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議長(
河野謙三君)
閉会にあたりまして、
一言感謝のことばを申し述べたいと存じます。
今
特別国会は、異例の
長期にわたる
国会でございました。しかも、その間、
国政審議に多大の
影響を及ぼす内外の重要問題が相次いで起こりましたが、
各位におかれましては、終始、熱意をもって
国政の
審議に当たってこられました。その御労苦に対し、ここに心から敬意と
感謝の意を表する次第でございます。
特に、会期末に際し、いわゆる
重要法案の本
会議上程につきましては、
議長としてとりました
措置に対し、種々御
意見、御
批判もあったことと存じますが、それにもかかわらず御
協力をいただきまして、充実した
質疑、
討論が行なわれ、全国民が厳粛に見守る中で、各党それぞれ正々堂々、党の主張を明確にされたのであります。のみならず、おりからの連休を返上して、長時間に及ぶ連日の本
会議でありましたが、整然とした
審査が行なわれましたのは、政策においていかにきびしい相違や対立がありましょうとも、良識と理性の府としての本院の
運営につきましては、共通した
正常化、話し合いの精神が貫かれていたからであるとかたく信ずるものであります。
なお、このたび、
議長としてとりました
措置につきましての御
意見、御
批判は、謙虚にその御趣旨をかみしめ、将来に資したい所存でございます。
参議院改革のたいまつは決して消えることはないというのが、私のゆるぎない確信でございます。
長期にわたる
国会を終えるにあたり、
各位におかれましては、特に健康に留意され、ますます御健闘あらんことを切に祈ってやみません。
御
協力ありがとうございました。(
拍手)
これにて散会いたします。
午後六時十三分散会