運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1974-02-19 第72回国会 衆議院 本会議 第13号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十九年二月十九日(火曜日)     —————————————   昭和四十九年二月十九日    午後一時 本会議     ————————————— ○本日の会議に付した案件  予算委員長荒舩清十郎解任決議案(楯兼次郎   君外四名提出)     午後一時四分開議
  2. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) これより会議を開きます。      ————◇—————  予算委員長荒舩清十郎解任決議案(楯兼次郎   君外四名提出)           (委員会審査省略要求案件
  3. 森喜朗

    森喜朗君 議案上程に関する緊急動議提出いたします。  すなわち、楯兼次郎君外四名提出予算委員長荒舩清十郎解任決議案は、提出者要求のとおり委員会審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  4. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。  予算委員長荒舩清十郎解任決議案議題といたします。
  6. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 提出者趣旨弁明を許します。小林進君。   〔小林進登壇
  7. 小林進

    小林進君 私は、日本社会党日本共産党革新共同、公明党、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました衆議院予算委員長荒舩清十郎君の解任決議案について、その提案趣旨説明をいたしたいと存じます。(拍手)  まず、本文を朗読いたします。   本院は、予算委員長荒舩清十郎君を解任す  る。    右決議する。  以下、その提案理由を説明いたしたいと存じます。  今年度、予算委員会の重要な目的は、狂乱怒濤にもひとしいこの物価高原因を究明し、これを鎮静せしめ、もって、四十九年度予算審議経済の見通しに万遺憾なからしむるところにあるのであります。われわれは、予算委員会に寄せられておる国民期待と鋭い監視を背に受け、その実効ある運営に精魂を傾けてきたのであります。  予算委員会開会の当初、荒舩清十郎委員長から、理事会に対し次のごとき提案がありました。すなわち、今日の物価高を招き、国民塗炭苦しみを与えておるその元凶は、一部の業界と大企業である。予算委員会は、これら業界代表予算委員会に招致し、徹底的に集中論議を行ないたいと思う。賛成を願いたいという趣旨提案でありました。  野党四党は、この荒舩君の勇気ある提案に双手をあげて賛成し、そして、その具体的な実施方法について与野党間に真摯な話し合いを続けるに至ったのであります。  これと前後し、自民党国会対策委員長福田一君が、新聞談話などを通じ、不当利得を得た悪徳業者国会において徹底的に追及をする、国会摘発隊をつくり、隠匿物資悪徳業者を摘発することも考えておるなどと勇ましい発言をして、荒舩提案を側面から裏づけ証言するに至ったのであります。  これを受けて、予算委員会理事会は、国会に招致喚問する企業財界代表をだれにするか、これら喚問した企業財界代表集中論議をする期日を幾日にするか、及び、その召喚する方法を、証人とするか参考人にするかなどについて慎重な論議をかわしていたのであります。  招致喚問する業界企業代表は、社会党をはじめとする野党四党の要求数は合計五十三社であります。日本経済を今日の混乱におとしいれた、いずれも問題のある大企業業界であります。これに対し、自民党からは一社の要求も出ていないのであります。外に向かっては声高らかに、悪の企業を摘発し、徹底的に調査究明すると公約して、さも庶民大衆利益代表しているがごとく宣伝している自民党が、国会の場においては一つ企業も召喚しようとしないのは、国民を欺瞞するもはなはだしい詐欺行為といわなければならぬのであります。(拍手)  この理由はしばらくおくとして、さて次の、集中論議の期間を幾日にするか、そして証人参考人かについては、野党四党は一致して、四日以上の審議日数要求するとともに、審議方法については、あくまで国会法に基づく宣誓を行ない、良心に従って真実を陳述させる証人方式をとるべきことを要求したのでありますが、自民党理事は、あくまでも参考人として出頭を求め、単に御意見を拝聴するにとどむるべきであることを固執して譲らないのであります。二月初旬より毎日理事会を繰り返し、総括質問の終わった二月八日以後は、日に二回の理事会を開き、問題処理のために精力を傾け話し合いを続けてまいりました。  二月十五日、公聴会最後の日でありますが、われわれ野党党理事は、早朝より懇談会を持ち、局面打開のために、あえて忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えて、次のごとき妥協案をつくって、荒舩委員長に提示したのであります。すなわち、予算委員会集中審議はとりあえず三日間とし、可能の範囲において、すでに具体的にその非が社会的に明らかになっておる企業及び業界代表証人として喚問する、他の企業及び業界代表者については、とりあえず参考人として呼んでもよろしいという、条理にかなった申し入れをしたのであります。そして自民党側の回答を求めたのでありますが、荒舩委員長は、これに答えず、全く理事会を無視し、申し合わせも話し合いもせず、突如として公聴会終了後の委員会を開会し、暴力的に参考人招致提案を行ない、これを可決決定するという、一党独裁暴挙を行なうに至ったのであります。(拍手)  ここに至る間、われわれは一ぺんの実力行為もいたしません。一言の非礼なことばも使いません。終始一貫、礼節と誠実をもって道理を説き、一日も早く審議を促進することを求めてきたのであります。しかるに、荒舩委員長は、このわれわれに対し、信義を裏切り、野盗無頼の徒のごとき行為をもって襲いかかってきたのであります。まさに民主政治の敵として、断じて許すことができぬのであります。(拍手)  以上、私は、予算委員会における審議経過を客観的に正しく述べてまいりました。  これに対し、自民党は、予算委員会において証人喚問するのは適当でないとか、あるいは、まず参考人として呼んで適宜証人に切りかえてもよろしいなどと、耳ざわりのよい言いわけをしておるのでありますが、これは全く耳をおおうて鈴を盗むどろぼうの理屈であります。(拍手)  現在の日本物価は、昨年の同月に比較して、卸売り物価三四%、消費者物価二〇数%上昇しており、この異常な物価高は、世界先進国にその例を見ない日本特有の、気違いじみているインフレであります。その主たる原因がどこにあるかを予算委員会において追及した結果、それがつくられたインフレであり、しかもこれをつくった元凶が少数の企業業界であることが明らかになったことは、諸君承知のとおりであります。(拍手)したがって、このつくられたインフレ元凶予算委員会に招致し、その真相をただし、今後の動向を見きわめなければ、現在提案されておる四十九年度予算案責任をもって審議し、可決することができないのでありまして、これら企業代表証人喚問こそ、予算委員会として最も重大にしてかつ正当なる責任行為であるといわなければならぬのであります。(拍手)  一体、自民党政府荒舩委員長は、この国民があげて熱望しておる証人喚問を、何ゆえ阻止しなければならないのか。これこそ国民大衆が最も知りたいところであり、われわれ野党もまた、これを正しく国民の前に解明をしなければならぬのであります。(拍手)  言わずもがな、その理由はただ一つであります。すなわち、自民党政党財界との醜悪なる癒着を暴露されることをおそれるからにほかならぬのであります。(拍手自民党の台所をまかなう国民協会に、企業業界会員として加入しておる、その法人の数が九千八百社であります。これから吸い上げ、自民党に献金する政治資金が、四十八年度届け出た金額だけで一百九十六億九千九百八万円であります。協会理事には、経団連会長植村甲午郎氏、経済同友会代表木川田一隆氏、小林中氏など、財界の巨星がきら星のごとく名を連ねております。  この国民協会が、昭和四十九年は、この四十八年度百九十六億円の政治資金に対し、さらに総額四倍の政治資金、概算八百億円に近い資金が必要であり、これを調達するよう自民党からの指示を受け、その作業を進めておるのであります。  近く行なわれる参議院選挙を目ざし、自民党財界に迫っておる危機を突破するために、どうしてもこれだけの政治資金が必要であるというのであります。かくして、国民協会を通じ、業界企業に対し、平均二倍半の増額割り当てがきめこまかく進められていることも、すでに天下周知の事実であります。  社会党をはじめ野党四党が、この悪性インフレと狂乱の物価高をつくり上げた企業業界のうち、特別代表として五十三の法人の名をあげ、これを国会証人として招致喚問することを要求したことは、すでに述べたとおりであります。この五十三の企業業界もそのほとんどが国民協会会員であり、自民党に最も忠実に政治献金をしているものであり、特に、このたびの四倍増額割り当ても、これらの財界企業に及んでいることは言うをまたぬのであります。  問題の石油連盟には、いままで月二百万円の政治献金割り当てていたが、今度は六百万円に値上げ割り当てをしており、丸紅、伊藤忠などの問題の多い商社には、いままで月額二十五万円の割り当てが百二十五万円、実に五倍に増額割り当てが行なわれておるのであります。  野党四党は、これらの財界人証人として招致した場合、これらの政治献金についても、また、もっと隠されている醜悪な政党便乗企業との癒着を徹底的に追及し、隠されている資料もどしどし要求し、国民の負託にこたえる準備を進めていたのであります。(拍手)  この追及に対し、彼らが宣誓による真実を告白するということになれば、あるいは自民党政府の根幹をゆすぶる大問題を惹起するおそれもあり、これをおそれて自民党は断じて証人喚問に応じないというのが、大方の世評の一致した見解でございます。(拍手)  とあれ、国民世界に類例のない異常物価に泣いておる。しかるに、この異常事態をつくり上げた問題の中心企業に対し、自民党独裁的行為をもって野党の正しい要求を退け、その裏に回って、それらの企業に三倍、五倍に増額した政治献金要求しているというこの事実を、国民は一体いかに解すべきでございましょう。(拍手)一億国民に死にまさる苦難を与えておるこの社会悪根源が、実にここにあることを知らなければならぬのであります。  諸君、もし私の言うことに偽りがあれば、私を直ちに懲罰に付していただきたい。私は懲罰も死もおそれない。ただ、こんな醜悪な事実を知った国民の怒りが、驚雷のごとく天地を動かし、政治不信の力となって、一切の政治秩序を一挙に葬り去ることを私はおそれるからにほかならぬのであります。(拍手)いまからでもおそくない、すべからく自民党が党議を改め、参考人証人として召喚し、国民の前に正しい姿勢を示すことを心から進言するものであります。  予算委員長荒舩清十郎君は、本院議員に当選すること十回であります。この間、衆議院議長に一回、予算委員長に三回就任し、名実ともに政界の大先輩として君臨しておるのであります。県会議員時代を含め、荒舩君の三十数年に及ぶ政治遍歴はまさに波乱万丈であり、かくかくたる功績もあれば、これまた幾つかの失敗もあるのであります。  その一つは、昭和四十六年十一月二十六日、衆議院会議において行なわれた荒舩副議長不信任決議案上程もその一つであります。沖繩国会において、議運理事会を無視し、職権をもって本会議を強行し、理事会無視の悪例を残した行為によって不信任を受けたのであります。今回もまた理事会無視職権乱用をやり、前回に続くまさに二回目のあやまちを重ねるに至ったのであります。(拍手)  さらにさかのぼれば、昭和四十一年九月、荒舩君が待望の国務大臣になったときであります。在職中、ときに深谷駅に急行列車をとめたり、ときに日韓閣僚懇談会議民間業者を同行するなど、これまた公私混淆職権乱用非難を全身に受けて、二カ月にして運輸大臣の地位を去っているのであります。  政党政治家の本分は、大衆に奉仕する精神に徹し、権力に抗するところに真の値打ちがあるのである。民衆の味方をもって任ずる荒舩清十郎君が、一回ならず三回も、権力乱用という最も非民主的な唾棄すべき反動行為によってその信任を問われることは、彼の生涯を通じてぬぐい去ることのできぬ最大の汚点を残したものといわなければならぬのであります。(拍手)  荒舩君は、このたびの予算委員長就任に際し、「円満なる委員会運営をはかり、予算審議を通じ国政に遺憾なきを期す」と公約しておるのであります。しかるに、そのことばのかわかぬうちに、三たび、権力乱用という最も恥ずべき行為に出で、委員会審議を空白にし、国政上重大な支障を来たすに至ったのであります。  荒舩君は、長い議員生活を通じ、ただ一つ不朽名言を残しておるのであります。それは、急行をとめ、国民非難の矢面に立ったとき、「荒舩清十郎一代の不覚でござんす」と、こう言って、率直簡明に国民おわびをいたしたことでありました。(拍手)これこそ、まさに荒舩清十郎の名を後世に残す天下名言であります。いまこそ、もう一度この名言を思い出していただきたいのであります。  一億国民は、物価高に泣き、これを正しく調査する道をふさいだ荒舩清十郎委員長に、限りない不信と怨嗟の声を投げかけておるのであります。この国民に向かって、「荒舩清十郎一代の不覚でござんした」と、おわびを申し上げ、すべからく委員長の職を辞し、秩父の故山に立ち帰り、心機一転、権力に立ち向かう真の民衆政治家として立ち直り、君に残された政治家としての晩節を全うすべきであることを心から忠言をいたしまして、荒舩予算委員長解任決議案趣旨説明にかえておく次第でございます。(拍手)     —————————————
  8. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。井原岸高君。   〔井原岸高登壇
  9. 井原岸高

    井原岸高君 私は、自由民主党代表いたしまして、野党四党の共同提案にかかる予算委員長荒舩清十郎君に対する解任決議案に対し、反対討論を行なわんとするものでございます。(拍手)  荒舩予算委員長は、就任以来、党派に偏せず、中立公正な立場で委員会運営をしていく方針を言明され、今日に至ったのであります。その間、審議日数質疑時間、その他各種の事柄について野党諸君の要望を全面的に受け入れ、また、政府の答弁に対しましては常に正確を求め、質疑者の要請にこたえるべく最善を尽くされて、名委員長として野党の皆さんからも称賛を受けたことは御承知のことでございます。(拍手)  私どもは、委員長公正中立というからには、与党に対しても五分、野党に対しても五分であるべきと考えてまいったのでありますが、これまでの経過から判断いたしますると、野党に対しましては七分も八分も譲っておるわけでございます。しかも与党は三分ではないかと、はなはだ歯がゆい思いを感ずる場合があったのであります。  しかして物価問題については、本問題が今日の国民的最大緊急課題となっておるこの実情にかんがみまして、予算委員会企業代表者等を招き、実態を明らかにし、一刻も早く物価の鎮静をはかり、国民期待にこたえたいと、荒舩委員長みずからの提唱によって、総括質問終了後、二月七日、八日の二日間をこれに当てることとし、理事会においても与野党意見が一致しておったところであります。  ただ一点、与野党意見の相違は、出席を求める人を参考人とするか、あるいはまた証人とするかということであります。  野党諸君は、参考人では事実の解明が不十分となるおそれがあるから、証人として喚問すべきであるというのでありますが、もちろん、証人喚問は、議院証言法により法的には可能であります。しかしながら、証人には、法律上のきびしいワクがはめられており、また、きびしい義務が課せられておるのであります。その取り扱いについてはきわめて慎重を要するものであることは、言をまつまでもないところであります。  過去における証人喚問実態をながめてまいりますると、証人が自殺をした実例もございます。また、造船疑獄その他の事件に際しては、国会における証人喚問あり方が、遺憾ながら法曹界あるいは学界、国民多数の批判を受けたことは耳目に新しいところでございます。これは、私企業や個人についての調査が、行政権行使と関連ある限度を越えて、半ば査問的、犯罪捜査的調査に堕したからであると思われるのでございます。  第二には、予算委員会所管は、どこまでも予算であるということであります。したがって、直接に審議すべきは予算であり、国政調査も直接に予算に関係するものに限定されるものと考えるべきでございます。  ところで、物価問題を第一義的に、専門的に所管する委員会といたしましては、本院において物価問題等に関する特別委員会が設置されておるのでございまして、それぞれの所管に関する事項を明確に区分されております。  もちろん、従来から予算委員会においては国政全般に関する質疑が行なわれる慣例になっており、昨今の情勢から見て物価問題が最も重要な問題であることは、われわれも認めるところであります。  しかし、予算委員会における物価問題討議目的は、あくまでも、物価に対する政府行政の手ぬるいこと、この問題を追及して、その改善を要求することにあるのであります。民間人出席を求めての意見の聴取は、そのために必要な範囲にとどめるべきであります。したがって、われわれは、参考人という資格だけで十二分に所期の目的が達せられると思っておるのであります。  私たちは、どこまでも立法府における国政調査権あり方という法律論から、証人喚問はあくまでも慎重を期すべきであるというのであって、野党の言われるがごとくに、ありもしない企業との癒着云々なんという、ただいまの……(「癒着しているじゃないか」と呼び、その他発言する者多し)証拠があるのかという御質問でございますが、そういう乱暴な数字を並べてあえて与党政府非難することは、私はまことに、それこそ野党の方々の考え違いである、迷惑千万だと感じております。  もし、国政全般論議する予算委員会において、そのときどきの問題について、関係する民間人をそのつど証人喚問するような慣例をつくりまするというと、今後の国会運営上、ゆゆしき問題が起こるのでございます。いわゆる人権無視という問題も起こってくるでございましょう。それがゆえに、今日まで予算委員会においては証人喚問の先例がなかったのでございます。証人喚問ということを予算委員会ではやっていないのです。国権の最高機関である国会権能にもおのずから節度があるのです。司法官憲のごとく犯罪捜査を行なったり、法の執行を行なう行政権行使のごときは、厳にわれわれは慎まなければなりません。近代民主主義が、議会行政司法権能をそれぞれ独立させ、それぞれの機能を重複しないようにいたしたのも、かかる観点に立っておるからでございます。  われわれは、このような認識のもとに、二月八日以来、連日理事会において協議を続けてまいりましたが、与野党主張平行線をたどり続けました。ここにおいてわが党は、事態打開のため、一応参考人として出席を求め、理由なく出席を拒んだり、また、誠意ある陳述がなされない場合には、証人としてあらためて喚問するとの提案を行ない、一日も早く物価集中審議が開始されるよう野党諸君の理解を求めたのでありますが、野党諸君は依然として当初の主張を一歩も譲らない。じんぜん、この問題だけで一週間にわたり理事会において協議が行なわれたのであります。国民生活に不可欠の予算審議に入れないという最悪の事態を招くに至った。理事会においては、本件の決着を早くつけるべきであるとの、野党理事の中からもそういう御意見が出ておったのです。野党理事の中からも、結論を早くつけなさい、委員長、あなたは責任者だから、結論を出しなさいといって、委員長に言われたじゃありませんか。(拍手、発言する者多し)そんなことを言われたじゃありませんか。  かくて、荒舩委員長は、本件について、早急に参考人を招き、審議を進めるべきであるとの理事会の多数意見により、民主主義のルールに従って、委員会動議のごとく決した次第でありまして、付託案件審議促進をはからなければならない委員長の職責を考えまするときに、これを非難する理由というのは、こればかりもないじゃありませんか。(拍手委員長責任を果たしたことをなぜあなた方は非難するのですか。あなた方、委員長になったらどうやるつもりなんだ。  荒舩委員長は、御承知のように、長年国会で活躍され、この間四たび予算委員長に選任され、また、国務大臣、本院副議長の要職を歴任して、その人格、識見はともにすぐれておる。議会運営の公平さは高くわれわれお互いに評価しなければなりません。(拍手)  私は、ここに、予算委員長荒舩清十郎君を深く強く信任して、あなた方の出しておる解任決議案には絶対に反対をいたします。絶対に反対いたします。(拍手議院における証人喚問が、後世、その運用を誤ったと人々に言われないためにも、より慎重であるべきことを主張いたしまして、私は反対討論を終わります。(拍手
  10. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 林百郎君。   〔林百郎君登壇
  11. 林百郎

    ○林百郎君 私は、日本共産党革新共同代表して、ただいま議題となっておる予算委員長荒舩清十郎君の解任決議案に対し、賛成討論をいたします。(拍手)  今日、国民が異常な物価の暴騰、物不足により塗炭苦しみにあえいでいるとき、その諸悪の根源である大企業、大商社代表を本院予算委員会証人として喚問し、その実態解明することは、いまや国民各界各層の一致した切実な声となっているのであります。  しかるに、自由民主党荒舩予算委員長は、国民のこの切実な要求に対し、あらゆる詭弁を弄し、挑戦し続けてまいりました。しかも、後に述べるごとく、証人喚問権国会の持つ当然の権限であります。しかも、与野党の折衝の過程において、事態打開のため、わが党はじめ野党提案した、予算委員会審議でその非が明白になっている企業及び業界代表証人として喚問する、他の企業及び業界代表者については、とりあえず参考人として呼ぶという提案に対してすら、これを拒否し、まるで抜き打ちにもひとしい暴挙によって予算委員会を開会し、一方的採決を強行したのであります。  自民党のこのような暴挙が、議会制民主主義を根本から否定するものであることは明らかであり、民主主義を望む国民のとうてい許すことのできないところであります。(拍手)もはや、この事態は、自民党が人為的にたくらんだ物価つり上げによってかつてないばく大な利益をせしめた大企業を擁護し、これに癒着しておる醜悪な事態国民の前に明らかになることをおそれた結果であります。(拍手)このことは何人も否定し得ないところであります。  いまや国民は、この事態を次のようにきびしく批判しております。自民党は、なぜ、国民を苦しめ、暴利をむさぼる大商社をこれほどかばうのか。それは財界との癒着の深さを示す例証としか言えまい。自民党責任ある与党としての感覚があるならば、断固、証人として喚問すべきである。さもなければ、自民党そのもの国民の疑惑が増していくであろうと。これはいまや圧倒的な世論となっているのであります。(拍手)われわれが本決議案賛成する第一の理由も、まずここにあります。  本決議案賛成する第二の理由は、このたびの強行採決は、与党自民党が、憲法第六十二条が規定しておる国会における国政調査権の最も重要な機能である証人喚問権をじゅうりんし、大企業利益国政癒着させ、議会制民主主義に挑戦する暴挙を行なったことであります。  自民党諸君は、証人喚問立法府行政権への介入であり、自由主義のたてまえからそれは認められないとか、また、まず最初に参考人として出席を求め、問題があるときにあとで証人に切りかえればよいなどと主張し、あくまで証人喚問反対し、大企業をかばおうとしております。しかし、諸君議院証人喚問権は憲法に明確に規定されております。衆議院規則第五十三条には「委員会は、議長を経由して審査又は調査のため、証人の出頭を求めることができる。」と規定されておるのであります。これを受けて、議院における証人宣誓及び証言等に関する法律も制定されておるのであります。証人喚問権は、国権の最高機関たる国会が行なう国政調査にとって重要な権能であることは、国民ひとしく認めているところであります。特に予算審議中に次々と明らかになった大企業の横暴、石油危機にあたって、これを千載一遇の好機として不当利益をあげるための指示を行ない、総理みずからも、悪徳商法の見本とさえ言い、だれが見ても反社会的行為を行なっている石油業者や、何十億円といわれる脱税を行なっている大商社、また、やみカルテルにより公正取引委員会から数回にわたって警告を受けている企業代表を、わざわざ参考人として意見を拝聴してからでなければ証人喚問はすべきでないなどというがごときは、憲法が保障する国会証人喚問権をみずから放棄するものであります。(拍手)どのような口実もこれを正当化することはできません。そればかりではない。その参考人さえ、自民党は今日まで一人も呼んでないではありませんか。(拍手)  さらに、自民党諸君の言う、証人喚問企業の自由を奪うなどというがごときは、まさに自由の美名のもとで大企業の横暴を擁護する独特の詭弁以外の何ものでもありません。(拍手)  国民は、今日、自民党政治のもとで、悪徳企業により、生きることの自由すら奪われているのであります。いまこそ国会は、その持てる全機能を発動し、国民の生きる自由を守らなければなりません。これこそ国会議員に課せられた厳粛な責務であります。国民はそれを切実に望んでいるのであります。  すでに、憲法制定以来、国会はいままで千三十三人の証人喚問し、証言を行なわせている、こういう厳然たる歴史的事実があるではありませんか。いまや、自民党諸君証人喚問拒否の口実は、全く主権者たる国民を忘れた、大企業本位のためのものであり、国民の切なる期待を明らかに裏切るものといわざるを得ません。(拍手)  本決議案賛成する第三の理由は、このたびの自民党強行採決は、国民が重大な疑惑を持ち、その解明を求めている大企業、大商社物価つり上げのすべてのからくりを国民の前に明らかにし、物価を引き下げ、国民生活を守るための国会の活動、これに対する挑戦であり、そしてその道を閉ざそうとしているからであります。  自民党が大企業の暴利の中からばく大な政治献金を受けていることは、もはや今日天下周知の事実であります。自民党がこの醜い姿が国民の前に明らかになることをおそれていることは、おおうべくもありません。しかも、悪徳商法で物価つり上げ、土地投機、買い占め、売り惜しみ、脱税で荒かせぎをし、公害をまき散らし、国民生活を破壊している大企業が、国民の恨みのこもった資金与党自民党にみついでいるという実態国民は深い疑惑と怒りを燃やしているのであります。(拍手)この国民の疑惑を明らかにすることは、民主政治の原則から見て当然のことではありませんか。(拍手)これは、石油危機をいいことにして、千載一遇の好機としてぼろもうけをしている石油企業が、国民協会を通じて自民党に多額の政治献金をしていることを見れば、一そう明らかであります。したがって、国会国政調査権を発動し、この実態にメスを入れ、国民の前にすべてを明らかにすることは、国民生活を守るためにも当然のことといわなければなりません。  大企業利益を擁護し、それと癒着しての今回の予算委員会における証人喚問拒否の強行採決の異常な事態、いまや、事ここに至れば、自民党諸君の口にする自由社会なるものの実態が、実はほんの一握りの大企業、大商社の飽くことなき利潤追求を守るための自由であり、そのためには、憲法で明記されている国権の最高機関である国会の権限と、議会制民主主義の原理をいかに踏みにじってもかまわぬたぐいのものであることが、一そう国民の前に明らかになったのであります。(拍手)  以上、私は、自民党荒舩清十郎君の暴挙を糾弾し、本決議案に対する賛成理由を述べてきました。  わが党は、今後あくまで国民期待にこたえ、政府与党自民党の大企業本位、国民生活破壊の実態を、国会を通じて国民の前に明らかにするために全力を尽くすものであります。そして議会制民主主義の擁護と国民生活安定のために一そう奮闘することをここに表明し、私の賛成討論を終わります。(拍手
  12. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 岡本富夫君。   〔岡本富夫君登壇
  13. 岡本富夫

    ○岡本富夫君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました予算委員長荒舩清十郎君の解任決議案賛成討論を行ないます。(拍手)  現在、国民が一致して要求していることは、物価狂乱の異常事態を一日も早く解決してもらいたいということであり、その中でも、大企業の石油危機を利用した便乗値上げを阻止してもらいたい、そして、今日まで予算委員会をはじめ各常任委員会追及された許すことのできない大企業の悪徳商法、さらには、公正取引委員会によって摘発された便乗値上げのやみカルテル等の実態に徹底してメスを加えてもらいたいということであります。  国権の最高機関である国会は、国政調査権の有効な行使によって、この国民要求にこたえる義務があるということは言うまでもありません。  今日ほど大企業のモラルがきびしく問われているときはないでありましょう。過剰流動性を悪用した土地や株式、生活必需品への投機が一昨年以降しょうけつをきわめ、それが一段落したかと思えば、今度は石油危機を逆手にとっての買い占めや物の隠匿、価格のつり上げ、さらには大商社利益隠匿、脱税等々、そのあくどいやり方は、多くを論ずる必要はないのであります。したがって、問題大企業代表者予算委員会へ呼ぶ資格、すなわち、参考人とするか、証人にするかは、国会国民の負託にこたえることができるかどうかの分かれ道にあるということであります。  荒舩清十郎君が行なった、問題大企業代表参考人とするための強行採決は、予算委員会の歴史の中で、一度たりともなかった強行採決という暴挙であるということであります。物価値上げの実態解明してほしいという国民の切実な要求を、不法な強行採決によって踏みにじってしまったのであります。さらに、公正なる委員会運営の使命をになった委員長が、自民党の党利党略を、そのまま強行手段によって実現されたのであります。  私は、今回の荒舩清十郎君のとった行為は、国民代表として断じて許すわけにはいかないのであります。と同時に、荒舩清十郎君をこのような暴挙に走らしめた政府自民党の姿勢もまた、きびしく糾弾しなければならないのであります。  自民党諸君、考えてみてほしい。今日の事態は、政府自民党が長年強引に推し進めてきた、産業優先の高度経済成長政策によって、どん欲な利潤の追求をほしいままにしてきた大企業が、長年にわたる政府インフレ政策によって物価高騰をはかり、石油危機にあたっていよいよその本性を露骨にあらわし、国民生活の深刻な不安を逆に利用した便乗値上げに狂奔したということは明らかであります。  なぜ、政府自民党は、みずからの姿勢を正すとともに、大企業の横暴をやめさせることに真剣に取り組まないのか、国民の疑問は政府に対する不信と怒りになっているのであります。国民は、大企業政府自民党癒着があるゆえに、大企業の横暴に手をこまねいていると見ているのが真実でありましょう。もしもとの疑問に反論するならば、それこそ、証人喚問によってき然たる態度を示すべきであったことは道理なのであります。  政府自民党は、その主張である、まず参考人、もし十分でなかった場合は証人に切りかえるという方法が、一見、筋が通っているようでありながら、大企業の代弁者の態度であると非難される理由を冷静に分析しなければなりません。わが党の矢野書記長が、物価へはね返る商社の脱税問題を追及し、丸紅、トーメンなど、商社の不正行為を明らかにし、国税庁もその事実を認めました。にもかかわらず、商社側の言い分は、その事実はないとうそぶいているではありませんか。また、近江委員が追及した大企業の独占禁止法違反による勧告も、悪質大企業は、この二年足らずの間に三回、四回、多いところは五回も受けているではありませんか。このような事態が明らかにされているときに、証人を呼ぶ必要性を認めない政府自民党の姿勢こそ、そのまま国民無視であり、現下のきびしい物価問題に目をつむる、あるまじき行為と断ぜざるを得ないのであります。(拍手)  しかも、公明党をはじめ野党四党は、十四日、あまりにも政府自民党のかたくなな態度に、国会審議の空白をおもんばかり、今国会において問題になった企業のみ証人に、他は参考人でもよいとするところの再提案をしたのであります。にもかかわらず、これに対して一顧だにもしなかったのであります。  しかし、憲法六十二条には国会証人喚問が定められ、これを受けて国会法にはその権限が付与され、さらには、議院における証人宣誓及び証言等に関する法律が制定され、必要があれば国政調査の一環として証人喚問行使が明記されている以上、当面する事態から、その必要性を認めることには何らの疑点も差しはさむことができないのであります。  今日の事態は、勇気ある決断がなければ解決できないことは言うまでもありません。私は、政府自民党に対し、あくまでも国会証人として大企業代表を呼び、物価問題の本質にメスを入れることを要求するものであります。(拍手)  荒舩清十郎君は、かかる重大な問題に対し、委員長としてあるまじき態度をとったことを反省し、みずから辞意を表明すべきが議会人としての常識でありましょう。しかしながら、荒舩清十郎君は、今日まで何ら反省する姿勢を示していないのであります。  私は、以上の理由をもって、荒舩清十郎君の解任決議案賛成の意を表するものであります。この不名誉な記録は、将来、わが国会の歴史に長く残されることを荒舩清十郎君はよくよく知るべきであります。  以上で解任決議案に対する賛成討論を終わります。(拍手
  14. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 安里積千代君。   〔安里積千代君登壇
  15. 安里積千代

    ○安里積千代君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題になっておりまする荒舩予算委員長解任決議案に対しまして、簡単に賛成討論を行ないます。  今国会は、異常なインフレ物価高に対処いたしまして、国民政治不信や不満の高まる中に、この危機を突破して国民生活を安定せしめるために、かつてない重大な責任を負わされた国会であります。そうして、その施策の裏づけとなりまする予算審議中であります。それだけに、予算委員長は、国民期待にこたえ、審議が十分に尽くされるよう万全を期さなければならないと考えております。  荒舩委員長は、ときに政府答弁の不明確さに対しまして明確な答弁を求むる等、積極的に熱意を示されたことのあったのも承知いたしております。これはそのような認識の上に立ったものと私は信じておりました。  審議の過程におきまして明らかにされてきましたことは、今回の物価騰貴の原因は、政府施策の誤りや行政措置のまずさもさることながら、大企業国民大衆苦しみをよそに利益追求に狂奔し、買い占め、売り惜しみ、便乗値上げなど、あくどいやり方の中にその大きな原因があると見られていることであります。このことは、資本主義、自由主義経済の最も悪い面をあらわしておるものでありまして、このまま推移し、事態の進展を見まするならば、国民の怒りは爆発的に達するであろうことを私は憂うるものであります。(拍手)  このような企業実態を是正し、企業の社会的責任を確立するということは、インフレを阻止し、物価の高騰を抑制するためにきわめて重要な根本問題であると私は考えます。そのためには、くさいものにはふたをする、そういうことでなくして、その根源にメスを入れて、正すべきものは正さなければなりません。  予算委員会におきまして、野党四党が関連企業責任者証人として喚問して、国民の手の届かないところで行なわれておる操作の実態を明らかにして、その責任追及し、正しい国民の理解のもとに国民生活の安定の道を開くということは、今国会に与えられた大きな使命であり、議会制民主主義の実をあげる上においても必要な道であると信じます。  しかるに、自民党は、国会に与えられた証人喚問の権限を回避して、参考人とすることに固執いたしまして、与野党間の意見の対立を見ましたことは遺憾であります。最終的には採決によって決すること自体は正当であります。しかし、それには時があり、道があり、対決の中にも妥協の道があったと考えております。事が重要であればあるほどそうであると考えます。  野党は、国民世論にこたえるとともに、審議の円滑運営を願いまして、提案者の趣旨説明にも見られ、また、賛成討論の中にもあらわれておりまするように、一歩譲った提案を行なったにもかかわらず、与党はこれを受け入れなかったのでありますが、なお話し合いの機会があったにかかわらず、荒舩委員長は、与党の一方的意見と何らかの圧力に屈して、突如、委員会開会を宣言して、動議趣旨説明も十分聞き取れないままに強行採決の挙に出ましたことは、私は多数決原理の乱用であると信じまするし、また、それ以外の何ものでもないと思います。(拍手)これによりまして、ますます大企業政府与党との不純な癒着の疑惑を国民に与えたこともいなめません。国会審議に対する不信感を高め、さらに自後の審議にも大きなわだかまりを残したこともいなめないのであります。  荒舩委員長が真に委員会運営の円滑化と国民に対する責任を考えるのでありましたならば、あの強行採決は十分に避け得られたものだと信じます。したがいまして、この挙に出ました責任は、まさに委員長である荒舩清十郎君にあり、解任によってその責任国民の前に明らかにすべきであると信ずるものであります。  よって、本解任決議案賛成の意を述べるものであります。(拍手
  16. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案賛成諸君は白票、反対諸君は青票を持参せられんことを望みます。——閉鎖。   〔議場閉鎖〕
  17. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 氏名点呼を命じます。   〔参事氏名を点呼〕   〔各員投票〕
  18. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 投票漏れはありませんか。——投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。——開鎖。   〔議場開鎖〕
  19. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 投票を計算いたさせます。   〔参事投票を計算〕
  20. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。   〔事務総長報告〕  投票総数 四百五   可とする者(白票)       百六十九   〔拍手〕   否とする者(青票)      二百三十六   〔拍手
  21. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 右の結果、予算委員長荒舩清十郎解任決議案は否決されました。(拍手)     —————————————  楯兼次郎君外四名提出予算委員長荒舩清十郎解任決議案を可とする議員の氏名       安宅 常彦君    阿部 昭吾君       阿部 助哉君    阿部未喜男君       赤松  勇君    井上  泉君       井上 普方君    石野 久男君       石橋 政嗣君    板川 正吾君       稲葉 誠一君    上原 康助君       江田 三郎君    枝村 要作君       小川 省吾君    大出  俊君       大柴 滋夫君    大原  亨君       岡田 哲児君    岡田 春夫君       加藤 清政君    勝澤 芳雄君       勝間田清一君    角屋堅次郎君       金瀬 俊雄君    金丸 徳重君       金子 みつ君    川俣健二郎君       河上 民雄君    木島喜兵衞君       木原  実君    北山 愛郎君       久保  等君    久保田鶴松君       小林 信一君    小林  進君       兒玉 末男君    上坂  昇君       神門至馬夫君    佐々木更三君       佐藤 観樹君    佐藤 敬治君       佐野 憲治君    佐野  進君       斉藤 正男君    坂本 恭一君       阪上安太郎君    柴田 健治君       島田 琢郎君    島本 虎三君       嶋崎  譲君    清水 徳松君       田中 武夫君    田邊  誠君       多賀谷真稔君    高沢 寅男君       高田 富之君    竹内  猛君       楯 兼次郎君    塚田 庄平君       辻原 弘市君    土井たか子君       中澤 茂一君    中村  茂君       中村 重光君    楢崎弥之助君       成田 知巳君    野坂 浩賢君       芳賀  貢君    馬場  昇君       長谷川正三君    原   茂君       日野 吉夫君    平林  剛君       広瀬 秀吉君    福岡 義登君       藤田 高敏君    松浦 利尚君       三宅 正一君    美濃 政市君       武藤 山治君    村山 喜一君       村山 富市君    森井 忠良君       八木 一男君    山口 鶴男君       山田 耻目君    山田 芳治君       山中 吾郎君    山本 幸一君       山本弥之助君    湯山  勇君       米内山義一郎君    横路 孝弘君       吉田 法晴君    和田 貞夫君       渡辺 三郎君    渡辺 惣蔵君       荒木  宏君    諫山  博君       石母 田達君    梅田  勝君       浦井  洋君    金子 満広君       神崎 敏雄君    木下 元二君       栗田  翠君    小林 政子君       紺野与次郎君    庄司 幸助君       瀬崎 博義君    瀬長亀次郎君       田代 文久君    多田 光雄君       津川 武一君    寺前  巖君       土橋 一吉君    中路 雅弘君       中島 武敏君    野間 友一君       林  百郎君    東中 光雄君       平田 藤吉君    増本 一彦君       松本 善明君    三浦  久君       村上  弘君    山原健二郎君       米原  昶君    新井 彬之君       有島 重武君    石田幸四郎君       大久保直彦君    大野  潔君       大橋 敏雄君    近江巳記夫君       岡本 富夫君    沖本 泰幸君       鬼木 勝利君    北側 義一君       小濱 新次君    坂井 弘一君       坂口  力君    鈴切 康雄君       瀬野栄次郎君    田中 昭二君       高橋  繁君    竹入 義勝君       林  孝矩君    伏木 和雄君       正木 良明君    松尾 信人君       松本 忠助君    矢野 絢也君       山田 太郎君    渡部 一郎君       安里積千代君    池田 禎治君       稲富 稜人君    小沢 貞孝君       河村  勝君    小平  忠君       小宮 武喜君    竹本 孫一君       玉置 一徳君    塚本 三郎君       永末 英一君    宮田 早苗君       渡辺 武三君  否とする議員の氏名       安倍晋太郎君    足立 篤郎君       阿部 喜元君    赤城 宗徳君       秋田 大助君    天野 公義君       天野 光晴君    有田 喜一君       井出一太郎君    井原 岸高君       伊東 正義君    伊藤宗一郎君       伊能繁次郎君    石田 博英君       石原慎太郎君    稻葉  修君       稻村佐近四郎君    稲村 利幸君       今井  勇君    宇野 宗佑君       上田 茂行君    上村千一郎君       植木庚子郎君    臼井 莊一君       内田 常雄君    内海 英男君       浦野 幸男君    江藤 隆美君       小川 平二君    小沢 一郎君       小澤 太郎君    小渕 恵三君       越智 伊平君    越智 通雄君       大石 千八君    大石 武一君       大久保武雄君    大竹 太郎君       大西 正男君    大野  明君       大野 市郎君    大橋 武夫君       大村 襄治君    奥田 敬和君       加藤 紘一君    加藤 陽三君       海部 俊樹君    笠岡  喬君       梶山 静六君    片岡 清一君       金丸  信君    金子 一平君       金子 岩三君    亀岡 高夫君       亀山 孝一君    鴨田 宗一君       唐沢俊二郎君    仮谷 忠男君       瓦   力君    菅野和太郎君       木野 晴夫君    木部 佳昭君       木村 武雄君    木村武千代君       岸  信介君    北澤 直吉君       吉川 久衛君    久野 忠治君       久保田円次君    鯨岡 兵輔君       熊谷 義雄君    倉石 忠雄君       倉成  正君    栗原 祐幸君       黒金 泰美君    小坂徳三郎君       小島 徹三君    小平 久雄君       小林 正巳君    小山 長規君       小山 省二君    河野 洋平君       河本 敏夫君    近藤 鉄雄君       左藤  恵君    佐々木秀世君       佐々木義武君    佐藤 孝行君       佐藤 文生君    佐藤 守良君       斉藤滋与史君    齋藤 邦吉君       三枝 三郎君    坂田 道太君       坂村 吉正君    坂本三十次君       櫻内 義雄君    笹山茂太郎君       志賀  節君    塩川正十郎君       塩谷 一夫君    篠田 弘作君       澁谷 直藏君    島村 一郎君       正示啓次郎君    菅波  茂君       鈴木 善幸君    住  栄作君       瀬戸山三男君    關谷 勝利君       園田  直君    染谷  誠君       田川 誠一君    田澤 吉郎君       田中伊三次君    田中 角榮君       田中  覚君    田中 龍夫君       田中 正巳君    田中 六助君       田村  元君    田村 良平君       高橋 千寿君    竹内 黎一君       谷川 和穗君    千葉 三郎君       中馬 辰猪君    塚原 俊郎君       坪川 信三君    戸井田三郎君       登坂重次郎君    徳安 實藏君       床次 徳二君    中尾 栄一君       中尾  宏君    中川 一郎君       中曽根康弘君    中村 梅吉君       中村 拓道君    中村 寅太君       中山 利生君    中山 正暉君       灘尾 弘吉君    楢橋  進君       二階堂 進君    丹羽 兵助君       西岡 武夫君    西村 英一君       西村 直己君    根本龍太郎君       野田 卯一君    野田  毅君       野中 英二君    野原 正勝君       羽田  孜君    羽生 田進君       葉梨 信行君    萩原 幸雄君       橋口  隆君    橋本登美三郎君       長谷川四郎君    長谷川 峻君       旗野 進一君    服部 安司君       浜田 幸一君    濱野 清吾君       早川  崇君    林  大幹君       林  義郎君    原 健三郎君       原田  憲君    廣瀬 正雄君       深谷 隆司君    福田 赳夫君       福田 篤泰君    福田  一君       福永 一臣君    福永 健司君       藤井 勝志君    藤尾 正行君       藤波 孝生君    藤本 孝雄君       藤山愛一郎君    古屋  亨君       保利  茂君    坊  秀男君       細田 吉藏君    本名  武君       前田治一郎君    前田 正男君       増岡 博之君    松浦周太郎君       松岡 松平君    松永  光君       松野 幸泰君    松野 頼三君       松本 十郎君    三池  信君       三木 武夫君    三原 朝雄君       三塚  博君    箕輪  登君       水田三喜男君    水野  清君       湊  徹郎君    宮崎 茂一君       宮澤 喜一君    武藤 嘉文君       村岡 兼造君    村上  勇君       村田敬次郎君    村山 達雄君       毛利 松平君    粟山 ひで君       森  美秀君    森  喜朗君       森下 元晴君    森山 欽司君       安田 貴六君    保岡 興治君       山口 敏夫君    山崎  拓君       山崎平八郎君    山下 元利君       山下 徳夫君    山田 久就君       山中 貞則君    山村新治郎君       山本 幸雄君    吉永 治市君       早稻田柳右エ門君    綿貫 民輔君       渡部 恒三君    渡辺 栄一君       渡辺 紘三君    渡辺美智雄君     —————————————
  22. 前尾繁三郎

    議長前尾繁三郎君) 本日は、これにて散会いたします。    午後二時二十五分散会      ————◇—————