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中村英男君 きょう本
会議で、
畑作農作物の
共済制度を試験的に四十九年からやれるんですが、全くこれは手ぬるいと思うんです、試験的にそんなことをやるって。まあその議論は別にして、これ
適用されないかな、
共済制度の
畑作、米以外の。
そこで、
牧草であるとかくだものであるとか
園芸作物であるとか、ことに
島根県の
大根島に
ニンジンがあるんですよ、
薬用ニンジンが。これ全然
共済制度の
ワク外ですな。そこでこれらの問題について、これはつかみで
助成ということはなかなかむずかしいと思うが、やはり県は県でこれはいろいろ
助成していると思うんですね。
牧草にしてもいま地割れがして、これはそのままじゃどうにもならない。これは一ぺんブルドーザーでやって整理してそれで肥料をやって種をまかなければならぬですね。そうすると苗代だとかそういういろいろな
費用は
市町村も県も
助成するでしょうが、それを何らかの形で国が
肩がわりをやってもらえぬかどうか。これは
特別交付金の中へ入れるか何か
方法があろうと思うんですね。私は
専門家でないからわからぬが、ひとつそういうことをやってもらいたいと、こういう
要望があるんです。
まず、
牧草や
——大根島なんか植木、
園芸をやっておるんですね。それから
ニンジンなんかはやっかいなことには、その苗がないんですね。あれは七年で一人前に売れるものです。ところが、一年生、二年生がいまやられておるんですね。そうすると、日本には苗がない。
韓国に注文すると、
韓国は
輸出禁止ですから、六年先には
ニンジンは収穫皆無なんです。七年生で金になるんですから、いま一年生、二年生がやられておると、六年先の
薬用ニンジンをつくっておる農家は収穫皆無です。こういうきめのこまかな特殊な例があるように思うんですが、それぞれ県も連絡すると思いますが、そういう問題をきめこまかく取り上げて、ひとつ
農民が困らぬように具体的な
処置をしていただきたいと思うが、その点どうですかね。