○田邊
委員 最後に、私は
小林さんにお願いしておきたいと思うのです。希望しておきたいと思うのです。それは、
小林さんということだけではなくてわれわれも含めて、国会の
発言について希望しておきたいと思うのですが、私、あなたの
調査がどういう観点でやられたかはつまびらかではありませんけれ
ども、私
どもが、この問題が起きた
あと月夜野の
登記所で
登記の事実についていろいろ
調べたところが、あなたがいろいろと言われた中に属しているのかどうかわかりませんけれ
ども、四十四年九月二十九日に五千六百三平米のものが
登記されておりますけれ
ども、これが合筆
登記であるというようなこともありまするし、したがって、税のほうでもって
調べますると確かにこれは買ったようになるんですけれ
ども、それと登計面とは若干違うということが明らかになったわけですが、そういった面と、それからやっぱり、感覚的に言いますと、私は、
岩竹日影の場合もまた別の観点でこれは見るという感じもするわけなんで、ですから必ずしもこの新幹線のルートができることとほんとに
関係あるのか、あるいは
関係ないのかということについてはなかなか判断に苦しむところもあるわけですね、場所は。石倉は別ですよ。ですから、そういったこともあります。それから
小林さんも言われているように、この物特の、私は事情を知りませんけれ
ども、非常に切り詰められた時間の中で
発言されておるので、私は、どうも十分意を尽くしてないんじゃないかと思うのですね。ですから、そういう切り詰められた時間の中で
発言をされる際に、この種の、いわば事実
関係を含めた
発言をされることについては、なかなかやはり技術上むずかしいんじゃないかという気がするので、いま私が筋道を追って
質問いたしましたとおり、あなたの大体の
質問の趣旨、目的としては私
どもも理解をしておるわけです。けれ
ども、やはり
質問の方法なり
調査の方法なりについてまだまだ見きわめていただく必要があったのではないかというように私は思うのですよ。それは、もちろんあなたの
発言だけが問題なのではなくて、
田中総理も、それに対する
答弁の中で、この事実については知っておらないばかりでなく、そんな事実はないはずですというようなことを言っておるわけですね。これはちょっと見れば、
総理が第一こんな事実がないということを断定するのもおかしいじゃないかと、こうなってくるわけでありますから、
ことばじりをとらえますと、
小林発言なりあるいは
総理答弁なりについても、これを
あとでもって
議事録を詳細に見てやりますと、それは
相当私は、てにをはがなかったり、あるいはいかがかと思うところが出てくるだろうと思うのですけれ
ども、しかしそれはそれなりにお互いに注意して
発言は行なわなければならないということもございますから、そういった点でひとつさらにあなたの一そうの研さんとくふうと努力を私は願わなければならぬ、こう思うのです。このことはもちろん
懲罰とは
関係はありませんし、われわれ
自身も、こんなことを言っておりますけれ
ども、なかなか
発言のやり方について拙劣なところがあって、内心じくじたるものがありますけれ
ども、しかしいずれにしてもそういったことはお互いにやはり努力をしていかなければならぬことだということを私はこの問題を通じて痛感をいたしましたので、たいへん余分なことのようですけれ
ども、あなたに特に希望しておきたいと思います。
以上をもって終わります。