃないですか。元手なし、ただもうけ、こういうことになる。だから、
赤字も解消できる一環になる。こう思いますから、この問題はひとつ真剣に、いまの言う三者で、むずかしい
組織でなくていいから真剣に取り組んで改善策を考えていただきたい、そう要望しておきます。
最後に簡易
郵便局の
関係のことについて若干
お尋ねをしたいと思います。あれは
昭和四十五年に、簡易
郵便局法の一部を
改正する法律案が出されました。この提案
理由の中に、この簡易
郵便局法の「本
制度創設以来すでに二十年を経過し、その数も三千をこえるまでになり、
地方における郵政窓口
サービスの普及に大いに寄与しているのでありますが、いまなお簡易局の設置を必要とする地区が
全国に約二千カ所もございます。」そのときの審議のときに、
全国二千カ所、どんなところに大体簡易
郵便局をつくらなければならないか、その個所数を
一覧表を出せ、こういうことで
郵政省から出された
昭和四十三年三月現在における設置必要個所数、こういうのを見ると、東京二百六カ所、長野県百八十カ所、名古屋四百六十五カ所、金沢管内百二十三カ所云々というぐあいで、
全国二千二百六カ所、これだけつくる
必要性があるのでこの簡易
郵便局法を
改正をしてほしい、こういうように提案
理由に
説明されているわけであります。その後法律は通りました。こういうぐあいに二千二百カ所に向かって年次的に設置が進められておるかどうか、その点について
お尋ねをしたいと思います。